ヘッドホンとイヤホン。どちらも音楽を聴くためのデバイスなのだが、どちらか一つを選択するべきか迷う人も多いはず。
本記事ではイヤホンとヘッドホンを併用している管理人が「一つに絞って買うならどっち?」というテーマで思うことを書き連ねていこうと思う。
まずは結論 一つに絞るなら断然イヤホンがオススメ
初めに結論を言ってしまうと僕はイヤホンの購入をオススメする。
ヘッドホンと比べて取り回しが楽で使う場所を選ばないのはもちろん、今までは技術的問題で搭載が難しかった
- ノイズキャンセリング
- 高音質
- 長時間のバッテリー持ち
等もAirPods Proをはじめとする高価格帯の製品を筆頭に、ここ最近は1万円の普及価格帯の製品でも使えるようになってきたのは大きい。
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イヤホンの進化でヘッドホンを選ぶメリットが少なくなり、実用面でのデメリットが目立ちやすくなったので「それならイヤホンでよくない?」という話。
ちなみに僕個人はヘッドホン派
ただ、僕個人の好みを言うなら断然ヘッドホンが好き
確かに近年のイヤホンはかなりヘッドホンに近い性能と音質を持つようになったが
- 長時間つけっぱなしにしても疲れない装着感
- 3〜5時間ぶっ続けで使い続けても余力のあるバッテリー持ち
- イヤホンよりも広域で響かせる音の出し方
- 有線接続が可能(ここ重要)
は未だにヘッドホンでないと味わえない体験なので、ヘッドホンと同等レベルのノイキャンを備えるイヤホンを購入した今でも積極的に使っている。
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一応過去にヘッドホンをやめてこれらのイヤホンだけで過ごしてみたものの
- 長時間使用した時の付け心地がぁぁぁ!!!!!
- 音の聞こえ方がなぁ...
- 有線接続できねぇ!!!!!
などのストレスから1ヶ月程度で元の環境に戻してしまった。もはや無駄なこだわりでしかないが、僕個人としてはヘッドホンを使う方が色々使い勝手が良いため
- メイン利用(長時間使用)→ヘッドホン
- サブ利用(10分未満の短時間使用)→イヤホン
という形をとっている。
僕が使っているイヤホンとヘッドホンはこれ
そんな僕が使っているイヤホンとヘッドホンはこれ
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ヘッドホンは「信者の耳当て」とも言われているAirPods Max
イヤホンは同じくApple純正のAirPods Pro(第1世代)を併用している。
初めに イヤホンを選ぶべき3つの理由
前置きはこれぐらいにして僕がイヤホンを購入するべきだと思っている3つの理由について話してしまおうと思う。
1 どこへでも持ち運べる携帯性
まずは何を隠そう持ち運びのしやすさ。
特に左右分離型の完全ワイヤレスイヤホンは持ち運びに苦労することはない。
ポケットの中にスマホと一緒に入れても嵩張ることはないし、ヘッドホンと比べれば重量は圧倒的に軽い。当然持ち運びの為にカバンを選ぶ必要もないため、使うシチュエーションを選ぶことも全くない。
- どこへでも持ち運べて
- 使う場所を選ばず
- いつでも使える
この小ささが生み出す万能性はヘッドホンよりも明確にイヤホンが優れている部分であり大きなメリットだ。
2 メガネやマスクに左右されない付け心地
耳の上から覆い被せるヘッドホンと違い、耳の穴に直接突っ込んで装着するイヤホンはメガネやマスクといった顔につけるアクセサリー(?)に邪魔されることがない。
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どうしてもヘッドホンは構造上これらのつけ外しに手間取るだけではなく、相性問題を気にする必要がある。それこそ最悪の場合買い替えが必要になるパターンも...
イヤホンならその辺りを気にする必要が一切ないため、気兼ねなく使うことが出来る。
3 なのに便利機能は全部入り
それでいながら
- ヘッドホン顔負けのノイズキャンセリング
- ヘッドホン顔負けの音質
- 防水
- ワイヤレス充電
などの機能が一部、ものによっては全て使える。
特に一昔前まではヘッドホンでしか使えなかったノイズキャンセリングと高音質なサウンドがポケットに収まるサイズで利用できるインパクトは大きい。今までは
- 最低でも3万円は必要な高い出費
- 気軽に持ち運びにくいサイズ感
でようやく構築できた快適なリスニング環境を圧倒的少ない労力で実現できるのだから。
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しかも近年はこれら便利機能を備えたイヤホンの低価格化も進んでいて、例えば当ブログで以前レビューしたAnker SoundCore Life P3という製品は
- ヘッドホン顔負けのノイズキャンセリング
- ヘッドホン顔負けの音質
- 防水
- ワイヤレス充電
が全部入ってお値段は8000円。同等の機能を備えたAirPods Proやヘッドホンが3〜4万円以上することを考えればこの価格が如何に凄いかよくわかるだろう?
とにかくヘッドホンと比べて物理的な取り回しに優れながらも、機能面で劣っている部分が殆どないことをおわかりいただけたと思う。
イヤホンのデメリット →「ない」
メリットを一通り話したところでデメリットを...といきたいところなのだが、近年のイヤホンの完成度があまりにも高すぎてデメリットが無い。いや本当に()
殆ど埋まった性能差
僕がブログを書き始めた2019年当時
- 本格的なノイズキャンセリング
- 高音質
- 長いバッテリー持ち
を手に入れる為には3万円はするヘッドホンの購入が必須だった。
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イヤホンでも同じような機能を備える製品は出始めたばかりで
- バッテリー駆動時間が短い(3時間程度)
- イヤホンの割にはデカい
- 音質が微妙
などの粗がどうしても目立ってしまい、ヘッドホンの代替えとしては役不足感が否めなかった...
しかし2023年現在。特に完全ワイヤレスイヤホンはノイキャンや音質が大幅に向上したのはもちろん
- 筐体サイズは小型化
- しかも同等機能を備えた製品の低価格化
が進みヘッドホンとの性能差が殆どなくなってしまったし「ヘッドホンを選ぶ必要性」も無くなってしまった。
デメリットが目立ちやすくなったヘッドホン
その結果どうなったかというとヘッドホンのデメリットが悪目立ちするようになった。
よくよく考えて欲しい。あなたは
- 音質やノイズキャンセリングの強さは殆ど同じ
- なのに持ち運びはしずらく、使えるシチュエーションも限定的
- 値段は同等性能のイヤホンとトントン
という製品をわざわざ選ぼうと思うだろうか?携帯性と万能性に優れるイヤホンという最高の選択肢があるにも関わらずだ。
少なくとも「ただ出先で音楽を聴きたいだけ」なら持ち運びにくいヘッドホンを選ぶ必要性はないはず。それなら高音質で機能性に優れたイヤホンを購入した方が使い勝手も良く、幸福度が高いと思う。
ヘッドホンはこだわりたい人向けの製品
殆どの場合においてイヤホンを選んでおけば間違いない状況下でヘッドホンを買った方がいいという人は色々こだわりたいマニアぐらいだと思う。
例えば
- イヤホンの連続駆動時間に不満がある
- 普段はワイヤレスで使用しながら有線接続でも使いたい
- ヘッドホンの空間的に響かせる音の作りが好き
といった具合に殆どの人が気にしないであろうことまで拘りたい人はヘッドホンを購入した方が幸せになれる。
というかそういう人ってヘッドホンを購入しないとものすごくストレスを感じてしまうと思う()
今回の総括 イヤホンが強すぎる
マジでイヤホンが強い。強すぎる。
一昔前まで指摘されていた弱点も殆どの人が気にならないレベルになって、導入コストも大幅に下がって買いやすくなっていてデメリットを探そうにも粗探しをするようなもので特段気にする必要もない。
商品としてのイヤホンが持つ魅力が強すぎる...。いやほんとに。