ケンボウのガジェット部屋(旧Apple大好き.com)

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【レビュー記事】手放すべきなのに手放したいと思わない不思議なヘッドホン。学生Apple信者によるAirPods Max1ヶ月使用感レビュー

kenboapplegadget.hatenablog.com

今回は以前紹介したAirPods Maxを1ヶ月使ってみて感じたレビュー....というよりも使っていて感じた不思議な魅力についてお話ししていきたいと思う。

 

 

 

まず初めに

僕はこのAirPods Maxを決してオススメすることはない。少なくとも定価で買うべき製品ではないと思っている。

オススメしない理由については後述するが、端的に言えば価格に対してスペックや付加価値が全くついてきていないというのが最大の理由。

円安で値上げされる前ならまだしも、値上げ後の8.5万円という価格はいくらなんでもぼったくりすぎだ()

故に僕も一度はAirPods Maxを手放そうと本気で考えて実際電車に乗って大阪のイオシスまで行こうとした。が、結果的には今後も使い続ける判断を下している。その理由も後述していこうと思う。

 

AirPods Maxを手放そうと思いかけた3つの大きな理由

さて、以前のレビュー記事でお伝えした通り今回僕はAirPods Maxをほぼ衝動買いとも言える理由で購入してこの1ヶ月使い続けてきた。

そのため購入直後の熱が冷めると少しずつこいつの欠点が出てき始めた...

 

1 スリープ時のバッテリー消耗が想像よりも激しい

通常のヘッドホンと違ってこのAirPods Maxには電源のオンオフという概念が存在しない。

ブラジャーやパンツと言われているApple純正のスリーブケース

その代わりこのスリーブケースをきっかけにその他のAirPodsシリーズと同じような制御(ケースから取り出すとスリープ復帰、ケースに入れるとほぼ電力を消耗しないスリープモードへ移行する)がなされているのだが、これは別に何の問題もない。寧ろ「Appleらしいシンプルな使い勝手だなー」と好印象に感じているぐらいだ。

一番の問題なのは「殆ど電力を消耗しない超消費電力モードが作動している」にも関わらずスリープ時のバッテリー消費量が著しく大きいこと。

具体的には一晩(8〜10時間)で7〜10%もバッテリーを消費してしまう。もちろんこの間はスリーブケースにずっとしまってAirPods Maxを使用することはない。「非使用時」でこの有様だ。

現状僕の環境だと使用状況に関係なくフル充電から3日後には大体60%辺りまでバッテリー残量が落ちるので、満足に使おうと思うと1週間に2回は充電が必要。

いや、イヤホンタイプのAirPodsかよ!!!!

と思うほどにスリープ時のバッテリー持ちがトニカクワルイ()

みなさん考えて欲しい。こいつはヘッドホンだ。完全ワイヤレスイヤホンよりもたくさんのバッテリーを積んでいる分、バッテリー持ちは良いはずなのに充電サイクルがAirPods Proと同じなんておかしいと思わないだろうか?

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少なくとも前使っていたSONYのノイキャン付きヘッドホンWH-1000XM3の方がバッテリー持ちという点では圧倒的に優っていたと言って良い。同じヘッドホンなのになぜここまでバッテリー持ちが悪いんだ...?(ちなみに使用時のバッテリー持ちは並)

 

2 ノイキャン性能が微妙

そしてAirPods Maxの売りの一つであるノイキャン。これも微妙だ。

しかしこれはAirPods Maxのノイキャン性能が悪いのではなく

  • 技術の進歩でAirPods Maxよりも強力なノイキャンを装備したイヤホンやヘッドホンが台頭してきた
  • 発表当時よりの値段が上がったことで価格と性能の相対的なバランスが崩れた

など外部的な要因が大きいのだが、それを加味したとしてもAirPods Maxのノイキャンは微妙と言わざるを得ない。

ここ最近のイヤホンやヘッドホンだと普通に掻き消せる

  • 電車の走行音
  • 街の喧騒
  • 車の走行音

が「音楽をかけている状態」でもノイズとして入ってくる。「ノイキャン付きヘッドホン」として流石にこれはどうかと思うわけだ...

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ぶっちゃけノイキャンの強さは2.5万円で売っているSONYのWF-1000XM4やAirPods Pro(第2世代)の方がかなり効きが良い。音楽をかければ周りの音は無音と言っても良いレベルまで消えるし、付けているだけでも周りの音がかなり軽減される感覚は感動ものと言っても良いだろう。

これらはAirPods Maxよりも後発の製品とはいえ

AirPodsシリーズ最上位モデルとしてスタンダードモデルに劣っている性能ってどうなの?」

という疑問は拭えない。

 

3 アーケードの音ゲーにて入力機能が死ぬ

これ完全にマニアックな使い方なのだが

  • チュウニズム
  • オンゲキ

をはじめとするアーケード音ゲーにおいてAirPods Maxを有線ヘッドホンとして使おうとすると有線入力が機能しない。

あのうるさいゲーセンの中で集中するためにノイキャン機能を有効活用したかっただけにこのデメリットは個人的に相当なイマイチポイント。良くも悪くもAirPods Maxの尖った仕様がここにきて尾を引いている感じがする...

 

使用感がAirPods Proと同じという悲劇()

  • バッテリー持ちはSONYBOSEのヘッドホン以下
  • ノイキャンに至っては現在主流の完全ワイヤレスイヤホン以下
  • 有線出力機能も一部制約あり

...

...

...

いや、AirPods Proと使用感同じじゃないですか()

ヘッドホン故にヘッドホン単体の連続稼働時間が長かったり、音質が良かったりするメリットがあるとはいえ、その優位性を致命的とも言えるデメリットが完全に上回っているので使い勝手は完全にAirPods Proと同じ。いや

  • 取り回し
  • 充電の煩わしさ

ではAirPods Pro以下と言っても良いだろう()

「だったらわざわざこいつを使う必要なくね?」

という結論に至り、手放すことを決意...していた(過去形)

 

売却を踏みとどまったたった1つの理由

しかしながら結局のところAirPods Maxを売却する事はなかった。定価8万円のヘッドホンとしては微妙すぎるデメリットがあるにも関わらずだ。

なぜ売却しなかったのか?その理由は至ってシンプル

Apple最高のヘッドホンを身に付けられている高揚感と所有欲に他ならない(オイ)

 

なんだかんだ所有欲は高い

ある意味コミュディティ化してしまったAirPods Proと違い、このAirPods Maxは値段の高さとヘッドホンというジャンル故に一般大衆にはそこまで普及していない(=使っている人が少ない)製品。だからこそ使っている時の満足感や所有欲はかなり満たされる。

このスペースグレイカラーも他のApple製品と色を揃えられる分、所有欲をブーストしてくれる

...ブランドものを身につけている人の気持ちがどんなものなのかわかった気がする()

 

個人的にイヤホンよりもヘッドホン派というのもある

また趣向の問題でイヤホンよりもヘッドホンの方が好きというのも踏みとどまった理由の一つでもある。

完全に好みの問題ではあるのだが、やはり僕はヘッドホンの「空間で響かせる音の聴かせ方」が好きだ。

 

今回の総括

今後しばらくの間はメインのヘッドホンとして愛用予定。出来ればApple Watch Ultraと一緒に使いたい...

というわけでAirPods Maxはデメリットを承知の上で今後しばらくの間メインのヘッドホンとして愛用し続ける予定。少なくとも寒さが引く春先までは使い続けようと思う。

あと...出来れば同じく信者アイテムであるApple Watch Ultraと一緒に使って

「見よ!これが信者のガジェットだ!!!!!」

と自己満足してみたい()

ただApple Watch Ultra12万円するんだよな...。いつになったら買えるのやら((ボソッ…

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