ケンボウのガジェット部屋(旧Apple大好き.com)

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【現状最強のノイキャンヘッドホン】SONY WH-1000X M3を7日間使い込んで分かったこと

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kenboapplegadget.hatenablog.com

先日SONYの最上位ノイズキャンセリング付きヘッドホンWH-1000X M3を開封していから電車の中や家の中でみっちり使い込んだ。
今回は様々な環境で7日間使い込んで分かったことを使用感レビューとしてまとめていこうと思う。もちろん悪いところもきっちりとお伝えするつもりだ。
それでは今回も行ってみよう。

 

 

 

今回紹介する商品はこちら 

冒頭でも述べた通り今回レビューしていくのはSONYから発売されているWH-1000X M3というノイキャン付きのヘッドホン。

ちなみにすでに新モデルが登場しているためこの記事で紹介するM3は一つ型落ちのモデルとなる。(下が新モデル) 

 

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WH-1000X M3を7日間使い込んで分かったこと(メリット編)

 

1 静寂をもたらす圧倒的ノイズキャンセリング性能

「えっ、こんなに静かになるの?」と感じてしまうぐらいにWH-1000X M3のノイズキャンセリング性能は強力。それこそAppleAirPods Pro以上の強力な性能を誇る。

 

人の声がうるさいカフェの中だろうが風切音がすごい電車の中だろうがノイズキャンセリングをオンにして音楽をかけてしまえば周りの音は一切聞こえなくなる。

故にいつ何時どんな場所にいようが集中できる空間と時間を確保することができる。

高校に入ってからの2年間。部活などの絡みで家で落ち着いてブログをかける時間が少なくなった僕にとって「どんな場所でも自分の集中できる空間を作れる」というのは大きなメリット。実際にこの記事も電車の中や駅内のちょっとした空き時間に音楽を聴きながら少しずつ書き進めている。HHKBでもそうだがそんな場所でも最高のパフォーマンスを引き出してくれるガジェットは最高だ。

 

2 耳がとろける高音質

ヘッドホンを使う理由の中に「イヤホンに比べて良い音質で音楽を楽しめる」というのがある。もちろんこのWH-1000X M3の音質もとてもいい部類で特にスマホの音源をハイレゾ相当に引き上げてくれる「DSEE-HX」の効果は絶大。

この機能をオンにすることでiPhoneiPadなどの音楽再生ではそんなに大したことのないプレイヤーで音楽を聴いても周りの音をかき消すノイキャンと組み合わせて迫力のある音で音楽を楽しめる。 

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この記事の通り使用頻度の低さからWALKMANを手放しているのでメインで使っているApple製品でより高音質で音楽を楽しめて最高でしかない。

 

3 「自分の世界」→「周りの世界」の行き来がスムーズ

SONY製ヘッドホンの一部機種には右側のハウジング全体を手で覆うと一時的に音楽のボリュームを絞って外音を取り込んでくれる「クイックアテンションモード」という機能が搭載されているのだがM3になってレスポンスがかなり良くなったように感じた。

どうしてもノイキャンをずっとオンにして作業をしていると聞かなくてはいけない音(電車のアナウンスなど)が聞こえなくなってしまうし、途中で人に話しかけられた時にいちいち外音取り込みモードをオンにするのもめんどくさい。そのため僕は即座に周りの音を取り込めるクイックアテンションモードを多用することがかなり多い。

言ってしまえば「超集中モード」と「休憩モード」の切り替えをさっと行えるモードがより便利に使えるようになった。

 

4 眼鏡との併用でも全く頭が痛くならない

Solo Proのようなオンイヤー型ヘッドホン(耳に乗せるタイプ)はかなりの高確率で耳が痛くなりがち。せっかくノイズキャンセリングという素晴らしい機能がついているにもかかわらず耳の付け根辺りを中心に1時間程度で限界がくる。

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これが眼鏡をメインに使っている僕にとっては致命的でApple製品との親和性が最高な Solo Proを手放すきっかけにすらなったぐらい。

しかしこのWH-1000X M3は1〜2時間程度の連続使用なら余裕。普段このヘッドホンは電車での通学の際に使っているがSolo Proの時に感じていた耳の付け根が痛くなると言ったことも全くない。

まぁWH-1000X M3の初代モデルにあたるMDR-1000Xでも全然耳が痛くならなかったことを考えればやはり眼鏡ユーザーはオンイヤーヘッドホンではなくオーバーイヤーヘッドホンを買った方が無難なのではないかと思う。

 

5 万能規格のType-Cはメリットでしかない

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WH-1000X M3もType-C...iPad ProもType-C...iPhoneだk(殴)

ぶっちゃけ世の中の全てのケーブルをType-CとLightningの2つに絞って欲しいと思うほど「MicroUSB→Type-C」の変更はメリットでしかない。

汎用規格のType-Cは仮に充電用のケーブルを忘れてしまった場合でも近くの家電屋やダイソーでも簡単に入手ができる上にMacBook使っているのであればMacBook用のケーブルをそのまま使って充電もできてしまう。

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MacBook Pro付属の充電ケーブルでヘッドホン本体を充電可能

当然ケーブルが統一されれば充電のために持ち運ばなくてはいけないケーブルを減らすこともできるわけで荷物の軽量化にも役立つ。

 

6 有線接続ができる

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音ゲーマーにとって有線接続の有無は非常に重要

実は僕自身iPadの方で結構音ゲーをやりこむのが大好き。

ご存知の通り音ゲーは降ってくるノーツ(音符みたいなやつ?)を音楽に合わせてタイミングよくタップするゲームでもし「音楽」と「実際にタップした感覚」にズレがあるとスコアの低下に繋がりなかねない。

そういうわけで使う頻度は少なくても僕はiPadにヘッドホンを有線で接続して使うことがある。このWH-1000X M3も付属のオーディオケーブルでの有線接続が可能なのでSolo Proのように専用ケーブルを買い足さなくてもいいのがいい。ちなみに遅延が気にならなくなる他、WALKMANをはじめとするハイレゾ対応プレイヤーに有線で繋ぐことでハイレゾ音源をそのまま聞くこともできる。

 

7 高級感のあるデザイン

f:id:kendouken76:20200823160858j:plainMDR-1000Xの時点でも素晴らしいデザインだったのがM3になってからより洗練された印象

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SONY

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めちゃめちゃ柔らかい

ふふふ...この素材の抱き枕でもあったらいいのに

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持っている喜びを感じられる

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タッチパネル式を採用したからこそ実現できたこのシンプルなボタン配置。Apple製品と同じような無駄なものを取り除いたシンプルなデザインを感じる。

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ちなみに僕はブラックモデルを選択したがもう一色のプラチナシルバーも上品さがあっていい感じ。ブラックの「高級感」よりも落ち着いた「上品さ」を求める人はこちらを購入してもいいのではないだろうか?

 

WH-1000X M3を7日間使い込んで分かったこと(デメリット編)

 

1 タッチパッドの感度が悪い

このWH-1000X M3の基本操作は右側についているタッチパッドで行う。が、このタッチパッドが曲者で暑さで指が湿っている時の反応がものすごく悪くなる。最悪の場合指の操作に反応しないなんてことも。

中でも先ほど紹介したクイックアテンションモードがうまく作動しないことが多い。MDR-1000Xの時は指を少し触れただけでもしっかりと認識してくれたのでその感覚に慣れてしまっている以上余計に使いづらさを感じてしまう。

 

2 Bluetoothで接続されてから音楽が流せるようになるまでが遅い

初代モデルからの課題としてBluetoothで接続されて実際に音楽を流せるまでの時間が遅い。少なかれAirPodsほどの快適さはない印象だ。

この動画のようにMacBook Proに接続されてから実際に動画がヘッドホン側から流れるようになるまでに2〜3秒程ラグがあるのがお分かりいただけると思う。

これヘッドホン側では「Bluetooth Connected(Bluetooth接続しました)」という音声が流れているのにそのアナウンスを信じて音楽を流すとまだ接続されておらずiPadMacから爆音で音楽が鳴り響く事故を何回か経験している...家の中だったらまだしも電車の中やカフェの中だったら大惨事だ。

AirPodsの場合H1チップのおかげで最適化が行われているとはいえ耳につけて「ブォン」という接続音がなった瞬間に接続が切り替わるのでヘッドホン側から音が出ない事故が起こることもない。


SONYのノイキャンワイヤレスに関する5つの不都合な真実 SONY WF-1000XM3 最後のレビュー


進化したソニーのノイキャンヘッドホン!WH-1000XM4レビュー

実はこの問題点は完全ワイヤレスイヤホンのWF-1000X M3やこのヘッドホンの後継機種となるWH-1000X M4でも改善がされていない模様。個人的には音質や新機能よりもまずはワイヤレス製品にとって一番重要な接続性をもっと改善して欲しい。

 

3 機器間の切り替えがめんどくさい

AirPodsの爆速切り替えに慣れすぎているということを除いてもWH-1000X M3の機器間の切り替えはめんどくさい。もう少し厳密にいえば「マルチポイント接続」に対応していないのがイマイチすぎる。

マルチポイント接続に対応している製品であれば次に使いたい機器のBluetooth一覧画面からヘッドホンを選択することで

現在使っている機器とのBluetooth接続を解除

次に使いたい機器に自動的に接続

という流れをヘッドホンを操作することなく行えるのでかなり便利。ちなみにSONY製品では僕も使っているシステムコンポのCMT-X5CDや

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SONY製の一部完全ワイヤレスイヤホンには搭載されている機能

 

おそらく技術的には不可能でないはず。ぜひM5ではマルチポイント接続への対応をお願いしたい。

 

WH-1000X M3をオススメしたい人

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今の時期にM3をオススメしたい人は予算などの関係でとにかく「安価」に「最強レベル」のノイズキャンセリング付きヘッドホンを購入したいという人

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徐々に価格が下がってきている...(2020年8月23日現在)

Amazonだと新品で29800円。新型モデルが発表されるまでは32000〜35000円ほどで販売されていた時から最低でも3000円値下がりしたことになる。ちなみにメルカリだと半年程度の使用品が2万円前半から。M4の44000円と比較するとかなりお安く買えることが分かるだろう。

ぶっちゃけ今回のM4はマイナーアップデートでデザインも内部性能もそこまで劇的な進化を遂げたわけではないので「M4の新機能に惚れた!」でもない限りは型落ちのM3を購入しても十分満足できると思う。

 

今回の総括

現段階で最強レベルのノイキャンヘッドホン。迷っているならすぐポチれ

このWH-1000X M3は先代のMDR-1000XやSolo Proに感じていた不満点をほぼ完璧に解消してくれたため現時点ではものすごく満足。

もちろん接続性の遅さや切り替えの面倒さという問題はあるが初代モデルからのデメリットでもあるのでそこに注意をしながら使っていくつもり。

もしもあなたがノイキャン付きヘッドホンの購入を考えているのであれば価格と性能のバランスが取れたWh-1000X M3を候補に入れてみるのもオススメ。

今回は以上だ。ではまた次の記事で。