
kenboapplegadget.hatenablog.com
この度、今年の6月末に購入したMeta Quest3を手放してしまった。
今回は供養も兼ねて手放した理由や想定していた使用感と現実のギャップについてまとめていこうと思う。これから購入を考えている方の参考になれば幸いだ。
それでは今回も行ってみよう。
まずは結論 手放した理由は主に3つ

先に結論から言ってしまうと僕がMeta Quest3を手放した理由はこの3つ
- バッテリー持ちが悪すぎた
- 環境構築が思ったより面倒臭い
- バイク購入でそちらにお金を回したかった
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確かに当初想定していた
いつでも、どこでもデュアルディスプレイ環境で作業が出来る
という理想を限りなく近い形で現実のものに出来るツールではあったのだが、実際使ってみると色々無理している部分が多く
作業効率を上げるために買ったのにむしろ下がってしまうという本末転倒な結果になってしまった。
1 バッテリー持ちが悪すぎた

一番の欠点と言ってもいいのがこれ。
信じられないぐらいバッテリー持ちが悪いのだ。
純正の拡張バッテリー付きストラップを使用していた僕の環境はまだマシな方で、なんと本体内蔵のバッテリーだけで駆動させると1時間程度でバッテリー切れを引き起こす。
「じゃあ、電源に接続した状態ならいいのでは?」
と思うかもしれないがこれもダメ。消費電力が高すぎるせいで150W級の充電器に接続しようがバッテリー切れまでの時間が少し伸びるだけで根本的な解決にはならない。
Meta Quest3君、最大150W出力ができるツヨツヨ充電器と純正エリートストラップ(バッテリー付き)を接続しているにも関わらず、Immersed使ってるとジワジワバッテリー消費していっているのは何故なぜなーぜ
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2024年7月25日
せめて電源接続でずっと使える仕様なら良かったのだが...はっきりいってこれだと電源環境の整った出先でも使い物にならない。
2 環境構築が思ったより面倒くさい
今回僕はImmersedというアプリとMeta Quest3を使用して環境を構築したのだが
これ実際に使ってみると結構めんどくさい。
まず利用にあたってMeta Quest3側とPC側それぞれにアプリをインストールした上で両方とも起動させておく必要がある上に
- 安定したWi-Fi環境
- 電源
も必須。やっとの思いで環境構築しても一度ゴーグルを外してしまうとアプリの再起動からやり直し...。マジで面倒すぎる。
Apple Vision ProのようにOSレベルで連携していると気軽に使えて良いなと思いつつ、色んなデバイスとの互換性を持たせるとこういう仕様にならざるを得ないよなと考えてしまう部分もある。
3 バイク購入でそちらにお金を回したかった

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上記の理由に加えて、バイク購入でお金の優先順位度が変わったのも大きい。
月々ある程度の固定費が発生している中で使用頻度の低いデバイスに7000円弱のお金をかけるのは、流石の僕でもお金を無駄にしている感が否めなかった()
とはいえ コンセプト自体は素晴らしい

現状技術不足でイマイチ実用性に欠ける部分もあるとはいえ
いつでも、どこでも、広大な作業環境で作業が出来る
というコンセプトそのものは確かに素晴らしいものだと感じさせられた。
実際、環境構築を終えてバッテリーが持つ間に関しては自宅にいる時と遜色ない感覚で作業ができた(細かな部分での使い勝手が悪いのだが...)
今ここで挙げた課題もおそらく将来的には解決してくるだろうし、そうなった時は再度チャレンジしてみようと思う。
今回の総括 理想と現実の落差で苦しんだ半年間
良くも悪くもMRヘッドセットを使ったヘッドアップディスプレイは早すぎる印象が強かったし、この半年間は「自分の理想を完璧に叶えるにはもう少し時間がかかるんだな」と分からされた機会になったように思える。
Meta Quest3自体は今買えるヘッドセットの中で最もバランスが取れていてオススメの1台ではあるのだが...
