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今回は全MacBookユーザーにオススメしたいと思うほど気に入っている「Caldigit TS3 Plus」を2年間使ってみて分かったメリット・デメリットをお届け。はじめに言っておくと「この製品の利便性は半端じゃない」
- まずは結論
- ドッキングステーションとは?
- Caldigit TS3 Plusの特徴
- Caldigit TS3 Plusを2年間使って分かった良い所
- Caldigit TS3 Plusを2年間使って分かった悪い所
- 今回の総括
まずは結論
詳しい説明の前に結論から。
MacBookユーザーなら購入して絶対に後悔しない製品。強いていうなら「価格」はデメリットかも...
特に近年のMacBookを使っているユーザーであれば、このドッキングステーションを購入することで
- デスクトップモードとラップトップモード(単体使用)のシームレスな切り替え
- ちょっとしたデスクトップと同等の拡張性
を手に入れることが出来るので本当にオススメ。というか金があるなら絶対買うべきだ。
ドッキングステーションとは?
というわけで僕が絶賛するCaldigit TS3 Plusについてレビューしていく前に「そもそもドッキングステーションと呼ばれる製品がどのようなものなのか」についてその魅力や利便性を伝えやすくするためにも簡単に説明させていただきたい。
おそらく近年のMacBookを使っているユーザーであれば写真のような「USB-Cハブ」と呼ばれるType-Cから
- USB-Aポート
- HDMIポート
- LANポート
- 電源供給用USB-Cポート
を接続可能にするアクセサリーを使っていると思うのだが、このUSB-Cハブというのはハブが動作するために必要な電力を「パソコン側」から賄わなければいけない都合上
外付けHDDやオーディオインターフェイスなど「動作にあたってそれなりに電力を食う周辺機器」をたくさん接続すると動作が不安定になる
というデメリットが存在する。
(一応、外部から電源を供給することで多少はマシになるがハブ本体にはかなりの負荷がかかる)
一方、ドッキングステーションも製品の使い方自体はType-Cハブとほとんど同じだが
ACアダプターによる安定した電源供給
が行われるためたくさんの機器を繋いだ時の安定性は抜群。
加えて
- Type-Cハブよりも豊富な端子類(=沢山の周辺機器を接続可能)
- パソコン側への接続はケーブル一本でOK(配線がスッキリする)
であるが故、クラムシェルモード運用のようなノートパソコンに沢山の周辺機器を接続してデスクトップライクな使い方をする時の使い勝手がめちゃくちゃ良い。
その分、持ち運んで使うことは想定されていない。完全にデスク据え置きで使うことが前提の製品だ。
Caldigit TS3 Plusの特徴
そんなドッキングステーションの一つであるCaldigit TS3 Plusの特徴は以下の通り
- 豊富なポート類と安定した動作
- Mac似合うカラーリング&デザイン
- Thunderbolt3対応
一つずつ解説していく。
1 豊富なポート類と安定した動作
デスク上に備え付けで尚且つコンセントから安定した電源供給を受けることが前提のCaldigit TS3 Plusは当然他のドッキングステーションと同じく
- 15個の多彩な接続ポート
- パソコン側へ最大87Wの給電が可能な電源容量
を備えている。
先ほどもお話ししたが、MacBook(WindowsPCも含む)をデスクトップ運用する上でこの拡張性と安定性はかなり大きな武器になる。
2 Macに合うカラーリング&デザイン
元々Apple Storeで取り扱われていた製品というのもあってカラバリやデザインはApple製品寄り。(本体はアルミ製でシルバーとスペースグレイのカラバリがMacに合う)
デザインの優れたMacと合わせて使う製品だからこそ、同じデスクに置いてもデスクの雰囲気を損なわないというのはMacユーザーにとってメリットなのではないだろうか?
3 Thunderbolt3対応
そして安いドッキングステーションと違ってThunderbolt3という規格での接続に対応しているのも大きな特徴だ。
(Thunderbolt3の詳細は住友電工さんのHPを参照)
このThunderbolt3は普通のType-C端子から
- 安定性
- 高速性
がより強化されているためドッキングステーションのような製品(沢山の周辺機器を1本のケーブルのみでパソコンと接続して安定した動作を実現しなければいけないせい製品)にはうってつけ。
特にデータ転送速度はUSB3.X規格に比べて最大8倍の速さを誇るので、対応する外付けストレージなんかだと大容量データを瞬時に移動することが可能になる。
Caldigit TS3 Plusを2年間使って分かった良い所
前置きが長くなってしまったが、ここからは実際Caldigit TS3 Plusを2年間使ってみて感じた
- 良いところ
- 悪いところ
をお伝えしていこうと思う(まずは良いところから)
...まぁ以下2つに集約されてしまうのだが()
1 クラムシェルモードの配線類を全て1本化出来る
最大のメリットはこれ。マジでこれ。
デスク環境の配線を全て1本にまとめてパソコンと接続出来るのが最高すぎる。
僕の場合
- 27インチ4Kディスプレイ×2
- ウェブカメラ
- USBマイク
- スピーカー
- プリンター
- DVDドライブ
を接続するために必要なケーブルはたった1本だけ。本来対応するそれぞれのケーブルを挿す手間が省けるというのはもちろんのこと
という点が素晴らしすぎる。いやほんとに。
基本的には外から帰ったらMacBook Proを充電する要領でこのThunderbolt3ケーブルを接続すると普段のデスク環境が構築されるのはほんとに楽だし、外に行く時もそのままケーブルを外すだけで即座に単体使用が可能になるのでデスクトップ運用の利便性だけでなく「MacBook」としての利便性も損なわないという点でもこの運用形態は最高だ。
2 Thunderbolt3接続による優れた安定性
とはいえ多くの周辺機器を接続できたとしても
それらが原因でシステム全体が安定して動作しない
のであれば全く意味はないのだが、このCaldigit TS3 Plusは通常のType-Cよりも安定性と高速性に優れたThunderbolt3接続に対応している。
そのため一つのケーブルでこれだけの機器を一気に接続しても動作が不安定になることは一切ない。利便性だけではなく高い安定性も兼ね備えているというのはType-Cハブと比べた時の大きなアドバンテージと言えるのではないだろうか?
Caldigit TS3 Plusを2年間使って分かった悪い所
...
良いところってこれだけかよ!?!?
と思われる方もいると思うが「2年間使い続けた末に出した究極のメリット」ということでご理解いただきたい。(これ以上のメリットは薄っぺらいレビューになってしまうのでこの2つだけを強くお伝えさせていただいた)
というわけで続いてはデメリットをお話ししていく。ただ...
デメリットは無し
ずっと考えてもこれといったデメリットが思い浮かばない()
敷いてあげるとするなら
- 導入費の高さ
- 発熱
- 電源配線の取り回し
があるのだが...
導入費の高さ→利便性を考えると「必要経費」
Caldigit TS3 Plusをはじめとしたドッキングステーションは基本的に値段が高い。
僕の使っているCalsigit TS3 Plusは3万円、最新モデルのTS4 Plusに至っては5万円ほどの値段がする。
その値段をどう思うかは個人の自由だが、僕としては
- ケーブル1本でデスク環境との切り替えがスムーズに出来る
- それらを安定して動かせる
- 簡易デスクトップ並みの拡張性
が手に入ることを考えるとこの値段はそこまで高くないと感じる。
3万円さえ払ってしまえば今後PCを変えたとしても「ケーブルを差し替えるだけ」でデスク環境の移行が完了するし、長く使っていけるアクセサリーという意味でも「バカ高い値段」というわけではないと思う。
発熱→許容範囲
続いては発熱。どうしてもたくさんの周辺機器を接続しながら、MacBook本体への給電を行わなければいけない都合で発熱は発生する。
ただ「さわれない程熱くなる」というわけではなくてほんのり暖かくなる程度なので気にする必要は無い。それよりも利便性の方が圧倒的に上だ。
電源配線の取り回し
そして電源配線の取り回し。具体的には弁当箱ほどのACアダプターの収納が問題になってくる。
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僕は5000円ほどのケーブルトレー内に隠すことで対応したが、人によっては「配線処理に金をかけるなんて...」という人もいるはず。そこは「利便性」と「ケーブルの取り回し」を天秤にかけてよーく考えてほしい。(まぁ、殆どの人は利便性を取ると思うが)
今回の総括
MacBookユーザーは全員買うべき。価格は高いがリターンも高い
僕から言えることはただ一言。
MacBookユーザーは黙ってドッキングステーションを買うべきだ
値段が3万円とかなり高めに設定されているとはいえその分
- 利便性
- 安定性
はめちゃくちゃ高くてMacBookの使い方を大幅に拡張してくれるので、一考の価値はある。少なくとも僕のようにMacBookでデスク環境を構築したいのであれば、絶対に購入を考えてみてほしい。
今回は異常だ。ではまた次の記事で。