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以前提供でいたたいたFLEXISPOTさんのEG1というスタンディングデスクを使い始めてから約半年が経過し、良いところと悪いところが大体わかってきた。
今回はそんなEG1を半年間使い続けて感じた事と26日から開催されるAmazonのセール情報をお伝えさせていただく。この記事がスタンディングデスクの導入を考えるきっかけになれば幸いだ。
それでは今回も行ってみよう。
- まずは結論
- FLEXISPOT EG1って何?
- FLEXISPOT EG1を半年間使い続けてわかったこと【メリット編】
- FLEXISPOT EG1を半年間使い続けてわかったこと【デメリット編】
- EG1の購入はオススメか?
- 最後に
- 今回の総括
まずは結論
細かく話していく前にまずは結論をお伝えしておくと
作業の質は確かに上がる。ただし購入するならメモリー機能のついている上位モデルの購入がオススメ。
が半年間EG1を使い続けて導き出した結論。サムネイルにも書いた一つの大きなデメリットというのも、このメモリー機能(記事の後半で説明)の有無のこと。
開封レビュー記事でも書いたのだが、やっぱりスタンディングデスクとして運用していくにはメモリー機能の有無がかなり大きかった...というわけで今からスタンディングデスクを購入する人はEG1ではなく、一つ上のEF1というモデルを購入するのがオススメ。
FLEXISPOT EG1って何?
というわけでここからは僕の使っているEG1について軽く紹介していこうと思う。
このEG1はスタンディングデスク界で有名なFLEXISPOTさんが作っている電動昇降デスクのエントリーモデル。上位モデルと比較して
- 障害物検知機能(昇降中に障害物を検知すると自動的に止まる
- メモリー機能(自分の気に入った机の高さをボタン一発で呼び出せる機能)
- アラーム機能(一定時間経過したらアラームが鳴る機能)
は全て非搭載。その代わり価格が2万円強に抑えられ購入しやすいモデルになっているのが大きな特徴だ。
基本的な作りは問題なし
とはいえ、EG1はFLEXISPOTさんのラインナップの中では一番下に当たるモデル。「作りとかは大丈夫なの?」と思われる方もいるかもしれないが、エントリーモデルとはいえ2万円以上するデスクなだけあってパソコンデスクとしての作りはまず問題なし(メモリー機能がないのは痛いが...)
手動で高さを上げるデスクがある中、しっかりとモーターで高さ調節をすることができるし
フレーム部分は全て金属製でめちゃくちゃ頑丈。重さもあるのでキーボードでガンガンタイピングしてもデスクが揺れる事はない。
流石2万円のパソコンデスク。基本的な使い勝手に問題はない印象だ。ある一つの大きなデメリットを除いて...
FLEXISPOT EG1を半年間使い続けてわかったこと【メリット編】
僕が感じた大きなデメリットは後で紹介するとして、使ってみて感じたメリットを紹介させていただく。
1 安定性がかなり抜群
前述の通り脚が金属製であるが故の安定感は半端じゃない。それこそキーボードでバチバチタイピングしてもディスプレイが気になるほど揺れることがなく、安定して作業することができる。
何かと安定性が求められるパソコンデスクにとってこの安心感は大きなメリットに感じた。
2 スタンディング機能は作業の「質」を上げる
よくスタンディングデスクのレビュー記事を見ていると
- 立って作業すれば作業効率が上がる!
- 時短に繋がる!
なんてことが書いてあるが、正直「スタンディングデスクを導入しただけ」では作業効率が大幅に上がることなんてない。なぜならデスク作業の時短や作業効率アップに関わってくるのは
- パソコン本体
- キーボード
- マウス
- ディスプレイ
といった実際に作業で使うガジェットであって、パソコンデスクがもたらす影響は皆無に等しいから。腕利きの職人がいくらいい作業服を着たとしても、使う道具が使い物にならなければ作業効率が悪くなるのと同じように、いくら良いパソコンデスクを導入してもキーボードやマウス、パソコン本体(自分が操る道具)が自分にとって最高のものでなければ時間を短縮したりする事はできない。結局一番大事なのは「道具(=ガジェット)」なのだ。
そのため「スタンディングデスクの購入が作業効率アップに直結する」と言う考えでの導入はオススメしない。どちらかと言うとスタンディングデスクは
- 集中力の維持
- 気分の切り替え
などを行なって作業の「質」を上げるものなので、作業効率アップを図りたいならまずは身の回りのガジェットを見直してみてほしい。その上でさらに質の高い作業環境を構築したいならスタンディングデスクの購入は全然アリ。(ただし後述する機能がついたモデルがオススメ)
3 カスタマイズ性がかなり高い
基本的にFLEXISPOTさんのデスクは脚フレームのみの販売なので自分好みのデスクにカスタマイズしやすい。
例えば自分の好きな天板を選んだり、脚にマグネットでくっつくケーブルホルダーや電源タップをつけてみたり...
あと収納スペース確保のために引き出しをつけてみたりなどなど、脚のみの販売だからこそ「自分の好きなようにカスタマイズしていく楽しみ」を感じられる点はガジェオタとしてワクワクできるポイント。(なおこの3つのうち2つは予算の都合で実現できていない...)
ちなみに作り上げていくのがめんどくさいと言う人には天板と脚がセットになった商品も販売されているので、うまく活用してほしい。
FLEXISPOT EG1を半年間使い続けてわかったこと【デメリット編】
と、ここまでデメリットは語ったのでここからは前述した大きなデメリットを含めた使っていてちょっといけてないポイントを書いていこうと思う。
1 メモリー機能がない!
このEG1エントリーモデルのため
- 任意の高さをボタン一発で呼び出せるメモリー機能
- どれぐらいの高さまで上げたかが確認できるLEDパネル
- 障害物検知機能
がついていないことは記事の冒頭でも説明した通りなのだが、一つ言わせてもらうと
メモリー機能がないのは使いにくすぎる!
「集中力を高く保ち、作業の質を上げられる」と言うコンセプトが素晴らしいだけに、メモリー機能がついていない残念さが目立った。
例えば自分の中でベストポジションと言える高さが見つかったとしよう。EG1より上のモデルの場合、ボタン一つで一寸の狂いもなく最高の作業環境を構築できるのに対して、EG1は上げ下げを全て目分量で行わなければいけないため上位モデルと比べるとスタンディングして作業することに手間がかかるし、いちいち立ち上がって作業する時に高さの調整をしなければならないのは集中力が切れる原因にもなる。集中力を高く保てることが大きなメリットのスタンディングデスクを使っているにも関わらずだ。
これはかなり残念...何度も言うがコンセプトはとても良いものなので余計に残念。
しかも一つ上のモデルとの価格差は立ったの6000円...正直パソコンデスクなんて1〜2年で買い替えるものでもないので、6000円払ってスタンディングデスクとしての使い勝手を上げる機能を買った方が絶対にいいと思う。
2 移動は大変
重くて安定性に優れている反面、一度設置したデスクを動かすのはかなり苦労するので、引っ越し等で動き回ったり部屋が変わる人はスタンディングデスクの購入を控えた方がいいかも。
というのも僕自身が大学進学に伴う引っ越しで間も無くこの重たいデスクの大移動が始まるから。これ組み立てて設置するのかなり大変だったのに1年で全バラシはキツすぎる...
3 付属品のケーブルホルダーの品質が微妙
親切なことにEG1にはケーブルを綺麗に配線するためのケーブルホルダーが付属しているのだが、これの品質がまぁ微妙。両面テープの質が悪いせいで剥がすと跡が残るし
そもそもケーブルを通すプラスチックパーツと両面テープの接合が弱く、貼り付けたままでもすぐに剥がれてしまうという始末。しかも社外品ではなく純正品の天板を使っていてこうなるので「せめて純正品だけでもちゃんと使えるものつけて欲しかったなぁ...」と感じた。
もしケーブルの配線用にケーブルホルダーが欲しいならAmazonで売られている社外品の購入がオススメ。
4 ケーブル配線地獄に注意
スタンディングデスクのための電源ケーブルに加え
- ドッキングステーション用の電源ケーブル
- 各種ディスプレイ出力用のケーブル
- USBケーブル
などが一緒になっていくとご覧のようなケーブル配線地獄が完成する。しかも天板の高さを上げても大丈夫なように長めのケーブルを使うことになるので、普通のデスクに比べてケーブル配線を整えるのが難しくなるおまけ付き。
僕も絶賛このケーブル配線地獄に悩まされていて、近日中にマグネット付き電源タップとケーブル収納カゴを購入して改善予定。作業に影響がないとしてもこの見た目は流石にまずい。
EG1の購入はオススメか?
繰り返しになるが、いくら安いからと言ってもメモリー機能の有無がせっかくの電動昇降機能を台無しにしている感が否めないので、EG1の購入はオススメしない。
もしスタンディングデスクとして使いたいなら上位モデルのEF1をプラス6000円積んででも購入するべし。6000円積むだけで快適な体験が得られる。
最後に
ここでFLEXISPOTさんからのお知らせ(実は好き勝手言っているこの記事は案件だったりする)
今週の金曜日から始まるAmazonの大型セールである「ブラックフライデー」と公式ページにてFLEXISPOTさんの対象製品が最大30%ほど安く購入できるセールが実施される。
この記事で紹介したEG1はもちろん、僕が一押しのEF1やさらに上位モデルのE7など様々な製品が値引き対象となっているので、どうかこの機会にスタンディングデスクの導入を考えてみてはいかがだろうか?
今回の総括
ワンランク上の作業環境を築きたいなら購入する価値アリ
ケーブルの配線が必要だったり、導入資金がかかる等々で若干癖の強いスタンディングデスクだが、間違いなく作業の「質」を高めてくれるアイテムではあるので「パソコンやキーボードはいいものを使っているけど、もう少しいい作業環境を築きたい」という人にはかなりオススメ。
ただしメモリー機能付きのモデルを選ばないと最大の魅力であるスタンディング機能が使いにくくなってしまうので、そこだけには注意してほしい。