本日Appleはウェブ上でiPhone13シリーズが対象となる「Paidy後払いApple専用プラン期間限定オファー」というキャンペーンの実施を発表した。
今回はそのキャンペーン内容と利用するにあたっての注意点を記事にまとめていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
今回のキャンペーンの概要
まず気になるキャンペーンの詳しい概要について。Apple公式の文章だと
本キャンペーンは予告なく内容を変更、期間を延長、または終了する場合があります。記載の月々の支払い金額(税込)は、iPhone 11(64GB)を下取りした場合のiPhone 13 mini(128GB)の金額です。iPhone 11(64GB)を下取りした場合のiPhone 13 mini(128GB)の総支払い金額は実質57,600円から、下取りがない場合のiPhone 13 mini(128GB)の総支払い金額は86,800円からです。下取り額は異なる場合があり、下取りに出すデバイスの状態とモデルにもとづきます。下取り額は新しいデバイスの購入が条件となり、制限が適用される場合があります。20歳以上の方のみが対象です。本プログラムは一部の店舗ではご利用いただけない場合があります。一部のデバイスは下取りの対象ではありません。AppleまたはAppleの下取りプログラムのパートナーは、理由を問わず、下取りの取引を拒否または制限する権利を有します。店頭での下取りの場合、有効な身分証明書の提示が必要です。お手持ちのデバイスの下取り額を新しいApple製デバイスの購入に使える場合があります。AppleまたはAppleの下取りプログラムのパートナーにより、その他の条件が適用される場合があります。金利0%は36か月分割払いを選択した場合に適用があります。下取りをした場合の月々の支払い金額(税込)は、ペイディの36か月、金利0%の分割払いを利用した場合のものです。ペイディあと払いプランApple専用アカウントを使用した購入が対象であり、株式会社Paidyによる承認が必要です。分割金利0%のプランは、ペイディアプリによる口座振替・銀行振込の場合のみご利用いただけます。ご利用可能な分割払いプランは、購入される製品に応じてAppleにより決定されます。最低購入金額は3,000円(税込)です。製品価格を分割回数で割った金額に1円未満の端数がある場合は、月々の支払い金額に差が生じることがあります。上記の月額は税込です。ペイディあと払いプランApple専用の詳細についてはapple.com/jp/shop/browse/financingをご覧ください。
Apple(日本)より引用
とめちゃくちゃ長い。なので要点だけ説明すると
- Paidyから提供されている「Paidy後払いApple専用プラン」を使った無金利の分割払いが期間限定で36回まで使えるようになる
- 対象製品はiPhone13シリーズのみ
- 下取り(Apple Trade In)の併用も可能
- 36回払いで購入の上、24ヶ月目(2年後)にApple Storeで最新のiPhoneに買い換えると残りの12回分の支払は不要
というのが今回のキャンペーンの大まかな概要。もっと簡単にいえば「キャリアがやっている残価プランのApple Store版」という感じだ。
iPhone13 Proを購入する場合
例えばiPhone13 Proの128GBモデルを購入するなら
122800÷36=3411円(1ヶ月に払う本体代)
払えば最新のiPhone13 Proを維持することがが可能(通常は24回が最大なのでもう少し維持費は高くなる)
さらに2年後に返却することが前提であれば12回分の支払いが免除されるので
3411×24=81864円(最終的に支払う総額)
となり手元から端末がなくなってしまう代わりに
81864÷122800=0.666・・・
1-0.666=0.334(33.4%)
実質約33%オフで13 Proを購入することができてしまう。
キャリアの返却プランの例としてdocomoと比較してみると、2年後の返却を前提にした購入であればdocomoの方が支払い総額は安い(72600円)なのだが、36回の分割払い(本体代金を全て払い切る)で購入するとなるとApple Storeがダントツで安い計算になる。(docomo版は142560円)
iPhone13を購入する場合
続いて標準モデルであるiPhone13で比較
2年後に返却の場合
2744×24=65856円(最終的に支払う金額)
3年間で払い切る場合
2744×36=98784円(一括購入の場合とほぼ同じ)
2年後に返却の場合(ただし例外あり)
2444×23=56232円(最終的に支払うお金)
3年間で払い切る場合
2444×23+55440(この分を再分割)=11672円
iPhone13 Proと同じように2年後の返却を前提にするとキャリア版の方が安いのに対して、分割で払い切る場合についてはキャリア版とApple Store版で2万円近い差額が生まれる結果となった。
京都ヨドバシでもやってるな
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2022年2月9日
目的の12 miniはあったから良しとする pic.twitter.com/DMpHhXg4rp
kenboapplegadget.hatenablog.com
ただし、ここ最近は端末の返却をすることで本体代金が1円という契約も家電量販店を中心に行われているので「2年後に機種変をする」という人は家電量販店のキャリアでiPhoneを購入した方がお得かもしれない。
しかし注意点も
さて、少ない負担で最新のiPhoneを所有することのできるこのキャンペーンにも注意点が存在する。
1 支払いはPaidyの「Apple専用後払いプラン」のみ(オリコの分割は対象外)
現在のApple Storeでは金利手数料のかからない分割払いとして
この2つのプランが用意されているが、今回のキャンペーンで使えるのは後者のPaidy Apple専用後払いプランのみ。同じく金利手数料のかからないオリコショッピングローンでの支払いは「対象外」になるため注意が必要だ。
ちなみにPaidyのプランを利用するためには
が必須になってくる。仮に本人確認まで済ませたとしてもApple専用後払いプランの審査が落とされるとこのキャンペーンを利用できないことは覚えておいてほしい。
2 キャンペーン自体は期間限定
Apple公式ページを見てみると
Phone 36か月分割払いオファーの利用規約:本オファーは、2022年2月22日から2022年8月2日までの期間中、ペイディあと払いプランApple専用で金利0%の36か月分割払いオファーを使って、対象のiPhoneを購入した場合に利用できます。
Apple(日本)より引用
と書いてあるようにこのキャンペーンは常時開催というわけではなく今年の8月上旬まで行われる「期間限定」のもの。故に購入を先延ばしにしているとキャンペーンそのものが終わっていた可能性だって十分にある。
流石に半年も期間があれば購入し忘れることはないと思うのだが、一応念押ししておきたい。
3 iPhone12、11、SEは対象外
そしてこのキャンペーンの対象機種はiPhone13シリーズのみ。価格の安い
- iPhone SE(2020)
- iPhone11
- iPhone12 mini
- iPhone12
はそもそもキャンペーンの対象ですらないし、Paidy後払いプランかオリコショッピングローン関わらず無金利の分割払いは「最大24回」までしか使うことができない。(金利付きであればオリコショッピングローンが利用可)
まぁ、これらの機種に関してはキャリアで回線契約とセットで格安販売されていることがあるのでそちらを利用して購入するのもアリだと思う。
今回の総括
「SIMフリー版」のiPhoneを気軽に購入できるのはありがたい
まさかApple自身がSIMフリー版iPhoneを対象とした残価プランを開始するとは思いもしなかった笑
一見機種代が安く見えるキャリア版のiPhoneだが
- キャリアアプリ(それのインストールを促すブックマーク)が入れられている
- 通信費が高い(2年間で支払わなければいけないお金が増える)
とデメリットも目立つ反面、Apple Storeで発売されているSIMフリー版であれば
- キャリアアプリ→そもそもインストールされていない
- 通信費→ahamoやpovo等の格安プランで抑えられる
ため特に考えずにキャリア版のiPhoneを購入していた方はこの機会にSIMフリー版の購入を考えていただきたい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。