大学用PCをWindowsにするかMacにするか問題。僕としては「どちらでもOK」と大学が明言しているならMacを選んでしまっても問題ない気がしてる。
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2022年2月2日
ぶっちゃけ使い勝手に関しては「慣れ」の問題だから、Mac使っててもWindowsを使い始めたら余程のことがない限りは慣れて「どちらも触れる」ぐらいにはなる。
今の時期、大学進学が決まった学生(僕も含めて)の中には「大学用PCはWindowsかMacどちらにしよう...?」と迷っている方もいるのではないだろうか?(実際、親の知人さんはどちらにしようか迷っている)
今回はそんな大学用PC選びに付きまとう「OSの選択」についてMacユーザーである僕が思うことを記事にまとめていこうと思う。少しでもPC選びの参考にしていただければ幸いだ。
それでは今回もいってみよう。
まずは結論
結論から先に言っておくと
大学側が「どちらでもOK」と公言しているなら好きな方を購入すればほぼ問題なし。本当に「どうしても」迷うならWindowsが無難。
という感じ。ちなみに僕はこれら踏まえた上でタイトルに書いてある通りMacを選択した。(購入したモデル、詳しいスペックは以下の記事を参照)
kenboapplegadget.hatenablog.com
もちろん大学側が「Windowsじゃないとダメ(Macじゃないとダメ)」と言っている場合はこの限りではないので、ここから先へ行くまでに「〇〇大学 パソコン 推奨スペック」と大学が要求しているパソコンの詳しいスペックを把握しておいてほしい。
「とりあえずWindows PC買っておけ論」が発生する理由
大学進学にあたってパソコンを検討していく中で皆さんは一度はこんなセリフを聞いたことはないだろうか?
「パソコン選びに迷ったらとりあえずWindowsを買っておけ」
特に大学進学用にMacを検討している学生さんだと「えっ、結局どっちにしようかな...」と迷う原因になると思うのだが、そもそも何故そんな理論になるのかを僕の考えを話す前に解説させていただきたい。
世界はWindowsで出来ている
正直これが一番大きな理由。
- 会社
- 公共物のソフトウェア
- 学校のPC
に至るまでWindowsは絶大なシェアを獲得していて、世界のスタンダードなOSとなっている。それこそ世界はWindowsで出来ていると言っても過言ではないほどに。
残念ながらMacのシェアはWindowsの圧倒的なシェアに遠く及ばない。言ってしまえば「マイナー」な部類のOSになる。それ故なのだが...
仕事で使うパソコンはWindowsになるのがほとんど
大学を卒業後、働く先で支給されるパソコンはWindowsというパターンは非常に多い。というか殆どの中小企業で採用されているパソコンのOSはWindowsだ。
そのため
というのが「とりあえずWindowsを買っておけ論」が起こる最大の理由であり、周りの大人達がWindowsを薦める要因になる。
正直、この論自体は超正しいと思う。両者(MacとWindows)は一見似通っているように見えて
- 操作方法
- 各種ボタンの配置
- ファイル管理の概念
が微妙にズレているし、信頼性(自分や相手が作ったファイルがキチンと開けるかなど)が最も重要視される職場において
- WordやExcelなどの表示が一部ずれる
- そもそもファイルが開けない可能性がある(これああまりないと思うのだが、一応念のため)
などのデメリットを呑んでまでMacを使う理由なんて全くない。下手したら仕事自体を失う可能性だってあるからだ。
なので繰り返しにはなるが「職場」においては大人しくWindowsを使っておいた方が無難かつ誰にも迷惑をかけることは少ないと僕は思っている。
しかし「大学」は別
とはいえ、あくまでもこれは仕事においての話。ここで重要になるのは「大学で使う上でどうなのか」という話なわけだが、言わせてほしい。
大学においてこれらの問題点(操作性の違い、互換性など)で困ることは殆どない
と前置きさせていただいたところで、僕が大学用のパソコンを「好きな方買えばいい」と思っている理由についてWindows派の人達の意見に反論する形でお伝えさせていただきたい。
僕が大学用のパソコン「どっちでも良い」と思う理由
1 操作性の違いは慣れでどうにでもなる
まずWindowsを薦める人が理由に挙げる「操作性の違い」について反論させていだたくと...
「大学生」であれば操作性の違いなんて「慣れ」でどうとでもなる
確かに30〜40代でWindows一筋の大人であれば「操作性が慣れない...」という理由でWindowsを選ぶというのは納得できる理由なのだが、スマホ直撃世代(=何でも吸収できる)でもある大学生にとって操作性の違いは殆ど問題になる事はない。何故なら触っているうちに順応する力が高いから。
それに操作性の違いといっても
- ボタンの配置
- キーボードショートカットの違い
- トラックパッドかマウスか
がちょっと違うぐらいで使っていれば気にならなくなる程度のものでしかないため、Macをメインで使いながら時々Windowsを触るぐらいの併用なら全然問題なし。なので操作性の違いで必要以上に悩む必要はないと思う。
2 互換性も大学では問題なし
そして「仕事」では重要になってくる互換性問題も大学で問題になる事はない。MacとWindows両対応を謳っている大学なら
- 課題として渡されるレポート
- 使うアプリ
は全てどちらのOSでも問題なく読み込める形式、アプリをほぼ必ず指定してくるからだ。というかそうでもしないとWindowsユーザー、Macユーザー共に不利益を被ってしまって公平ではなくなるだろう?
あくまでも「大学」という限られた環境の話にはなるが、どちらでも大丈夫と明言しているところであればこうした工夫のおかげで互換性問題に悩む事はほぼ無い。
僕がMacを選んだ理由
kenboapplegadget.hatenablog.com
以上が「別に好きな方を買えば良いだろ((ボソッ…」と思う一個人としての意見と理由について述べさせていただいた。
ここからは実体験の一つということで「僕がMacを選んだ理由」についてお話ししていこうと思う。パソコン選びの参考に役立てていただければ幸いだ。
1 大学側に「MacでもWindowsでも大丈夫」と確認が取れたから
最大の理由がこれ。いくらApple信者でもここらへんの確認がしっかり取れていないことにはMacをメインマシーンとして購入するわけにはいかない。
僕の場合は大学のオープンキャンパスで
- MacでもWindowsでも大丈夫か
- 具体的に使うアプリについて
- Macの場合Apple Siliconでも問題ないか(大学の中にはIntel Macを前提にした独自システムを使う場合があるらしいため)
について直接学科の教授に質問し「パソコンは好きなものを購入したらいい(ただし推奨スペックは満たすもの)」という確認が取れたため24万円という大金をMacに打ち込むことにした。
もちろん大学のWebページなどでもパソコンの推奨スペックは確認することはできるのだが
といった詳しい内部事情は内部の人間が一番よく知るところでもあるので、確実なパソコン選びのためにもオープンスクールなどで大学で使うパソコンについてある程度聞いておくことをオススメする。
2 作業環境をMacに最適化しているから
動画編集ソフトのFinal Cut Proをはじめトラックパッドを魔法の板に変えるBetterTouchToolやブログのサムネイル作りで愛用しているPixelmator Proなどなど...僕の作業の多くはMacでしか動かないアプリケーションで成り立っていることが殆ど。既に「Macに最適化された作業環境」を構築してしまっている。
また、アプリケーション以外にも
- AirDrop
- iCloudの各種自動同期(メモ、写真、ユーザー辞書、デスクトップのファイル同期)
- インターネット共有
- Apple Watchの自動ロック解除
といったApple製品の連携機能にもかなり頼っている状況で中々その利便性から抜け出せない。というかあまりに便利すぎて抜け出してくないというのが本音。
3 Macが好きだから
そして最後の理由は「Macが大好きだから」。特にこの全身アルミのボディーはたまらん。
今度届くMacBook Pro 14インチもプロモデルならではの重厚感が本当に最高。
もちろんSurfaceをはじめWindows機の中にもデザイン性の優れたものはたくさんあるのも分かる。ただそれでも僕はMacが好きだからMacを使う。感情論全開にはなるが、やっぱり自分の好きなガジェットを使う時間が一番楽しい。
それでも迷う方へ
最後にここまでの話を聞いても迷う方向けに
どうかをはっきりさせておこうと思う。良い判断材料にしていただければ嬉しい。
無難に行くなら間違いなくWindows
もしあなたが
- パソコンのことは全く分からない
- なんならガジェット関係全般が得意ではない
- パソコンはただの道具
と言う考えを持っているならとりあえずWindowsを買っておけば間違いない。
冒頭でもお伝えした通り世の中の主流はMacではなくWindows。おそらく会社で渡されるパソコンもWindowsが搭載されたものになるので、大学時代と全く同じ感覚で使うこなすことが可能になる。慣れの問題でどうにでもなるとはいえ、パソコンが不得意な人にとっては「全く同じ感覚で使えることの安心感」はかなり強いはずだ。
その圧倒的シェアからユーザーの数も多く、周りの人に教えてもらいながら使い方を学んでいける(Macでも出来ないことはないがWindowsの方が「しやすい」という話)点からも、とにかくガジェット関係に疎い人はWindowsにしておくと「無難」だろう。
少しでもMacが気になっているならMacに行っちゃえ!
ただ
という気持ちが少しでもある方は勇気を出してMacにチャレンジして欲しい。これはApple信者とか関係なく「一人のMacユーザー」として言わせていただく。
おそらくほとんどの人は大学卒業後Macを触る機会なんてそうそうない。仕事ではWindows機が支給されるし、歳と共に新しい物にチャレンジする気力もどんどん失われていくからだ。
その点、大学時代の4年間であれば
- Macを使って相手に迷惑をかける確率が殆どない
- 多少の違いは若さと慣れでどうとでもなる
- 自分のやりたいことをやりたいように実現できる
という「ローリスク」な環境で思いっきりMacを使うことができる。
もう一度言っていくが大学卒業後はガジェオタや自分で望まない限りこんな機会(Macが自由に使える)に恵まれることは少ない。
kenboapplegadget.hatenablog.com
(大学生だとこう言ったセールも利用できる)
だからこそ貴重な大学の4年間でMacを使いたい気持ちがほんの少しでもあるなら自分の直感に従ってMacを手に取ってみて欲しい。Windowsしか触らない人生よりも間違いなく視野は広がるだろう。
最悪合わなかったとしても少ない金額でWindowsに乗り換えられる
それに万が一Macが合わなかったとしても売却をすることで安い金額でWindows機に乗り換えられるので「試しに」購入しやすいのも大きい。
まぁ、普通に考えれば手間と余計なお金がかかるので全ての人にオススメはしないが「一つの手段」として覚えていただきたい。
今回の総括
学生よ、自分の直感と判断を信じて4年間共に過ごす相棒を選べ
ぜひ学生さんにはMac、Windows関係なく「これだ!」と思えるマシーンを選んで4年間頑張ってほしい(僕もその一人なのだが)
あくまでも周りの大人の意見は参考程度に最終的には自分で決めるという意志を持ってパソコン選びをしていただければ大丈夫だと思う。そしてこの記事が「パソコン選びの後押し」になれば管理人としてはもっと嬉しい。