爆弾です!!!!!!! pic.twitter.com/KiXbsMDyW1
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2022年2月24日
遂に!遂に!MacBook Pro13インチ(2017)Touch Bar無しモデルの跡を継ぐ新生メイン機であるMacBook Pro14インチ(2021)が到着した。
今回は開封と今まで使っていた13インチとの比較を行いながら一日使い倒して見て感じた感想を記事にまとめていこうと思う。少しでも14インチ購入を考えている方の参考になれば嬉しい。
それでは今回も行ってみよう。
まずは結論から
というわけでまずはいつも通り結論を先にお伝えしておこうと思う。
あくまでも一日使い込んでの感想にはなるが
MacBook Pro13インチに抱いていた不満点はほぼ解決。やはりバッテリー持ちだけはボトルネック。
が現時点で僕がこのMacBook Pro14インチをメイン機として使い込んで感じた感想。正直「良くも悪くも想像通り」という感じだ。
今回購入したモデル
kenboapplegadget.hatenablog.com
詳しい買い替えの背景や今回のスペックに落ち着いた理由は上記の記事を参照していただくとして、ここでは簡単に僕の購入したモデルを紹介させていただきたい。
今回僕が選んだのは以下のスペック
- CPU M1 Pro(8コアCPU、14コアGPU)
- メモリ 16GB
- ストレージ 1TB
- キー配列 US
- 合計242600円(学割適用)
現在吊るし(店頭で売られているモデル)として販売されているモデルのストレージとキーボード配列のみをカスタマイズしたシンプルなモデルで、ものによってはMac Proと張り合えるレベルのスペックを持つと言われている上位版MacBook Proの中では比較的「おとなしめ」。
ただし、お値段は学割を適用しても約24万円とかなり高額。大学進学と作業環境の改善のためとはいえ失ったものはデカかった...(今回のMacBook代はなんと自腹(´;ω;`)ブワッ)
なので安い構成のモデルにはなるが、一つ一つの動きを噛み締めながら開封の儀に移ろうと思う。
開封
朝の9時。ヤマト運輸さんの頑張りにより無事到着。(ちなみにこの写真を撮っている時に親は25万円の現金をヤマト運輸のドライバーさんに手渡ししている)
...
...
...
(テンションに注意)
爆弾だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いやぁ...本当に久々。Apple Storeから爆弾が届いたぞぉぉ!!!
愛機であるMacBook Pro13インチとツーショット。
というわけでいつもの箱に梱包されはるばる海の向こうから僕のMacBook Proがやってきた。
裏面を見ると「開けろ」と言わんばかりの矢印が。
開封の儀 pic.twitter.com/xlSGjbq2Lj
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2022年2月24日
もう早く見たいので開けてしまえ!
中から出てきたのはもちろんフィルムを身に纏い、ホワイトボックスに身を包んだMacBook Pro14インチ。
あぁ...まだ新品だ...
もう一回13インチとツーショット。
Apple!!!!!!
フォントはいつものやつ。でも値段は桁違い(初めて買ったMacBook Pro3倍以上)
間髪入れずにピロピロを剥がしていくぅぅ!!!(なおビニールは食べません)
フィルムを剥がし終わったら箱を持ち上げて...
本体とお目見えだ!!!!!!!!!!!!!!!!
これまたいつもの如く本体を包むフィルムには持ち手部分があるので、それを摘んで本体を箱から取り出す。
ヌフヌフv( ̄∇ ̄)ニヤッ
と、本体は後で確認するとしてまずは付属品のチェックから。
一番最初目に飛び込んでくるのは2021年に待望(?)の復活を遂げたMagSafeケーブル。
などの基本的な使い方や機能自体は従来と変わらないのだが、今回のMacBook Proに付属するMagSafeはこのように片方がType-CになっているのでANKERをはじめとする汎用のACアダプターと組み合わせて使うことが可能。特にここ最近のType-C充電器は高いワット数を誇りながら本体サイズを小型化したものが多いため、この仕様はありがたい。
ケーブルは編み込み式で手触りと耐久性に期待ができる。
そしていつもの「Designed by Apple in California」のカードの中には
「MacBook Pro」と書かれたクイックスタートガイドと黒色のリンゴシールが同梱されていた。
通常、ほとんどの製品に付属するのは白色だったり本体色に合わせたリンゴシールなのでこの「黒色」は特別感があってとても良いv( ̄∇ ̄)ニヤッ
説明書類の下には67Wの給電が可能なType-Cの電源アダプターが入っていて、付属品はこれで以上。ちなみに僕は付属品のMagSafeケーブルやType-C電源アダプターは使わずに13インチの時に使っていたものを流用する予定だ。
付属品の紹介を終えたところで新メイン機本体とご対面の時間。
半透明のフィルムからは「MacBook Pro」の印字がチラ見え...
一気に剥がすぜ!!!
...
...
...
キタァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!
ついにMacBook Pro14インチ本体がお目見え...やばいめちゃくちゃ美しい(詳しい外観レビューは後ほど)
本体全面にあるくぼみに手をかけて
オープン!!!!!
続いて初期設定なのだが、基本的にやることは同じなので今回も初期設定の工程はカット。
その後はApple IDでのログインやMacBook Pro13インチからのデータ移行と諸々の設定を終わらせ...
新生メイン機「MacBook Pro14インチ」台地に立つ(ガン○ム風)
皆様お待たせしました。外観チェックに移らせていただきますm(_ _)m
外観チェック
というわけで恒例の外観チェック。今回のMacBook Proは2016年以来のデザイン刷新がされており、全体的に「質実剛健」なデザインという印象。(この後13インチとの比較を見ていただければ一発でわかると思う)
それこそプロが使う機会の多いSDカードの復活やApple Silicon Macでは唯一のThunderbolt4の搭載などがされているところからも質実剛健な「実用性優先」で作られたマシーンだというのが伝わってくる。
背面には彫り込みで「MacBookPro」の印字。カッコいい((ボソッ…
背面の左右にはかなり大きめな排熱口。おそらくないと思うが、M1 Proの性能をゴリゴリに使う場合はこことディスプレイ下から効率よく排熱を行うのだろう。
滑り止めのゴム脚もかなりデカめ
本体を開くとこんな感じ。
ディスプレイ部分には今までのMacBookシリーズになかった
- ノッチ
- 丸みを帯びた角
があってかなり特徴的。
キーボード部分は全て黒で統一。何気に久々の復活となった物理ファンクションキーや
近年のMacBookには標準搭載となっているTouch ID内蔵型電源ボタンなどは2017年モデルのMacBook Proを使っていた人間からすると新鮮そのもの。(物理ファンクションキーは今まで通りなのだが)
そして全面にはものすごく使いやすい感圧式のトラックパッド。もちろん13インチの時から愛用しているBetterTouchToolと組み合わせて「神の板」としての運用を続けている。
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13インチとの比較
続いて今まで使ってた13インチモデルとの比較を行っていく。なおTouch Bar無しモデルのサイズや筐体のデザインは現行モデルとほぼ同じなので13インチと14インチで迷われている方の参考になれば幸いだ。
まず本体サイズはベゼルレスデザインを採用しているとはいえ13インチに比べると14インチの本体サイズは一回りほど大きい。ぱっと見同じに見えるが重量差(13インチが1.4kg、14インチが1.6kg)もあって見た目以上に大きさを感じる。
側面の各種ポート類は全然違っていて14インチの方がHDMIポートやSDカードスロットが備え付けられている分、汎用性が高いと言っていいだろう。まぁ、欲を言えばフルサイズのUSBが一発でもついていればかなり助かった((ボソッ…
ただし必要最低限の端子のみついている13インチはかなりスタイリッシュ。一応スペック的には14インチの方が1mm薄いが、緩やかに曲線を描いているデザインのおかげですごく薄く見える。
こうしてみると13インチが「いかに薄く、スタイリッシュに魅せるか」にこだわってデザインされたマシーンだったということが良く分かる。MacBook12インチと同じようにアイブ氏のこだわりや理念が反映されたものだと思う。
開いた状態だとこんな感じ。
やはり一番目を引くのは「ディスプレイ」で
- ノッチ
- ベゼルレスデザイン
があるだけでもかなり違うように感じる。
ただ、こうやってアプリをフルスクリーン表示にするとノッチは消滅するのでこうなると13インチと14インチの見た目の違いはほぼ無くなるが((ボソッ…
一日使い込んでみて感じたこと
簡単だが、1日メイン機としてガッツリ使い込んだファーストインプレッションをお伝えする。
1 現状「圧倒的」に高いスペックは正義
今回僕が購入したのは化け物揃いの上位版Macの中では最もスペックの低い8コアCPU14コアGPUのM1 Proが入ったモデルにはなるが
程度の用途では全くそこが見えない。むしろオーバースペックと言ってもいいほどにサックサク」で何をするにしてもストレスを感じることはない。
今までのMacBook Proだと物凄く重たかったPixelmator Proを使った画像編集もファンの音ひとつ立てずに実行してしまうし、Google ChromeやTwitterなどApple Siliconにネイティブ対応しているアプリの起動は1秒未満で完了。極め付けにはFarming Simulatorというそこそこのマシーンパワーを要するPCゲームをそのまま実行してしまう余裕っぷり。(しかも常時60fpsで安定)
15インチ級のゲーミングノートパソコンやクリエイター向けノートパソコンならまだしも、このMacBook Proに関しては持ち運びのしやすい「14インチ」というサイズで同等の処理能力を実現しているのがヤバすぎる。Apple Silicon恐るべし。
2 シザー式キーボードは最高
以前使っていたモデルが2017年モデルだったため、僕にとって2020年モデルから初搭載(13インチ系列のMacBook)されたシザー式キーボードを本格的に触るのは今回が初めて。
肝心のうち心地については可もなく不可もなくといったように本体内蔵キーボードとしては極めて無難な感じなのだが、バタフライキーボードと違って耐久性が向上したことで「HHKBを持ち運ぶ必要がなくなった」のは個人的にかなりのプラスポイント。
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何気に今までの13インチを使っていたときは本体重量が軽いにも関わらず、約500gもあるキーボードを持ち運んでいたせいで
- 装備(MacBook本体、充電器、ケーブル、キーボード、ハブなど)全体の重量は2kg越え
- 使う場所を選ぶ(キーボードがそれなりに音を立てるタイプなため)
という問題がつきまとっていたのが、14インチモデルでは完全に解消。それに伴い本体重量は200gほど増加したのだがキーボードを持ち運ばなくても良くなった分、全体重量は300g以上軽量化することが出来たので個人的に14インチの重量増加は全く気にしていない。むしろ「本体重量増やしてまで圧倒的高スペックと打ち心地の良いキーボードを積んでくれてありがとう」と感謝しているほどだ。
3 今まで不満を感じていなかった部分もワンランク上に進化
今回の購入したMacBook Pro14インチモデルは上位版Macと呼ばれるだけあって今まで特に不満を感じることはなかった
- ディスプレイ
- スピーカー
も上位モデルらしくワンランク上のものに進化を遂げている。
14インチモデルのディスプレイはiPad ProやiPhone13 Proに採用されている最大120Hz駆動(普通のディスプレイの2倍の切り替え速度でぬるぬる動く)が可能なPromotionテクノロジーが搭載された「ミニLEDディスプレイ」だし、スピーカーは14インチモデル初となる「6スピーカーシステム」を採用しているため13インチモデルに比べて低音の迫力や音の立体感がとても良い。
「必要かどうか」は別にして、これらワンランク上の装備が載っているおかげでMacBook Pro単体での運用はかなり快適になった。
4 中身が全く違うのに使い勝手は同じ
ご存知の通りMacBook Pro14インチは「Apple Silicon Mac」に属するMacだ。故にIntel Macとは根本から中身の構造が全く異なるものになっている。
Windows10のARM版(Apple Siliconと同じ構造のCPUで動くWindows)もそうだったが、通常ここまでパソコンの構造が違うと
- アプリケーションがまともに使えない
- OSの細かな挙動が違う
といったことが発生しやすく作業が全然進まないパターンに陥りがちなのに、14インチモデル(もといApple Silicon Mac全体)の使い勝手はIntel Macと全く同じ。むしろ各アプリのApple Siliconへの最適化とM1 Proチップの圧倒的な処理能力のおかげでIntel Macよりも快適なぐらい。
いまだにApple Silicon向けに最適化が行われていないアプリもRosetta2という後方互換機能を使うことでほぼ問題なく動かせることも可能。実際
など僕の環境でもIntel Mac向けのアプリが存在するが、一日使い込んでいる限りでは大きなバグ等なくIntel Macと変わらない感覚で使うことが出来ている。
故に現状最高のマシーンであることに違いは無い。...「ただ一つの欠点」を除いては
なので僕は今のところMacBook Pro14インチにとても満足しているし、24万円の価値に見合う高い完成度を誇るマシーンだと思っている。
ただ一つだけ、Appleのような高い開発能力を持つ企業ですら解決できなかった「欠点」がこのMacBook Proには存在する。それは...
バッテリー持ちはApple Silicon Mac比だと「悪い」
試しにMacBook Pro14インチのみでTwitterとかウェブサーフィンとかして見ているけど、やっぱりバッテリー持ちはM1ほど驚異的というわけではない印象。
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2022年2月24日
Intel Macに比べると減りは緩やかとはいえ、使ったら使った分だけ確実に減る。外でまともに作業するなら電源アダプターは必須だな… pic.twitter.com/3QdevhUeZ8
残念ながらバッテリー持ちと高スペックの両立に関してはいくらApple Siliconを積んだ14インチモデルでも実現することはできなかった...
実際
の状態でこのブログの記事をMacBook Pro14インチだけで執筆してバッテリー残量低下のメッセージが出るまでの時間を計測したところ、途中2時間のスリープを除いて約4時間半ほどで電源に接続することを警告するメッセージが表示された。
もちろん同じぐらいのスペックを備えたWindowsマシーンや今まで使っていたMacBook Pro13インチ(2017)Touch Bar無しモデルと比較すると優秀なバッテリー持ちではあるのだが
- 1時間使っても電池が減らない!
- 4K動画編集を1時間やってようやく4〜5%バッテリーが減りました!
- 充電アダプターを持ち運ぶ必要がないぐらいのバッテリー持ち
とまで言われているM1チップと同系列のマシーンであることを考えると「実駆動4〜5時間でバッテリーが切れるのってどうなの...」と思わされてしまう。ましてやウェブサーフィンと文章作成などの「軽作業が中心の用途で」なら尚更だ。
その分MagSafeやThunderbolt4からの充電速度が速いとはいえ基本的に電源アダプターを持ち運ぶスタイルは変わらないわけなので、13インチモデルからの買い替えで「脱電源アダプター」を掲げていた身からすると残念なポイント。
今回の総括
バッテリー持ち以外は本当に完璧なモデル
どうしてもバッテリー持ちだけは残念といった感じだったが
- 性能
- キーボード
- ディスプレイ
- スピーカー
- 拡張性
についてはどれも「流石上位モデル」と言うほどの完成度を誇っていてMacBookを使った作業の質、効率がかなり上がったため24万円をかけた価値は絶対にあったと思っている。
特に性能向上による作業効率の改善には目を見張るものがあったので、今後のブログ更新や現在検討中のYouTube活動もふまえ僕のガジェットライフを支える1台として頑張ってもらいたい。
これからよろしくMacBook Pro14インチ!!!