遂に買ってしまった定価20万円の最高級オフィスチェア...(まぁ僕は中古10万で購入したのだが)
はじめに言っておくとほぼ全ての面において完璧で究極のゲッt...デスクチェアだ(オイ)
まずは結論
と言うわけでまずは結論から。
最高級品なだけあってビルドクオリティーや調整機構などの作り込みは最高レベル。ただしデスクワーカー以外は買うべきじゃない。
やはり椅子そのものにかかっているコストがそこら辺のものとは比べ物にならないぐらいすごい分
- リクライニング幅の広さ
- キャスターの動き
- ボディーの剛性感
に不満や不安を感じることは一切無い。それこそ座っただけで「高い椅子って全然違うんだな」と笑みが溢れてしまうほど椅子そのものの完成度はめちゃくちゃ高い。が、万人に対してオススメできるかと言われると後述する理由からオススメはしにくいかなーという印象。
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以前レビューしたCote&Cielのisarと同じようにユーザー側がコンテッサのことを理解して使ってやらないと100%の力を引き出すのはかなり難しい気がする
このコンテッサは良くも悪くも「デスクチェア」としての使い勝手と疲労感の少なさを徹底的に突き詰めている。もしデスクチェア本来の用途以外でもガンガン使っていきたいなら、他の椅子を検討した方がいい。
今回購入したコンテッサの構成
僕が購入したコンテッサセコンダの構成は以下の通り
- ブラックカラー
- クッション座面
- メッシュ背面(ハイバック仕様)
- アルミフレーム
- ランバーサポート&ヘッドレスト無し
「The・コンテッサ」と呼んでもいい広告やウェブサイトでよく見かけるど定番の構成。でもそれで良い...(この構成こそ一番かっこいいと思うから)
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導入編でお話ししたように予算制限がある中ではかなり理想に近い個体と巡り会えたのは運が良かったと思っているのだが、唯一ヘッドレストがないのが悔やまれる...
ただ、最悪ヘッドレストはアフターパーツとして後付けが可能なので金銭的余裕ができるまでの間は今の構成で使い続けようと思う。
学生Apple信者によるコンテッサセコンダ2週間使用レビュー
まぁあーだこーだ前置きするのもアレなので、とりあえず2週間使ってみて思ったことを述べさせていただく。
1 基本的な椅子としての作りに不満無し
流石定価20万円。椅子としてのビルドクオリティに対して不満を感じることは全くない。
僕の中では
- 座り心地の良さ
- 各種調整機能の充実度合い
- 各パーツの動きのスムーズさ
が椅子としての基本的な作りに大きく関係してくると考えているのだが、このコンテッサセコンダはこの3点全てが非常に優れていて本当に不満を感じない。少なくとも今まで僕が使っていたボロボロのデスクチェアと比べると作り込みの差は歴然で座るたびに感動を覚えるレベルだ。
あまりの座り心地の良さに他の椅子に座ると「あぁ...コンテッサ座りてぇ...」となるぐらい。そう思う理由はいくつかある。
2 疲れにくい背もたれの作り
まずはこの背もたれ。
これが本当に優秀なのよ...
僕が今まで使っていた椅子なんかもそうだったのだが、基本的にほとんどの椅子の背もたれは腰の当たる部分が平坦になっていて、どちらかというと包み込むような形になっていることが多い。ソファーのようにくつろいで座る目的ならまだしも、デスクチェアのように「腰を据えて長期間集中して作業する」用途だとあまり向かないパターンが多い。何故なら楽に座れているようで体には徐々に疲労が蓄積され、のちの作業効率低下につながる可能性があるからだ。
理想としては少ししんどくても腰のサポートがしっかり当たって体全体が立てられたような姿勢を取るのが理想。
コンテッサセコンダはその「理想的なポジション」を何も調整せず取ることが出来るのだ。
初めこそ「少し違和感があるな...」と思うものの、長時間デスクワークをしているとその差は歴然。実際しっかりと体全体が起こされてモニターとの視線がほぼ平行になったことで
- 腰痛
- 目の疲れ
- 体全体のだるさ
はかなり軽減された。とにかくずっとキーボードをカタカタやったり、動画や写真をゴニョゴニョ(編集)しても疲れがきにくい。
そう聞くと「でもくつろいで座れないだろ?」と感じる人もいるかもしれないが、その辺りもしっかりコンテッサでは対策されている。それは「各調節機能の優秀さ」だ。
3 調整機構の優秀さ
コンテッサセコンダのデスクワーク以外での快適さを上げているのがこの調整機能。ぶっちゃけ機能豊富すぎて全てを扱う切るのは難しいレベルなのだが、その中でも僕が特に気に入っている他機能アームレストについてお話しさせていただきたい。
公式では「4Dアーム」と呼ばれているこのアームレスト。一応、単体での調整幅も優秀で
前後
角度。あと写真にはないが上下方向と左右方向にも調整が可能な優れものなのだが、そんなところはどうでもいい(暴論)
個人的最重要ポイントはこの先端についたリクライニングと座高を調整できるボタン。一度使い始めると間違いなく世界が変わる。
通常よくあるデスクチェアは座面下にある上のようなレバーで座高の調整やリクライニング角度の調整を行うことが多いと思う。しかしこの手のレバーは椅子に座っている状態だとアクセスがしずらく、結果的に「調整面倒くさいからそのまま使うか」となってしまうことが多いのでは無いだろうか?
その点コンテッサの他機能アームレストなら座ってる状態からほとんど体を動かさずに、指先を「カチカチ」とするだけで
デスクワークに適した角度から
リラックスしやすい角度まで瞬時に調整ができるので、その時々で自分が理想とする座り心地を呼び出すことができる。これが本当に快適。
もしこの調整機構が他の椅子のように面倒なら
「デスクワーク以外は使いにくいデスクチェア」
なのだが、この優秀な調整機構があるおかげでデスクワークだけではなく
- 飯を食う
- アニメを見る
- 軽い仮眠をとる
- ゲームをする
みたいな用途にもある程度使うことができ、汎用性がかなり上がっている。まぁ、裏を返せば都度調整しないと最適な座り心地を得られないとも言えるが、そこは他のイスと違って手元のボタン操作で簡単にリクライニングと座高の高さを調整できるので僕自身はそこまで気にしていない。
ちなみにリクライニングと座高の調整以外にも
- リクライニング強度(リクライニング時の抵抗)
- 座面の前後幅
- (ランバーサポートをつけると)腰当ての強さ
も調整可能なので、おそらく多機能アームレストと組み合わせればほぼベストなポジションを取ることは可能だと思う。優秀。
4 クッション座面の座り心地が良い
実はコンテッサには背面の背もたれと同じメッシュを使った「メッシュ座面」のタイプも存在する。
冒頭でお話しした通り、今回僕はあえてクッションタイプを選んだ。正直「コンテッサらしい見た目」を優先するなら断然メッシュ座面タイプを選ぶべきだとは思うが、快適な座り心地と手入れの楽さという意味ではクッションタイプを選んで正解だったと確信している。
まずメッシュタイプに比べるとふかふか感がすごい。メッシュタイプの座り心地がハンモックだとするならこのクッションタイプは映画館の椅子に座っているような感じ。
もう少し具体的に言えば
「尻全体が包まれる感覚はありながらも、必要以上に沈み込むことはなく一番体重がかかるところはしっかり支えられている」
ので快適性と疲労感の少なさがかなり高い次元で両立されているように感じる。
それもそのはず。というのもこのコンテッサセコンダのクッション座面は「一番体重がかかるところ」と「そうで無いところ」で異なる硬さのクッションを組みわせた「異硬度クッション」と呼ばれるものが採用されているから。
同じ座面でもそれぞれ最適な硬さのクッションを採用することで
- 長時間座った時の快適性
- 疲労感の軽減
という相反するテーマに対してしっかりアプローチしてきたのは本当に素晴らしい。実際めちゃくちゃ快適だし。
そしてメッシュ座面のように「座面の穴に埃が溜まってメンテナンスが〜」という心配もクッション座面では不要。なので僕としてはコンテッサセコンダを買うならクッション座面を強くオススメしたい。
5 キャスターがヌルヌル
僕がコンテッサセコンダに初めて座った時に一番感動を覚えたのはこのキャスターだったりする。
もうね。笑いが起きるぐらい自分の思った通りの動きをしてくれるのよ。
どれぐらいヌルヌルかというと、今までの椅子が机の天板を持って「おらっ!おらっ!」と動かしていたものだとすれば、コンテッサセコンダは座って足だけで「スゥー」と動くレベル(語彙力)
椅子を動かすのに余計な力を必要としないので
- 作業終わりにデスク下へ収納する
- 立ち上がる際に椅子を動かす
- 座ってから作業ポジションに椅子をセットする
のもめちゃくちゃ快適。調整機構以上に毎日使う部分だからこそ、この部分の動きが素晴らしいと根本的なストレスはかなり少なくなる。
6 所有欲を満たすデザイン
椅子としての作りがどれだけ素晴らしいかは今まで語ってきた通りだが、何よりも良いのがこの美しいデザインだ。
これこそ本物の証
特にこのポリッシュ加工されたアルミフレームと黒色の組み合わせが高級感を感じる。
どうやらイタリアのデザインスタジオがこのデザインを作り上げたようで、なんと初代コンテッサから20年間基本的なデザインは同じだという。ここからもいかにこのデザインの完成度が高いのかが伺える...
デスクワーカーのための椅子
ここまで読んでくださった方はお分かりだと思うが、このコンテッサセコンダはデスクワーカーが最大のパフォーマンスを長く発揮するために作られた椅子だ。
優秀な調整機構も、各パーツのレベルの高さも、考え抜かれたデザインも...
全ては長期間作業しても座っている人がストレスや疲労感を感じないようにするための工夫。もちろんリクライニング等を駆使すればある程度はリラックスできなくも無いのだが、背面がふかふかのゲーミングチェアやソファーと比べるとそういった用途での座り心地は少し微妙に感じる。良くも悪くも背もたれで腰がしっかり支えられて、完全にだらけることがしにくいのだ...
デスクワーカー以外にはおすすめしにくい
値段も中古で10万円、新品だと20万円コース確定ということを考えると家で腰を据えて作業するデスクワーカー以外が買うべきでは無い。
記事冒頭で万人向けで無いといったのも
- デザインコンセプトや作り込み
- 値段
がデスクワーカーのために作られていて、ものすごく人を選ぶから。
座り心地や各種調整機構も「腰を据えて作業するぞ!」という時に威力を発揮するものばかりなので、家で長時間デスクに向かって作業する予定のない人やそもそもまともなデスク環境がない人が買う必要は全くないと思う。
購入するなら断然中古がオススメ
そしてこの記事を読んで購入を検討されている方には中古で購入をオススメしたい。何故ならこの手の高級オフィスチェアは元々業務用で使われることも想定して作られているため、数年落ち程度でガタが来ないから。
どうしても新品は本体価格の中に
- 消耗品パーツ供給の維持費
- ブランド価値
が入っている分高くなるが、中古品の場合しっかりと品定めさえすれば新品とほぼ同じ状態のものが約半額で手に入る。お買い得感はかなり強い。
各パーツの良さや耐久性の高さという面では下手なゲーミングチェアよりもかかっているコストが違う分段違いで素晴らしいし、10万円という金額なら少し頑張れば買えなくもないと思うので購入検討中なら中古での購入を視野に入れてみてほしい。
今回の総括
本当に買ってよかった素晴らしい椅子。10年は使う
現時点で言えるのは「買ってよかった」というその一言だけ。
何度も言うのだが、本当に椅子としての作りが素晴らしいのはさることながら
- 各調整機構の優秀さ
- 所有欲を満たしてくれるデザイン
が毎日座っていて「いいもの買ったな...」という思いにさせてくれる。座るだけで幸せ。
耐久年数やパーツの供給状況を考えれば10年は余裕で使える椅子なので、よほどのことがない限りは消耗品を交換しつつ、この椅子に座り続けて行こうと思う。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。