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iMac(2021)の購入をガチで検討したときに、どうしても出てくるのが「Mac mini(M1)+4Kディスプレイ」の方がコスパいいんじゃないか問題
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2021年4月25日
もちろんそっちの方が安いんだけどiMacの「オールインワン」としての魅力もなかなか捨て難い…
やっぱり単純なスペックだけでは決められない魅力がiMacにはある
先日のイベントでついにフルモデルチェンジされたiMac(2021)が発表され、多くの方が購入を検討しているのではないだろうか?
今回はそんなiMacとほぼ同じスペックで且つ安く購入できるMac miniと比較してどちらを購入するべきなのかを記事にまとめていきたいと思う。
それでは今回も行ってみよう。
まずは結論
とりあえず話が長く前に結論から
基本的にはiMacの購入がオススメ。Mac miniはあくまでも玄人向けの製品。
これが現時点での僕の結論だ。
Mac mini(M1)とiMac(2021)比較するべき6つのポイント
まず初めはMac miniとiMacの違いの中でも「ここは絶対に抑えるべき!」ポイントである
- スペック
- サイズ
- 拡張性
- 付属品
- カラバリ
- 値段
この6つについて解説していこうと思う。
1 スペック
Mac mini(M1)
iMac(2021)
- CPU M1
- メモリ 8GB(最大16GB)
- ストレージ 256GB(最大2TB)
- Ethernet装備(ただし本体ではなくACアダプター側)
基本的なスペックだけで言えばMac miniもiMacもほとんど差が出ることはない。なんならメモリやストレージのカスタマイズオプションまでも同じぐらい。
そもそも載っているCPUは全く同じで2機種とも冷却用のファンを搭載していることからも、通常使用においてスペックの差を感じることはほぼないだろう。
2 サイズ
Mac mini(M1)
- 高さ 3.6cm
- 幅、奥行き 19.7cm
- 重量 1.2kg
iMac(2021)
- 高さ 46.1cm
- 幅 54.7cm
- 奥行き 14.7cm
- 重量 4.48kg
本体のサイズは圧倒的にMac miniの方がコンパクト。しかしMac miniの場合ディスプレイやスピーカーと別途設置する必要があるので、デスク一式分の装備を揃えるとなると最終的にはiMacの方がコンパクトに収まる。(iMacの場合パソコンの動作に必要なパーツは全て装備されていて、置いて電源に繋ぐだけでOK)
設置したいディスプレイのサイズにもよるが、Mac miniも「mini」だからといってコンパクトに収まるわけではない。
3 拡張性
Mac mini(M1)
iMac(2021)
- USB 4(Type-C/Thunderbolt)×2
- Type-C ×2(竹モデル以上のみ)
- 3.5mmヘッドホンジャック ×1
正直iMacの拡張性はデスクトップPCとしてみればかなり微妙。ノートパソコンならまだしも、外部ストレージやMIDIキーボードなど様々な機器を接続して使う機会の多いデスクトップにSDカードスロットはおろか、フルサイズのUSBが変換アダプタなしでは刺さらないというのはかなり致命的だろう...
その点Mac miniであればフルサイズのUSBは2ポートあるし、HDMIポートとThunderbolt経由でのディスプレイ出力で最大2枚のディスプレイを接続することもできる。何気に現時点でデュアルディスプレイをサポートしているのはこのMac miniだけだ。
4 付属品
Mac mini(M1)
- 本体
- 説明書
- コード
iMac(2021)
- 本体
- コード
- 説明書
- キーボード
- マウス(もしくはトラックパッドに変更可能)
そもそもMac miniのコンセプトは「すでにキーボードやマウスなどを持っているユーザーに安くMacを提供する」こともあって付属品は本当に最低限。そのためそれらのアクセサリーを持っていなかった場合、必要なものを全て自分で選んで購入する必要がある。
一方iMacはパソコンの動作に必要なものは全てついてくるので、基本的に自分でアクセサリーを買い足す必要はない。イメージとしてはノートパソコンに近い感じ。
ここがMac miniとiMacで大きく違うところで、本体価格の高さに影響している部分でもある。
5 カラバリ
Mac mini(M1)
- シルバー
iMac(2021)
- シルバー
- イエロー
- ブルー
- ピンク
- グリーン
- オレンジ
- パープル
iMac(2021)のカラフルさといったら...もう圧巻。
Mac mini(M1)の場合、シルバーしか選択することができないのだがiMacであれば7色の中から好きなカラーを選択することが可能。
おそらくほとんどの人はiMacをデスクに置いた方がワクワクするのではないかと思う。
6 価格
どちらともコア数、ストレージ容量のモデルで比較
Mac mini(2021)
iMac(2021)
同じ構成のモデル同士だとその価格差は98000円。はっきりいってスペックだけで見れば10万円近くのお金を払ってiMacを買う価値はほぼない。
記事冒頭でお伝えした通りMac mini(M1)とiMac(2021)のスペック差は誤差レベル。全く同じといっていいぐらいで動作面に違いはほとんどない上に、10万円というお金があれば
- Magic Keyboard(約1万円)
- Magic Mouse(約8000円)
- 4Kディスプレイ(iMacと同じディスプレイサイズで3万円)
- ウェブカメラ(約7000円)
を購入したとしても3万円はお釣りが返ってくる。さらにそこからキーボードやマウスをより良いものにアップグレードすることも可能だ。
iMacのメリットとは?
ここまでの話だとiMac(2021)を購入する理由はあまりないと思われてしまうかもしれないが「初めてMacを購入する人」に限って言えば僕は10万円近い価格差があったとしてもiMacをオススメしたいと思っている。
1 必要なアクセサリーやパーツが全て付属してくる
iMacは「ディスプレイ一体型デスクトップ」だ。故にパソコンを動かすために必要なパーツは全て内蔵されていて、余計な配線なしですぐにパソコンを使うことができる。さらに言えば初めの段階で
- キーボード
- マウス(もしくはトラックパッド)
が標準装備。これも「どの製品が一番いいんだろう...?」と無駄に悩み考える時間を無くしてくれる。もちろんiMacに付属するキーボードとマウスはApple純正品。Macで使うことを前提に設計されているので相性問題等を考える必要も一切ない。
これが僕のようなガジェット好きで「キーボードは〇〇でマウスは〇〇を使うぞ!」といきまいているならまだしも、特にこだわりのないユーザーにとっては購入前に心配しなければいけないことが増えるだけ。それならAppleが「これなら間違いないよ〜」といってくれているものが全てセットになったiMacを購入した方が時間のロスが少なくなると思う。
2 使っているパーツや付属品は最高水準品
あと何気にiMacに使われている各パーツは単体で購入するとなると結構コストが嵩む。
例えばディスプレイ。単純に価格だけで見ると一般的な4Kディスプレイは3万円から購入可能だがiMacと同じ
- 4.5K(もしくは4K)
- 高色域(P3)対応
- 自動明るさ調整機能対応
こういった機能に対応したディスプレイになると選択肢がかなり少なくなる上に(というか全ての機能を網羅したディスプレイって存在しない気がする...)価格も8万円〜10万円以上に跳ね上がる。
基本性能も20万円近くするPCに迫る勢いのもの。さらに本体と同じカラーリングのキーボード(竹モデル以上はTouch ID付き)とマウス(マルチタッチ対応)がついてきて約15万円〜。そう考えるとiMac自体そこまで「高すぎる!」とも言えなくはないだろうか?
3 Mac mini(M1)との価格差は少なくできる
実は今回のiMacから付属品なしの本体のみでの購入が可能となった。しかもキーボードとマウスが付属しない分、多少は安くなるとのこと。
流石に10万円近くする価格差を埋めるほど安くはならないと思うが、こだわりのキーボードとマウスを使いたいユーザーにとっては必要なものを安く購入できるのでかなり良心的。
とは言え詳しいカスタマイズの値段は現時点で公表されているわけではないため、公式の情報が発表され次第この記事の方でも追記したいと思う。
今回の総括
あと何気にiMacってラップトップとデスクトップのいいとこ取りをしてるから「とりあえず家に据え置きのパソコンが欲しい」という人には本当に最適。
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2021年4月25日
性能も高いし、パソコンの動作に必要なものは全て揃っているし…あとはソフトの互換性問題ぐらいだけどそれもRosetta2で大ごとにはなりにくいっていう
iMacの魅力は何よりも見た目だ。デスクに置きたくなるカラフルなデザインに圧倒的な高スペックさと箱から開ければすぐに使える気軽さ...
もちろん同スペックのマシーンとスペックだけで比較してしまうと10万円近くの価格差が生じてしまうのだが、それでもデスクにiMacを置けることを思えば10万円出すユーザーもたくさんいる。
もしもあなたがそんな美しいマシーンをデスクの上に置きたいのであれば、一度iMacを検討してみて欲しい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。