kenboapplegadget.hatenablog.com
今年のiPhone14シリーズでは消滅が噂されているminiシリーズ。
最終的な答えは最新モデルが発表されるその時まで不明なのだが、とりあえず今回は1ユーザーとしてiPhone12 miniを4ヶ月間メイン機として使い続けた感想を記事にまとめていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
まずは結論
いつも通りまずは結論をお伝えすると...
コンパクトモデルの到達点と言えるぐらい完成度の高いスマホ。ただし「手放しで万人にオススメできるスマホ」とは言えない
になる。
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もちろんこの記事のように
- 使える予算に制限がある
- どうしてもコンパクトサイズのスマホが欲しい
など購入に際しての条件が合えば「現行のエントリーモデルよりもスペックが高い」という点で物凄くアリなモデルであることは間違いない。ただ
「とりあえずiPhoneが欲しい」
といったような漠然とした条件で購入するなら話は別。少なくともこういう人に対して僕はminiシリーズではなく標準モデルの購入がオススメだ。
なぜそう思ったのか?ここからはこのような結論に至った理由も踏まえつつ、iPhone12 miniを4ヶ月使って分かったことをレビューしていこうと思う。
iPhone12 miniを4ヶ月使って分かった事
1 性能と装備は必要十分以上
(おそらく)来月で2年遅れになる機種とはいえ
- 基本性能
- 各種装備
は必要十分以上で不満無し。
やはり
- 使いやすい超広角+広角のデュアルレンズカメラ
- 綺麗で発色の良いOLED(有機EL)ディスプレイ
- SEよりは長持ちするバッテリー持ち
- MagSafe
など近年のiPhoneに備わっている装備が一通り搭載されているというのはかなり大きく、メインスマホとして運用する上での快適さに大きく影響している印象だ。
特に超広角&広角のデュアルレンズカメラは
- ちょっと広い範囲を写した写真を撮りたい
- そこそこの広さで動画を撮りたい
時なんかにかなり役立つ。しかもAndroidスマホと違ってどの画角でも4K60fpsまで撮影可能な上に、レンズ切り替えもシームレスに行えるので「あたかも1つのレンズで撮影出来ている」かのような体験が得られるというのも素晴らしい。
...ガジェオタとしてこんなこというのもアレだが、ぶっちゃけここ最近のスマホは変態スマホを除いて大きく進化している点がないためスマホヘビーユーザーでもない限りは型落ちハイエンドでも全然満足できる((ボソッ…
2 Face ID is God
手汗が多く、使う度にどんどん指紋認証の精度が落ちていく(=弾かれる機会が多くなる)僕にとって指のコンディション関係なく常に爆速ロック解除が可能なFace IDは神機能。以前の開封レビューでもお伝えしたが、これだけでもiPhone8から12 miniに買い換えてよかったと思うほど気にいっている。
かつて問題になった「マスクをつけると認証できない問題」も春先に出たiOS15.4から改善されたことで「マスクをつけてのロック解除と各種パスワード入力」も可能になったし、肝心の認証速度もストレスを感じるほどの遅さではないので快適そのもの。是非Appleには今後も3D顔認証の生体認証を搭載し続けてほしい。
3 バッテリー持ちは...使う人次第
iPhoneのみならず「コンパクトスマホ最大の障壁」とも言えるバッテリー持ちについて言及しておくと...
正直ヘビーユーザーや普段はスマホしか触らない人からすると悪いと言わざるを得ない
体感として1日ガッツリ使い込むとなるとモバイルバッテリー等の装備は必須で、1日のどこかで充電する時間を作らないと確実にバッテリーは持たない。裏を返せば途中で充電さえすれば1日使えるだけのバッテリー持ちということではあるのだが...
使いたい時にバッテリー残量がないというのは面倒臭いだろう?
(ちなみに後継の13 miniではこの辺りが改善されているようなのでコンパクトサイズで少しでも快適なスマホが欲しいのであれば13 miniの購入をオススメする)
4 アクセサリー相性問題に注意が必要
ご存知の通りiPhone12 miniはここ最近のスマホの中でも異例中とも言えるコンパクトサイズ。故にアクセサリーとの相性問題が他のスマホより顕著に現れる。
例えば四隅を固定するタイプの自転車ホルダーにiPhone12 miniをマウントすると小さすぎる本体サイズのせいでロックをかけても不安定さが否めないし、12シリーズから搭載されたMagSafeアクセサリーも
- 充電性能に制限がある(他モデルの半分までしか出力ができない)
- アクセサリーによってはminiシリーズのみ非対応の製品がある
という制約が設けられているのが現状。
もちろん機能的に全く使えないというわけではないものの
- 13(12)
- 13(12)Pro
- 13(12)Pro Max
と比べるとアクセサリー選びに手間取るという点は事実なので、miniシリーズのiPhoneを使うなら絶対に注意するべき点だと思う。
5(個人的に)サイズ感は好み
とはいえ個人的には片手でサクサク操作できるiPhone12 miniシリーズのサイズ感は気に入っていて、出来れば手放したくないという思いが強い。
「iPhoneは片手でサクサク操作出来るデバイスであるべき」
と思っている僕からすればこのサイズ感と装備はまさにパーフェクト。ただ、現段階で14シリーズからminiシリーズが無くなるという声が大多数で「これからの買い換え先はどうしようかな...」と若干焦りを覚えている((ボソッ…
良くも悪くも本体サイズが仇となる部分が多い
アクセサリー問題然り、バッテリー持ち問題然り...良くも悪くもiPhone12 miniはコンパクトな本体サイズが見事に仇となったデメリットが多い。しかも一般ユーザーがそこそこ気にするであろうポイントで。
確かに近年のスマホにはないコンパクトさはiPhone12 mini(13 mini)の大きなメリットと言って間違い無いだろう。ただ、それが
iPhone1台しかさわないユーザーにとってこれらデメリットを上回るほどのメリットか
と言われると微妙なところで、むしろ
- 動画見たりするには画面が小さすぎる
- 1日がっつり使うとバッテリーがもたない
- 最新のiPhoneのアクセサリーが一通り使えないのはあり得ない
などデメリットの方が気になってくるのではないだろうか?
故に記事冒頭でお伝えした通り僕はminiシリーズのiPhoneを万人にはオススメしない。まずは標準モデルの購入を考えて、そこから
- コンパクトサイズがどうしても欲しい→miniシリーズ
- カメラ性能やディスプレイ性能にもこだわりたい→Proシリーズ
の購入を考えるべきだ。
今回の総括
万人にはオススメしにくいが「ハマれば最高なスマホ」
今のスマホでみれば特殊なサイズ感であるが故に万人に対してオススメできるスマホではないものの、僕みたいに「コンパクトで全部入りなスマホが欲しい」人間にとっては間違いなくハマるスマホである事に違いはない。
なので購入する際は
- 自分がどれだけスマホを使うのか
- コンパクトさ故に発生するデメリットを受け入れられるか
をしっかり吟味して12 miniや13 miniを購入して欲しいと思う。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。