みなさんの周りには」「安くiPhoneを買い替えたいんだけど何買えばいいの?」と悩んでいる方が一人や二人いるのではないだろうか?
今回は2022現在、約5〜7万円で購入することが出来る上にサイズ感も似通っているiPhone 12 miniとiPhone SE(2022)のスペックを比較して「どちらがオススメなのか」を僕の経験も踏まえて記事にまとめていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
- まずは結論
- 12 miniとSE(2022)を「スペック」比較する上で重要になる3つのポイント
- iPhone12 miniがオススメな理由
- iPhone SE(2022)がオススメの人
- iPhone12 miniがオススメの人
- 今回の総括
まずは結論
いつも通り結論から先に述べておくと
基本的にはiPhone12 miniの購入が圧倒的にオススメ。ただし追加費用もしくは手間は覚悟するべきかも...
これが僕の結論。ぶっちゃけガジェット選びは「ケースバイケース」によるところが大きいのだが、今回はこの結論をもとに記事をお届けしていく。
12 miniとSE(2022)を「スペック」比較する上で重要になる3つのポイント
というわけで早速12 miniとSE(2022)の比較を行っていくが、単純なスペックのみで比較する場合に重要になってくるのは以下の3点
- カメラ
- 生体認証
- MagSafe(アクセサリー)
他にも細かな違いはあるものの、とりあえずこの3つの違いだけは抑えるべき。逆に言えばこの3つの違いさえ理解していればあとは自分が気に入った方を購入すればいいという話でもある。
1 カメラ
スマホを使う人なら少しは気になるであろうカメラ性能。初めに言っておくと12 miniとSE(2022)のカメラ性能は天と地ほどの差が存在する。
これは全く同じ位置からそれぞれ「最も広く写せる画角」で撮影した僕のデスク周り。写真の通りiPhone12 miniが圧倒的に広い範囲を撮影できていることがお分かりいただけるだろう?
こちらも同じくSE(写真撮影はiPhone8で行っているがセンサー自体は同じなので今のSEと大差はないと思う)と12 miniで写真撮影を行ったものだが、明らかに右の12 miniの方が広範囲を写せている。と何故こんなことができるのかというと12 miniには広い範囲を撮影可能とする「超広角レンズ」が搭載されているから。
この超広角レンズは文字通り「広い画角を一枚の写真に収めることができるレンズ」で
- 集合写真
- 風景画
など広い範囲を一気に撮影したい時などに真価を発揮してくれる優れモノ。
そして超広角レンズと同じくカメラの写真撮影を楽しくしてくれる2つ目の機能が「ナイトモード」の存在。
iPhoneXS以前のモデルで課題だった夜景撮影(光量の少ない場所での撮影)もナイトモード搭載のiPhone12 miniであればご覧の通り、かなり綺麗に撮影を行うことが可能。しかも特別なモードにする必要もなく「シャッターを切る」という1ステップでここまでの写真を撮ることができてしまう。
iPhone8以前のモデルをお使いだと「えぇ...いる?」と思われるかもしれないが
- 広い範囲を撮影できる
- 夜景も簡単に、綺麗に撮影できる
- もちろん普通に使うだけでもよりノイズが少なく撮影できる
カメラというのは想像以上に使い勝手が良いし、今までiPhoneで撮ることを諦めていたシチュエーションでも「iPhoneで撮れる!」喜びと満足度はかなり大きい。特にお子さんをお持ちの親御さんはカメラ性能の良いスマホを持つだけで
- 家族旅行
- 保育園のイベント
- 私生活での思わぬワンショット
を「簡単に」そして「綺麗に」残すことができるので騙されたと思ってカメラ性能の良いスマホにしてみてほしい。マジで生活は変わる。
2 生体認証
基本的にホームボタンでの操作を主軸としたSE(2022)と違いiPhone12 miniはスワイプを中心とした操作形態になっているため生体認証も
- SE(2022)→Touch ID(指紋認証)
- 12 mini→Face ID(顔認証)
と異なっている。
コロナ禍でマスクの着用が当たり前になった頃は「マスクをつけた状態でロック解除ができないのは不便だからTouch ID付きのSEを選ぶ!」という意見も見受けられたのだが、そこからiOSのアップデートが進み
- Apple Watch経由でのロック解除
- マスク着用時のFace IDロック解除対応(12シリーズ以降)
したこともあって正直Touch IDを積んでいるSEの優位性というのはほとんどないと思っている...
ホームボタン系のiPhoneから乗り換えると一番初めにぶち当たる操作性の違いという問題もよほどの機械音痴でなければ1〜2ヶ月でなれるような些細なもの。肝心の認証精度も指のコンディションで大きく左右されるTouch IDと異なり、Face IDはマスクをつけてるかは関係なく顔を向ければ確実にロック解除されるのでロック解除はストレスフリー。
強いていうならベットでゴロゴロしながらスマホを触るときにFace IDでのロック解除が出来ないことがストレス。ただ、僕自身は「まぁ30分ぐらいはパスコードでのロック解除でも良いかな」と割り切って使っている。
3 MagSafe(アクセサリー)
具体的にはケースや保護フィルムというよりは裏面のマグネットを利用した「MagSafe対応アクセサリー」の存在が大きい。(ケースや保護フィルムはそこまで変わらない)
対応するケースであればこんな感じで裏面にクレジットカード入れやモバイルバッテリーを取り付けたりできるし
別売りのケーブルや対応するスタンドを使えば最大15Wの速度でワイヤレス充電を行うことも可能だ。
他にもスマホリングをくっつけたり、旅行用のコンパクトな充電器(iPhoneとApple Watchを同時充電可能なもの)が使えたりとMagSafeに対応しているだけで結構便利なアクセサリーが使えたりするので、個人的にはMagSafeに対応しているかどうかは今後のiPhone選びにおいては重要な点になってくると思っている。
(ちなみにSEでもアダプターを噛ませることで擬似的にMagSafeアクセサリーを使用する事はできるが、磁力が弱くスマホホルダーなんかだと落下させてしまう恐れがあるためオススメはしない)
iPhone12 miniがオススメな理由
と、ここまででSEと12 miniの違いをスペック面からお話しさせていただいた。
それでここからは記事冒頭でもお伝えした「12 miniをオススメする理由」について語らせていただこうと思う。
1 iPhone12 miniは基本性能以外でiPhone SE(2022)の完全上位互換だから
もうね。これが全て。
廉価シリーズのSEと違って12 miniはその年のフラッグシップモデルの一つ。そのため基本性能以外ではSE(2022)の完全上位互換となっている。
その証拠にApple公式が出しているiPhoneを比較するというページにてSE(2022)と12 miniを比較してみてほしい。恐らく基本性能(チップ)以外は全て12 miniの方が優れていることに気づいて頂けると思う。
実際、一つ一つの項目を比べてみると
- チップ性能→SE(2022)の方が上
- カメラ→12 miniの方が上(超広角カメラ&ナイトモードの存在)
- 背面ガラス→12 miniの方が上(Ceramic Shieldの存在)
- 耐水性能→12 miniの方が上
- スピーカー→12 miniの方が上(ドルビーアトモス、空間オーディオへの対応)
- アクセサリー→12 miniの方が上(MagSafeの存在)
など、ほぼ全ての項目において12 miniの方が優れているのが現実だ。(疑う方は本当にApple公式の比較サイトにじっくり目を通していただければお分かりいただけると思う)
1〜2年で買い換えるならまだしも3〜4年使うことを前提に購入する場合、この細かな装備の違いが結構効いてくる。だからこそ初期投資で初めのうちにある程度装備も良く、値段も手頃な12 miniを購入した方がいいと考えている。
2 価格差も入手方法によっては12 miniの方が安いから
とはいえApple Storeの価格で比べると12 miniはSE(2022)よりも約1万円高い値段設定になっているので、安くiPhoneを買い替えたい人にとってこの価格差は死活問題となるだろう。(まぁそれでも差額分を払う価値はあると思うが((ボソッ…)
しかしあくまでもそれは「定価」で購入する場合の話。
🔥新宿西口店限定商材発表🔥
— イオシス新宿西口店 (@iosys_shinjuku) 2022年4月22日
見てみな!飛ぶぞ!
他の商品は後日大発表#イオシス #shinjuku pic.twitter.com/zjbRsVNNbP
ゲオのセールでau(おそらく9800円で販売された個体)の未使用品が47000円だったので即買いしました。
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2022年3月23日
正直、SE(2022)を新品で買うよりも未使用品の12 miniを買った方がいい説すらあります。
それこそ
など中古スマホを取り扱う業者の「未使用品」と呼ばれるクラスを購入する場合はなんと購入価格はiPhone SE(2022)の57000円と同等、なんならセール期間中だとSE(2022)よりも圧倒的に安く購入することができてしまうのだ。
とはいえこの方法は
- 完全な新品へのこだわりがない人
- キャリア以外やApple Store以外でiPhoneを購入することに抵抗を感じない人
向けの方法にはなるのだが、逆にこれをするだけで1〜2万円近いお金を浮かせつつ最新の廉価モデルよりも高機能なiPhoneを手に入れられるので(しかも新品同様)僕個人としては超オススメ。
iPhone SE(2022)がオススメの人
- 2年以内で買い換える前提の人
- どうしてもホームボタンiPhoneが良い人
- 未使用品の購入に抵抗がある人(新品をキャリアやApple Storeで買いたい人)
iPhone SE(2022)を購入する場合「ホームボタン好きかどうか」が最も大きな判断基準になるだろう。(というかホームボタン付きiPhoneを新品で手に入れるならこれしか選択肢がない)
ただ個人的な意見を言わせてもらうとホームボタンがついているかどうかは慣れれば気にならなくなるし、むしろ
- カメラ
- ディスプレイ
- スピーカー
- アクセサリー
など5年前の機種(iPhone8)がベースになっているからこそ感じる「装備の古さ」の方が長く使っていると気になってくると思う...。
いくら基本性能が優れているとはいえ、筐体自体は5年前のスマホと同等のもの。今は良くても2年、3年が経てばナンバリングモデル以上に不満を感じると思うので、僕としてはSE(2022)をメインスマホで購入するなら2年で乗り換えてもらうことを意識してほしいと思っている。
iPhone12 miniがオススメの人
- 予算5〜7万円でiPhoneを検討している全ての人
- 2年以上の使用を想定している人
- 1万円の価格差を許容できる人
- (安く購入したい場合は)Apple Storeやキャリア以外で購入することに抵抗がない人
これは絶対に胸を張って言える。
余程のことがない限りは黙って12 miniを購入した方が絶対にいい
と。
何度もお伝えしているように廉価モデルのSEに比べると12 miniの装備は全ての面においてワンランク上のものになっている。故にiPhone単体の使い勝手が非常に良く、メイン機でガッツリ使用してもほとんどストレスを感じることはない。
チップ性能の差もライトユーザーであれば殆ど体感出来るほどの差を感じないだろうし、それよりも
- 綺麗な画面
- 綺麗な写真が撮れるカメラ
- 最新のiPhoneの装備が一通りついている
メリットの方が大きいのではないだろうか?(3〜4年同じiPhoneを使い続けるライトユーザーは尚更)
今回の総括
12 miniこそ真のエントリーモデル
こうしてみると型落ちで売られている12 miniも案外悪くない(むしろ最新のエントリーモデルよりも良い)ことがお分かりいただけたと思う。
あくまでも現段階での結論にはなるが、少なくとも数ヶ月は12 miniの未使用品市場が高騰したりすることはなさそうなので中古スマホ業者からスマホを買うことに抵抗がない方は積極的にチャレンジして欲しい。
また定価で買う場合もSE(2022)と12 miniの価格差は1万円強ほどしかないため、お金に余裕があるなら先行投資の意味で是非とも12 miniを手に取っていただきたい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。