WWDC2022でMacBook Air(2022)の発表と共にしれっと行われた「Mac地獄の値上げ事件」から1ヶ月。なんとその波がiPhoneやiPadを始めとする「全Apple製品」に押し寄せてきた。そう円安による値上げが残念なことに他の製品に対しても行われてしまったのである。
今回はそんな阿鼻叫喚の声が聞こえてくる「Apple製品の新価格」について記事にまとめつつ、一個人の思いを喋らせていただければと思う。
まず初めに
というわけで今回ね上がった製品はこちら
- iPhone13
- iPhone13 mini
- iPhone13 Pro
- iPhone13 Pro Max
- iPhone12
- iPhone11
- Apple Watch SE
- Apple Watch Series7
- Apple Watch Series3
- iPad Pro(2021)
- iPad(以下略)
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冒頭でもお伝えした通り、今回の値上げは「アクセサリーを含むすべてのApple製品」が対象。基本的にストアで販売されている商品(製品)に関してはほぼ全てにおいて値上げが行われてしまった(´;ω;`)ブワッ
ケンボウ氏涙目
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2022年7月1日
(欲しいと思っていたiPad Pro+アクセサリーの値段が跳ね上がってて萎えてる) pic.twitter.com/f4eSEAYBcr
ちなみにこれ大学生や専門学生が使える教育向けストアの特別価格でこれです。
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2022年7月1日
一般価格だと普通に20万円近くになってると思います(震え声)
例えば僕自身購入を検討していたiPad Pro11インチ(2021)とそのアクセサリーの合計金額は値上げ前と比べて3万円ほど上がっている...(しかも学生教職員価格で)
これだけでもかなり悲惨ではあるのだが、文句ばかり言っても仕方がないので一通り値上げされた製品についてまとめていこうと思う。
値上げされた製品
iPhone
旧価格 | 新価格 | 値上げ額 | |
---|---|---|---|
iPhone SE(2022) | 57800円 | 62800円 | 5000円 |
iPhone11 | 61800円 | 72800円 | 10000円 |
iPhone12 mini | 69800円 | 87800円 | 18000円 |
iPhone12 | 86800円 | 102800円 | 16000円 |
iPhone13 mini | 86800円 | 99800円 | 13000円 |
iPhone13 | 98800円 | 117800円 | 19000円 |
iPhone13 Pro | 122800円 | 144800円 | 22000円 |
iPhone13 ProMax | 134800円 | 159800円 | 25000円 |
現在の主力であるiPhone13を筆頭に全てのモデルが値上げ。特にProモデルに関しては他モデルと比較してかなり値上げ率は大きい印象を受ける。
それにしても13 Proが15万円弱するのって中々やばい気がする((ボソッ…
iPad
旧価格 | 新価格 | 値上げ額 | |
---|---|---|---|
iPad(第9世代) | 39980円 | 49800円 | 10000円 |
iPad mini(2021) | 59800円 | 72800円 | 13000円 |
iPad Air(2022) | 68800円 | 84800円 | 16000円 |
iPad Pro11インチ(2021) | 84800円 | 117800円 | 33000円 |
iPad Pro12.9インチ(2021) | 104800円 | 159800円 | 54000円 |
Apple Pencil(第1世代) | 10800円 | 14800円 | 4000円 |
Apple Pencil(第2世代) | 14500円 | 19800円 | 5000円 |
Smart Keyboard Folio | 19800円 | 26800円 | 7000円 |
Magic Keyboard | 31800円 | 43800円 | 12000円 |
続いてiPad。
これは個人的な感想なのだが今回の値上げで一番割を食ったのはこのiPadだと思っている。
エントリーモデルであるiPad(第9世代)ですら10000円も値上げしているし、全部入りのProモデルは3〜5万円の値上げ。加えて多くの人が購入を検討するであろう
- Apple Pencil
- Smart Keyboard
- Magic Keyboard
も総じて数千円〜1万円ほど値段が上がってしまっているので、iPad本体と合わせると実質の値上げ額は他製品と比べてもかなりデカい(´;ω;`)ブワッ
Apple Watch
旧価格 | 新価格 | 値上げ額 | |
---|---|---|---|
Apple Watch Series3 | 22800円 | 28800円 | 6000円 |
Apple Watch SE | 32800円 | 40800円 | 8000円 |
Apple Watch Series7 | 44800円 | 58800円 | 14000円 |
iPadと比べればApple Watchの値上げはまだ良心的。
OSのサポート終了が告知されているのに発売されているSeries3は置いておいて売れ筋モデルのSEが8000円、最上位モデルであるSeries7も14000円で済んでいるだけマシ。(だいたいSeries4が最新モデルの時と同じぐらいの価格で収まっている)
とはいえ純正バンドも今回の値上げに伴って価格改定が行われているため、純正バンドと一緒にApple Watchの購入を検討している人にとっては財布にそれなりのダメージが入ることだろう...
AirPods&Beats製品
旧価格 | 新価格 | 値上げ額 | |
---|---|---|---|
AirPods(第2世代) | 16800円 | 19800円 | 3000円 |
AirPods(第3世代) | 23800円 | 27800円 | 4000円 |
AirPods Pro | 30580円 | 38800円 | 8220円 |
AirPods Max | 67800円 | 84800円 | 17000円 |
Beats Flex | 8400円 | 9800円 | 1500円 |
Beats Studio Buds | 17800円 | 21800円 | 4000円 |
Beats Fit Pro | 24800円 | 28800円 | 4000円 |
AirPodsについては
- Pro
- Max
がかなり高くなってしまったという感じ。というか発売から3年が経過している製品が4万円弱するってかなり強気な値段設定だと思うのだが...
一方、第2世代や第3世代の値上げはまだ軽微なものに止まっているのでAmazonのセール等を利用すれば比較的購入しやすいのではないだろうか?
HomePod&Apple TV
旧価格 | 新価格 | 値上げ額 | |
---|---|---|---|
HomePod mini | 11880円 | 14800円 | 3000円 |
Apple TV HD | 17800円 | 25800円 | 8000円 |
Apple TV 4K | 21800円 | 28800円 | 7000円 |
こちらの値上げ額はかなり大人しめ。ただしHomePod miniを筆頭に「今まで比較的安価に買えたApple製品」としてのお買い得感は若干薄れている気もする((ボソッ…
アクセサリー
がおよそ10〜20%ほど値上げ。
ちなみに僕も愛用しているApple純正のレザーケースは2000円アップの約9000円に価格変更。...いや流石に高すぎるて!!!(どうせ買うけど)
値上げ後に僕たちが出来ること
以上が今月からの新価格になるわけだが、僕も含め多くの方が「マジかよ」と感じられていると思う。(実際iPadを筆頭に財布へのダメージが大幅に強化された製品も多い)
だからこそ最後は値上げ後に少しでもApple製品を安く買うためのコツをお伝えさせていただきたい。
1 Amazonや家電量販店ECサイトの利用
ベターな方法ではあるものの、新品を安く手に入れるためにはこれが一番確実。
それこそAmazonでは来週12日から「プライムデー」という年に一度の大型セールでAirPods(第3世代)の値引きが予告されているし、家電量販店も数パーセントのポイントバック分で公式サイトよりも少し安く購入しやすい。
特にAmazonのセールでは
- AirPods
- Beats製品
- Apple Watch
当たりが確実に値引き対象になって安く購入できるパターンが多いので、それらの製品が欲しいと考えているなら積極的に狙っていくべきだ。
(僕も昨年のプライムデーでAirPods Proを2.4万円ほどで購入している)
kenboapplegadget.hatenablog.com
2 整備済製品の購入
完全な新品でなくてもいい!
最新モデルでなくてもいい!
ならAppleが公式で取り扱う「新古品」の「整備済製品」の購入がオススメ。
kenboapplegadget.hatenablog.com
あくまでも
- 旧モデルが中心のラインナップ
- 完全な新品ではない(ただし壊れている箇所は全て新品のパーツと交換されている)
- iPad、Mac、Apple Watchが対象
という条件はあるが、最新モデルとほとんど機能が同じものを「安く」「きれいな状態」で手に入れることが出来る上に、保証等もかなり充実しているので(AppleCare+への加入も可能)新品や最新製品へのこだわりがない人にはオススメしたい。
3 中古品の購入
あとは中古品の購入も
中古で売られている個体の目利きが聞く人間
ならば利用する価値はある。
ただ、ご存知の通り中古品は
- 前ユーザーがどんな使い方をしているのかが不透明
- 「数値上」動作に問題がない個体でも異常をきたす場合がある
- 万が一の時に使える保証が限られる(中古ショップが独自に行なっている保証ぐらいしか使えない)
などのデメリットがある。もちろんそんな状況になった時でも対処できる知識があるなら話は別だが、基本的にトラブル時の対処が出来ない人は利用するべきではない。少し値は張るが無難に新品か整備済製品の購入をした方が遥かに低リスクだ。
今回の総括
積極的にセールの利用を。ただ「今すぐ必要」なのであれば多少高くても「すぐに買え」
今回の値上げを受けて一番に思ったのは
欲しい、もしくは必要だと思ったその時が「買い時」である
ということ。
kenboapplegadget.hatenablog.com
僕自身「少し早いかな...」と思いながら1月にMacBook Pro14インチ(2021)を24万円で購入できたが、半年も経たずに僕の購入したスペックのモデルは約3万円も値上げが行われている。あくまでも結果論でしかないとはいえ、もしあのタイミングで購入しなければ
- 香港ロックダウンによる出荷の遅れ
- 円安による価格改定
のWパンチを喰らっていた可能性が高いはずなので、本当にあそこで買っておいて良かったと今では心の底から思っている。
この流れが今後もしばらく続くと仮定した場合、今年発表されるであろう新製品も最悪「値上げ」する可能性は十分ある。そのため現段階で必要に駆られている製品があるのであれば、価格改定は仕方がないと受け入れて出来るだけ早く購入することをお勧めする。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。