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先日のイベントでiPhoneと合わせてApple Watch Series7も発表された。
今回はApple Watch Series7の概要と主なアップデート点、そしてSeries8に期待している理由についてまとめていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
リーク情報では期待されていたSeries7
実はイベントが発表される前はApple Watch Series7に対する信者達の期待値はかなり高かった。(もちろん僕も含めて)
というのもリークの時点で
- デザイン変更(iPhone12風の角ばったデザインになる)
- ベゼルレス化(ディスプレイサイズの大型化)
- 性能アップ
- バッテリー持ち向上
等々、ここ最近マイナーアップデート続きだったApple Watchがもう1段階化けるかもしれない内容だったから。
実際Twitterでも「デザイン変更があるからSeries7を待つ」という声は多かったし、僕自身もリーク情報を軽く見て「今回のアップデートはSeries4以来の衝撃だろうな〜」と思っていた。...。実際に発表されるまでは。
Apple Watch Series7まさかの大どんでん返し
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コスパにより磨きをかけたiPad(第9世代)と超絶大型アップデートのiPad mini(第6世代)のプレゼンの後、いよいよ注目のApple Watch Series7のお披露目。デザイン変更やバッテリー持ち向上のアップデートを期待して、ティムの発表を待っている僕の目に飛び込んできたのが...
ちょっと待って...
いや、デザインおんなじやないかーい!!!!!!!
これにはスペースで一緒にイベントを見ていた方と一緒にずっこけてしまった。「えっ、マイナーアップデートですやん」と。
ただ、これはここからの1年間Apple Watchのフラッグシップモデル。いくらマイナーアップデートとはいえ何か新しいセンサーがついてまた出来ることが増えるのかと思ったら、アップデートされたのは
- ディスプレイサイズの大型化(Series6比で20%、Series3比で50%の大型化)
- ディスプレイがより明るく
- 充電時間の短縮(対応するケーブルと充電器で最大33%の高速化)
- ディスプレイを守るガラスの強化(構造を見直して割れにくくなった)
- 新色の追加(グリーン)
たったこれだけ。今からまとめていくが悪い意味で今回のSeries7は期待を裏切るアップデートだったと思う。
1 ディスプレイサイズの大型化
まずイベントの中でも大きく取り上げられていたのがディスプレイサイズの大型化。今までのApple Watchと比較して最低でも1.2倍、最高で1.5倍もディスプレイが大きくなったことでApple Watchの操作性がより快適になった。
もちろんSeries4以来のディスプレイサイズに特に不満は感じていないのだが、本体サイズが変わらず操作範囲が広くなるのはメリットしかないのでこれはいいアップデートなのではないだろうか?
2 ディスプレイがより明るく
またディスプレイのアップデートとして最大輝度が70%向上。屋外での視認性が上がった。
これも屋外でディスプレイを見る事がほとんどのApple Watchにとっては使い勝手を上げるための順当なアップデートだ。
3 充電時間の短縮
今回のSeries7のバッテリー寿命は今まで通り最大18時間ではあるのだが、Type-C端子の充電ケーブルとUSB-PDに対応する充電器を使うことで33%早く充電が可能になった。
ただ、いくら充電時間が短くなったからといっても「1日一回の充電」が必要なのは変わらない。やっぱりバッテリーを多く積んで「1泊2日の旅行なら全然持ちますよ〜」ぐらいの長寿命化を実現して欲しかったのが正直なところ。
4 ディスプレイを守るガラスの強化
このSeries7からはディスプレイを覆うガラスの設計を見直すなどして「亀裂が入りにくい」ディスプレイ(=耐久性が上がった)になった。アルミモデルを含む全てでだ。
一見するといいように見えるかもしれないがアルミモデル特有の「ディスプレイに細かな傷が入りやすい」問題は解決していない...あくまでも「割れにくくなった」だけで「傷つきにくくなった」とは一言も書いていないから。(使っている材質自体は今までと同じでアルミとステンレス以上のモデルで区別されている)
実際ディスプレイの擦り傷が気になるという理由でアルミモデルではなく、ステンレスモデルを購入する人は多い。せっかくディスプレイの耐久性をあげたのであればアルミモデルとステンレスモデルでの格差をなくすべきだったと思う。
5 新色の追加
Series6に引き続きSeries7でもアルミモデルに「グリーン」が追加された。iPhoneと合わせるのに重宝しそう。
予約開始日と発売日
なんと今回発表された製品の中でこのApple Watch Series7は唯一、現時点で予約開始日や発売日が未定。なんなら日本での価格も一切公開されていない始末。(新機種が発表されたのに2021年9月17日現在はSeries6の発売が継続されている)
アメリカでの価格はSeries6と変わらないのでおそらく日本でも
- Series6と据え置き価格で発売
- 若干値下げする(5000円以内)
で発売されるとは思うのだが...発表したならせめて価格だけでも出してほしかった。
今回の総括
新規で買うなら当然Series7。ただApple Watchの革新はこれで止まった。
今回の発表で分かったことがある。1つはリーク情報はもう当てにしてはいけないこと。2つ目はApple Watchの革新とも言えるような進化はもう来ないということだ。
このSeries7、細かなところの改善は素晴らしくApple Watchとしての完成度は間違いなく高くなった。ただSeries4まであった
- 初代→Series2 Suicaと防水がついて改札を時計で通れるようになった
- Series2→Series3 サクサク度がましてApple Watch単体でも運用できるようになった
- Series3→Series4 性能が劇的に向上して操作性も良くなった
「毎年毎年できることが増えていく!買い替えた時の進化を体感することができる!」レベルの進化ではない。良くも悪くもマイナーアップデートでSeries6と比べた時の優位性があまり感じられない...
もう一度言うがディスプレイをはじめとする細かなところの改善を考えると、新規で購入するなら間違いなくSeries7がオススメなのだが、もう高頻度でApple Watchを買い換えていく必要は無くなったと思う。iPhoneと同じように「買い換えたとしてもできることが大して変わらなくなったから」だ。
と言うわけで、とりあえず僕はApple Watchもスルー。予算が出来次第iPhone13シリーズのいずれかとMacBook Pro上位モデル(Apple Silicon版)を購入して新生活を迎えようと思う。