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先日iPad用のSmart Keyboardを開封してからおおよそ3週間が経過した。
今回はSmart KeyboardとiPadを組み合わせて使った感想とメリットデメリットを記事にまとめていこうと思う。少しでもこれから購入する方の参考になれば幸いだ。
それでは今回も行ってみよう。
- 今回レビューする商品
- 学生Apple信者がSmart Keyboardを使い続けて分かったメリット
- Smart Keyboardを使い続けて分かったデメリット
- 購入はほぼ未使用品の購入がオススメ
- 3点セット(iPad、Apple Pencil、Smart Keyboard)を揃える価値はあるのか?
- Smart Keyboardをオススメしたい人
- 今回の総括
今回レビューする商品
今回レビューするのはiPad用Smart Keyboard。これは10インチ系iPadとなる
に対応するApple純正のキーボードカバー。
特徴としてはApple純正品ということもありiPadとの相性がかなり抜群なのと圧倒的な持ち運びやすさがある。
学生Apple信者がSmart Keyboardを使い続けて分かったメリット
1 荷物の軽量化ができる
iPad Air(2019)とSmart Keyboardを合わせた重さはおよそ700g。僕が普段使っている「MacBook Pro 13インチ(1.4kg)+HHKB(500g)」の組み合わせから考えれば荷物を半分以上軽量化することが可能だ。
iPad自体、「サクッ」とブログの記事を書くぐらいであればパソコンとほぼ大差なく行えるためMacを使う予定がない日にはかなり助かる。ガジェットが大好きとはいえ持ち運ぶ荷物が軽いに越したことはない。
2 iPadが「タブレット→文字入力デバイス」に瞬時に変形
- LINEの返信
- ブログの記事を書く
などなど普段からパソコンのキー入力に慣れているとこういった作業はハードウェアキーボードで行ったほうが圧倒的に早い。もちろんそういった時にBluetoothのキーボードを利用する手もあるのだがいちいち持ち運ぶ必要があるし、使う際には電池残量や電源のオンオフなどの作業をする必要があり正直めんどくさい。
iPad用のSmart Keyboardはキーボード単体いうよりも
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2020年9月27日
「iPad+Smart Keyboard」
の組み合わせで初めて真価を発揮するキーボードだと実感
もちろん2万円もあればRealforceとかの高級キーボードが買えてしまうけど単純な打鍵感じゃなくて気軽さや持ち運びのしやすさがiPadとピッタリ。
カバーとしても有能だし、面倒な充電・電源のオンオフ確認が入らないのもいい。
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2020年9月27日
やっていることはSurfaceと同じだとしても中に入っているOSの関係上とてもラフで使いやすい気がする
その点このSmart KeyboardはSmart Coverのようにクルッと変形させればソフトウェアキーボードが消えてすぐに文字打ちができるようになって、iPadにずっとくっつけて持ち運びのことを気にする必要もない。電源もSmart Connectorという専用端子から給電されるので面倒な電池管理やペアリングといった作業も不要。
Macにはない機動力を持つiPadだからこそキーボードも「瞬時に使える」なければならないと思う。これだけでもかなりストレスが減る。
3 下手なキーボードよりも打鍵感がいい
どうしてもキーボード一体型のカバーはキーボード部分が残念だったりすることも多い。特にキーの打鍵感やキー配列がストレスを感じるものだったりする...
もちろんこのSmart KeyboardもiPadの横幅に合わせる関係で
- return
- delete
- 記号キー
の一部が小さくなっているものもある。ただこれも無理のない程度に狭められているだけで1週間もタイピングをしていればなれる。それよりもこの「ポコポコポコ」という独特の打健感がたまらない。しかも外でも使えるようにキースイッチに隙間がない分、バタフライキーボードよりも耐久性で優れているのも評価できるポイントと言える。
ただキー数の多いJIS配列版は少し微妙かも...個人的にはキー数が少なくiPadとの相性がいいUS配列版の購入をオススメしたい。
4 カバーとしても優秀
先ほども書いた通りiPadとSmart Coverを組み合わせた重さは700g。若干Smart Coverとの組み合わせよりは重さを感じるものの十分つけっぱなしでも使うことができる。
Smart Cover同様に開けばスリープ解除する上に
- スタジオモード
- スタンドモード
各種Smart Coverができることに対応していてiPadのカバーとしてもかなり優秀。大体この手の製品の多くがiPadの機動性やタブレットしての使い勝手を全力でぶち壊しに来るのだがSmart Keyboardに関してはそんなことを一切感じない。さすがApple純正品。
5 iPadとの一体感が美しすぎる
ぶっちゃけSmart Keyboardを購入する理由の中に「iPadとの一体感に惚れた」があってもいいと思えるぐらいに「iPad+Smart Keyboard」のフォルムは美しい。
これだけ薄いのに中身には先進のOSが走っているというロマン
キーボードを使わない時はSmart Coverと同じぐらい美しく実用的なカバーに早変わり
何度も言うがApple純正品なだけあってiPadの組み合わせはとても美しくて実用的。使っていてワクワクしたいならSmart Keyboardはかなりオススメ。
Smart Keyboardを使い続けて分かったデメリット
1 結局Smart Coverは必須
Smart Keyboardをつけたままでの運用ももちろん可能。ただ...欲を言えばSmart Coverも持っておいたほうがいいと思う。
理由は単純でキーボードを使わない環境においてSmart Keyboardはただ邪魔だから。iPadには超絶便利なソフトウェアキーボードが付いているのだから「iPad+Smart Cover」のラフに使える組み合わせの方が理にかなっている。
僕もSmart Keyboardをメインに使いながらもタブレットとして気軽にiPadを扱いたい時なんかは今まで使っていたLeather Smart Coverを使うこともある。結局タブレットメインの運用ならSmart Coverが軽くて優秀。
2 ソフトウェアが致命的。パソコンを据え置くことはできない
この記事にも書いたように現状Smart KeyboardをつけたiPadは「パソコン(Mac)」を完全に据え置く存在と言うよりは「パソコンで行っている作業を効率化するか存在」と言う位置付け。残念ながらiPadOSがMacのように行かない部分がありパソコンの代わりに作業をこなすのは難しい印象。
特にWebサービスとOfficeの完全版がないのは致命的。もしもパソコン代わりにこれを購入しようとしているのであれば僕は全力でオススメしない。Officeなんかはパソコン版にしかない機能を使うことが多くそれが使えないと完全に詰んでしまう...
3 お値段がお高め...
Smart Keyboardはキーボードとしてみてもキーボート一体型カバーとしてみてもかなり高額な2万円。単純な打鍵感で言えばRealforceやGPROを購入してしまったほうが絶対にいいのは確か。
しかしSmart Keyboardの魅力は単純な打鍵感にあるのではなくiPadと組み合わせた時の軽快さやiPadOSとの連携の良さにある。あくまでもキーボードとしてもカバーとしても利便性の良いキーボードなのでそこに価値を見出せるかどうかでこのキーボードに対する評価は大きく変わって来るはずだ。
購入はほぼ未使用品の購入がオススメ
ちなみに今回僕はSmart Keyboardを新品ではなくメルカリで箱から出しただけの未使用品を1万円以下で購入した。
正直キーボードの必要性は人によってバラバラ。しかもSmart Keyboardでできることの大半は外付けキーボードでも代用が可能なことを考えればいきなり2万円を突っ込むのはかなり勇気がいる...
1万円であれば購入する敷居がかなり低くなる上に使わなくなった時に手放しやすい。故に僕は新品よりも1〜3回程度しか使用されていないほぼ未使用品に近い個体を手に入れるのが1番コスパがいいのではないかと思っている。
3点セット(iPad、Apple Pencil、Smart Keyboard)を揃える価値はあるのか?
ありがたいことに僕の手元には最近のAppleが推しているiPad3種の神器セットが揃っている。ここで肝心なのはこの3種の神器を揃える必要があるのかどうかだが揃える必要はないと思う。
先ほど書いたようにApple Pencilと違ってSmart Keyboardでできることは格安のBluetoothキーボードでも代用できる。しかもiPadOSにはタッチディスプレイで使いやすいソフトウェアキーボードがあるためちょっとした文字打ちやメッセージの返信は全然それで賄えてしまう。
そうなると俄然Smart Keyboardである必要性が薄くなってくる...個人的には必要もなくSmart Keyboardを買うぐらいならApple Pencilを購入してiPadを「スーパー手書きノート」として使ってみて欲しい。現状Apple Pencilほどの書き味を持つiPad用スタイラスは存在しないからだ。
Smart Keyboardをオススメしたい人
まず第一前提としてパソコン用のキー配列に慣れていない人には外付けキーボードをオススメできない。無理して使うぐらいならiPhoneでも使えるフリック入力やソフトウェアキーボードを使ったほうが効率的だろう?
パソコン用配列に慣れていて、なおかつiPadやiPadOSとのくみ合わせが最もいいキーボードを探しているのであればこの製品をかなりオススメしたい。なんだかんだ他社からもSmart Connector接続対応の製品がいくつか出ているが今のところSmart Keyboardほどの薄さと軽さ、そして実用性を誇る製品は出てきていない。
「iPadの気軽さを極力ぶち壊したくない!(僕)」と言う人にとってこのキーボードは最高の選択肢になること間違いなし。迷うことなく購入をオススメしたい。
今回の総括
あくまでも必要な人が買う製品。80%の人たちには必要なし
iPadを
- メモ帳
- ノート
- 液タブ
に変えてくれるApple Pencilと違いSmart Keyboardはそこまでの衝撃がない。他社製の製品でもできると言うのもそうだし、何よりできるようになることが「文字打ちの効率化」だけなのでそれが必要でない人にとっては要らないものだ。
別にiPadを購入した後で必要になったタイミングで購入すればいいのでiPadでウェブサーフィンしかしない人などは無理して購入する必要はないだろう。
とはいえApple純正品だからこその一体感と相性の良さは他社製品を圧倒するところがある。もし購入したいのであれば是非とも一度店頭で触ってみた上での購入をオススメする。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。