昨夜9時ごろアップルから急遽発表された新型iPad Pro 2020。
今回はそんな気になる新モデルのアップデート点と同時に登場した「超画期的」な新アクセサリーについてまとめていこうと思う。このiPad Proはマジでやばい。
それでは今回も行ってみよう。(動画はこちら)
【待望の新型】Apple好き学生によるiPad Pro 2020アップデート点まとめ
今回のiPad Proで変わったところは?
実は今回のiPad Proは単体だけで見ると大きなアップデート点は以下の3つになる。
- カメラ(シングルからデュアルへ。さらにToFセンサー搭載)
- チップ(基本性能はそこまで変わらず。AR面での機能強化)
- ストレージ・価格改定(最小構成モデルのストレージは128GBに、価格は5000円ダウン)
しかしこうしてみると「大きく騒がれている割にはアップデート内容が小さい」と思うかもしれないが、実はこのiPad Proと同時に発表された「あるアクセサリー」のインパクトもあり全体で見ると豪華なアップデート内容となっている。
1 カメラ
今回のアップデート点で一番大きく変更されたのは「カメラ」。
今までシングルレンズだったiPad Proのカメラも最近のiPhoneと同じような「デュアルレンズ」に。ちなみにカメラ構成はiPhon11と同じ
- 広角
- 超広角
レンズを搭載する他、iPad Proだけの装備として「RiDERセンサー」を搭載したことで主にAR関係の機能強化を狙ったアップデートと言える。
個人的にはiPadでそこまで写真撮影を行うことが少ないので、カメラ性能のアップデートはそこまで重要ではない。でもiPad Proのでかい画面でポートレートとか撮れたら楽しそうだなと思ってみたり...
2 チップ
この新型モデルのiPad Pro。性能面では2018年に発売されたモデルとほぼ同じと言ってもいい。
今回の2020年モデルに搭載された「A12 Z Bionic」のベースになるチップは2018年モデルと変わらずiPhone XSに搭載されている「A12 Bionic」のまま。それでいてAppleの公式ページには性能の高さをアピールするような記載がないため主に「AR関係」の機能強化程度だと思われる。
まぁ2018年モデルの時点で相当高速だったし、処理性能に不満を感じることはないだろう。
3 ストレージ・価格改定
iPad Pro 2020の価格は以下の通り(赤字が11インチ、青字が12.9インチ)
Wi-Fiモデル
- 11インチ 128GB 84800円(税別)
- 12.9インチ 128GB 104800円(税別)
- 11インチ 256GB 95800円(税別)
- 12.9インチ 256GB 115800円(税別)
- 11インチ 512GB 117800円(税別)
- 12.9インチ 512GB 137800円(税別)
- 11インチ 1TB 139800円(税別)
- 12.9インチ 1TB 176800円(税別)
Wi-Fi+Cellularモデル
- 11インチ 128GB 101800円(税別)
- 12.9インチ 128GB 121800円(税別)
- 11インチ 256GB 112800円(税別)
- 12.9インチ 256GB 132800円(税別)
- 11インチ 512GB 134800円(税別)
- 12.9インチ 512GB 154800円(税別)
- 11インチ 1TB 156800円(税別)
- 12.9インチ 1TB 176800円(税別)
一番大きな変更点は64GBモデルが廃止され、代わりに128GBモデルが追加。さらに価格は最小構成モデルは5000円値下げの84800円からに。
エントリー機に比べるとまだまだ根が張るProモデル。しかし2018年モデルよりも成熟した2020年モデルが安価な価格で手に入るのは多くの方にとってメリットなのではないだろうか?
今回登場したやばいやつ
前半「新型と一緒に発表されたあるアクセサリーのインパクトがすごい」と書いた「あるアクセサリー」がこれだ!
「新型キーボードカバー」!!!!!
その名は「Magic Keyboard」。従来のカバーとキーボードを一体にした「Smart Keyboard」シリーズの路線を引き継ぎつつもさらに改良を加えた「新型キーボードカバー」だ。
大きな特徴は3つ。
- キースイッチの変更
- 新設計されたスタンド機構を搭載
- トラックパッドを内蔵
発表された当初あまりにも画期的すぎて「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」を喚起の声をあげてしまった笑
1 キースイッチの変更
このMagic Keyboardに搭載されているキースイッチはその名の通り「MacBook Pro 16インチ」にも採用されている「シザー式スイッチ」。
今までのSmart Keyboardに比べて「タイピングした時の打鍵感」が確かに得られ、主にライター業の方には嬉しい変更だと思う(実際に僕も気になる)ちなみにキースイッチはiPad Pro本体からの給電で「バックライト式」になっている。
2 新設計されたスタンド機構
従来のSmart Keyboardシリーズには共通して「iPadをスタンドさせた時の角度が調節できない」と言う欠点があった。2018年に登場した「Smart Keyboard Folio」で一応角度を選べるようにはなったものの、根本的な問題の解決には至らなかった。
しかし!今回の「Magic Keyboard」には新設計の「フローティングカンチレバー」のおかげでiPad本体の角度を無段階で調節可能になった。
僕もiPadでブログを書いていたときに「この角度見にくいな...」と感じることが多かったので、この仕様変更もとても嬉しいものだ。
3 トラックパッド内蔵
Appleもここまでやるのかと思わされた「トラックパッド内蔵」。現状ではiPadOS 13.4待ちなのが現状。
とは言えデモを見ている限りではMacのトラックパッドと遜色なく操作できそうだし、これでかなりパソコンに近付いたと言えるのではないだろうか?
Magic Keyboardの対応モデル&価格
対応モデルは2018年に発売されたiPad Proも含まれているとのことで上記の機種をお持ちの方ならiPadを買い替えなくてもこの画期的なキーボードが使えるのは良心的。
ただ、価格の方は...
- 11インチ版→31800円(税別)
- 12.9インチ版→37800円(税別)
高えーよ!!高杉!!!!!!
と突っ込みたくなるぐらいの「超強気価格」。画期的なのはわかるのだが無印iPadが買えてしまうこの価格はやりすぎなんじゃないのAppleさん!?!?!?
Apple自身もそのことを分かっているのか今まで発売されたいた「Smart Keyboard Folio」も継続して発売されるようなので「キーボードでいい!」と言う方はそっちを購入してもいいのかもしれない。
今回の総括
ハードウェア&ソフトウェアの拡充でより「洗練された」Proモデル
どちらかと言うと今回のアップデートはiPadOS自体のアップデートとハードウェア面をうまく組み合わせたものだったと言えるだろう。実際iPad Pro本体のアップデートは最小限にとどまっていることから「ソフトウェアを強化するぞ!」と言うAppleの姿勢を読み取れる。
もちろん僕は今回のモデルはスルー。今の僕にはProモデルはオーバースペック感が否めない...
今回は以上だ。ではまた次の記事で。