少し前とは違い10万円代前半でも十分に使えるモデルが登場した今MacBookの購入を考えている人も多いのではないだろうか?
今回はMacBook選びの参考に「バタフライキーボード」モデルと「Magic Keyboard」搭載モデルのどちらを購入するべきなのかを解説していこうと思う。ぶっちゃけこの2つのモデルにはそれぞれメリットがあるのでこの記事で比較検討していただければ幸いだ。
それでは今回も行ってみよう。
バタフライキーボードモデルとMagic Keyboardモデルの違い
「バタフライキーボード?Magic Keyboard?なんだそれ」という方のために簡単に説明しておくと...
バタフライキーボードとは2015年から2019年製のMacBookシリーズに採用されていたキーボード。薄さをとことん追求して作られたキーボードのためMacBookの薄型化には貢献したものの、キーストローク(キーボードを叩いた時に感じる深さ)があまりなかったりその薄すぎる構造故にキーボードの中にゴミが入って壊れてしまうという自体が大量発生。Appleが対象となるモデルを無償修理すると発表する結果に。
一方Magic Keyboardは2019年のMacBook Pro 16インチから採用されたキーボードで不評の多かったバタフライキーボードに変わる形で2020年現在で発売されているMacBookシリーズ標準のキーボードとなった。
特徴としては極限までの薄型化を諦めて手に入れた「打鍵感の良さ」と「壊れにくさ」。キーストローク自体が従来のバタフライキーボードの2倍になっていてHHKBほどではないがMacBook備え付けのキーボードと考えればそこそこの快適さがある。
その他に大きく違う点として本体性能の高さが挙げられる(当然だが最新モデルであるMagic Keyboardモデルの方が全体的な性能は高い)
要はこの2つを比較して「自分に必要なのか?」を考える必要がある。
まずは結論
僕なら間違いなくMagic Keyboard搭載モデルを購入する。多少値段が張ったとしても
理由は以下の通り
- Magic Keyboardの信頼性はとても高いから
- 本体性能は少しでも高い方がいいから
- 価格差に見合うメリットは十分にあるから
では解説をしていく。
1 Magic Keyboardの信頼性はとても高いから
不具合が連発したバタフライキーボードとは違ってMagic Keyboardはとても信頼性が高い。
適度なキーストロークがあるおかげである程度タイピングをし続けても疲れにくいし、何より普通に使っていて壊れることがないのが素晴らしすぎる。実際バタフライキーボードモデルであるMacBook Pro 13インチ(2017)を使っていて何度かキーボードの中にゴミが入ってキーボードの打鍵感が悪くなったことがある。家や外に持ち出して使っているだけでだ。
故にバタフライキーボードの打鍵間にそこまで違和感を感じないという人でも壊れるリスクを孕んでいるキーボードを使うよりは「無難」にMagic Keyboardを選択したほうが余計なことを気にせず使える分幸せになれると思う。
2 本体性能は少しでも高い方がいいから
基本的にMagic Keyboardモデルは本体の性能が高い。16インチモデルは独立GPUを積んでいて動画編集なども余裕でこなすことができるし、13インチモデルに関しても最新世代となる第10世代のCore iシリーズを搭載している。
どうしてもバタフライキーボードモデルは発売時期の関係で数年前のCPUが使われているパターンがほとんどでMagic Keyboardモデルと比べて性能は劣ってしまう...
特に性能のアップグレードがしにくいノートパソコンは「元々の基本性能の高さ」の高さは今後そのノートパソコンを快適に使う上でとても重要な項目になってくる。だからこそノートパソコンに関しては同じ製品でも少しでも性能が高いに越したことはない。
3 価格差に合うメリットは十分にあるから
まず初めに大まかな性能が同じMacBook Airの「バタフライキーボードモデル」と「Magic Keyboardモデル」の価格をご覧になっていただきたい。
まずはバタフライキーボードモデル(2019年モデル)
次にMagic Keyboardモデル(2020モデル)
若干スペックの構成が違うがそれを考慮しても価格差はおよそ2〜3万円。「えっ、結構価格差があるやん...」と感じてしまうのはわかる。ただ個人的には例え3万円を払ったとしてもMagic Keyboardモデルを購入した方がいいと思う。
というのも先ほどからお話ししている
- キーボード
- 元々の性能の高さ
という点でMagic Keyboardモデルはバタフライキーボードモデルよりも圧倒的に優れているからだ。たとえそれを手に入れるのに3万円を払ってもこの後快適なMacBookライフが過ごせるのであれば「未来のための投資」という価値は十分にあると言える。
何度もいうが本体性能の高さとキーボードはその後のノートパソコンライフに大きく影響する。なのであれば今「安さ」を優先してバタフライキーボードモデルを買うよりも少し頑張ってMagic Keyboardモデルを購入した方がいいとは思わないだろうか?
バタフライキーボードモデルを購入するべき人
- 何がなんでも安さ重視でMacを購入したい人
- 壊れやすいリスクを理解した上で工夫した使い方ができる人
- Magic Keyboardモデルのメリットに魅力を感じられない人
とにかく「安さ」を重視していてバタフライキーボードの問題点を理解しているのであれば性能と価格のバランスが取れたバタフライキーボードモデルの購入はオススメ。今の時期だと2〜3年前のMacBook Proが10万円を切る価格で出回り始めているのでその辺を狙うといいだろう。
しかしバタフライキーボードが「壊れやすいリスク」を抱えているのはもはや覆しようがない事実。なので埃の侵入を防ぐキーボードカバーの購入や外付けキーボードを使用するなどひと工夫した使い方をして欲しい。
Magic Keyboardモデルを購入するべき人
正直今からMacを購入する全ての人はMagic Keyboardモデルを購入しておいた方が無難。ハードウェア面(キーボードや基本性能の高さなどパソコン本体自体)の不安な点もかなり少なくこれからMacを使い続けていくにあたって安心できる点がたくさんがあるからだ。
Macを始めとする「プレミアムノートパソコン」は本体性能など高さから今後4〜5年にわたって使い続けられるもの。故に長く使うことを考えて少しでもいい装備がついたMagic Keyboardモデルを3万円プラスして購入するのは最もオススメだ。
今回の総括
3万円の投資で今後のMacBookライフをより快適に
kenboapplegadget.hatenablog.com
メモリを16GBにカスタマイズするのと同じようにこれからのMacBookライフがより快適になるものには迷わずお金を投資するべきだ。
もちろんその時は高いと感じると思うが、2〜3年MacBookを使い続けた時に購入時とそこまで大差なく快適に使えた方が「性能が足りないから...」と自分のやりたいことを諦める必要もなく満足感の高い買い物ができる。
長い目でみると2〜3万円はそこまで大差がない出費なので是非とも「投資」という名目でお金を使ってみて欲しい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。