コロナウイルスの関係で初のオンライン開催が決定しているWWDC2020。個人的にはたくさんの人が集まって「おぉ!」となる感じが好きなのだが、今年もハードとソフトのリーク情報をまとめていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
WWDCとは?
「WWDC」とは「World Wide Developers Conference」の略称。名前の中にもあるとおり世界中のアプリの開発者に向けてのイベントになるので基本的には
- iPhone
- iPad
- Mac
- Apple Watch
- AppleTV
の新OSの発表が中心となることがほとんど。実際に昨年のWWDCで発表された新製品はMac Proのみでそれ以外は全て新OSの発表のみだった(昨年のWWDC関連のまとめ記事はこちら)
kenboapplegadget.hatenablog.com
kenboapplegadget.hatenablog.com
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ちなみにこのイベントの他にもAppleは秋の新製品発表会と春のイベント(年によって違う)を開催することが多いため覚えておくといいだろう。
WWDC 2020で発表されるソフト・ハードまとめ ※2020 6月 12日現在
さてここからは初のオンライン開催となったWWDC 2020で発表されそうなソフトとハードをまとめていこうと思う。
現在、ほぼ確実に発表が予想されているのは以下のもの
- iOS14
- iPadOS 14
- macOS 10.16
- watchOS 7
- tvOS 14
そして確実とまではいかないが「発表があるのではないか?」噂されているのが以下のもの
- AirPods studio
- iMac(2020)
- Airtag
- AppleTV 4K
- ARMベースのMacBook(ARMアーキテクチャへの移行計画)
では解説していく
追記
予定通り2020年6月23日にWWDC 2020が行われた
残念ながらハードウェアの発表は無しでソフトウェア中心にイベントになったがそれでもそのアップデート内容が非常に充実していたので楽しめるイベントだった。
kenboapplegadget.hatenablog.com
1 iOS14
これは名前こそ14というメジャーアップデートとなっているが実際は昨年のiOS13の安定版になるのではないかとの噂が強い。そのためiOS12の時と同じように13をサポートした端末は全てアップデート対象になるのだはないかと思う。
ちなみに新機能としては
- アプリのリスト表示に対応(Apple Watchと同じような並び方に変更できる)
- デフォルトアプリの変更に対応
- メッセージアプリの刷新(Slackに近いUIに)
などが噂されている。まぁ昨年のOSのバグは酷かったし無闇に新機能を増やさずに安定性を重視した路線に変更したAppleの判断は英断だ。
2 iPadOS 14
こちらもiOS 14と同じ安定性重視のアップデートになるらしい。iOS14に追加される新機能以外にiPadOS独自のものとして最大3つのアプリをSplit View表示させることに対応するのではないかと言われている。
今のところは最大3つのアプリまでしか対応していないのでよりパソコン的な使い方をするためにもマルチタスクの強化は必然。ただ個人的にはAppleが出しているパソコン用ソフトの完全版をiPadでも使えるようにして欲しいところ。
3 macOS 10.16
これは早急に安定版のアップデートを行うべき。今のCatalinaは搭載されている機能は素晴らしくてもいろいろ不安定なところが多すぎる。特に最新のMacBook Pro(13、16インチ)関連の問題が山積み。故に新機能としてはメッセージアプリの機能改善以外はほぼバグ改善になりそうだ。
ちなみに僕の手持ちのMacBook Pro Touch Barなしモデルでも勝手にスリープしたり、テザリングが繋げられないなどの不具合が発生している。
4 watchOS 7
大型アップデートとはならず
- 新文字盤の追加
- 健康管理機能の強化
程度のマイナーアップデートで終わりそう。ただApple Watchの「ハードウェア的進化」がiPhoneと同じように徐々に限界点に達しつつあるためこれからはOSのアップデートでワクワクさせて欲しい。
5 tvOS 14
今のところは
- キッズモードの搭載
- スクリーンタイムの搭載
- オーディオ出力先でAirPlay2の機器を常時選択可能
にが搭載されるのではないかと言われているが、実際に実装されるのかはわからない...
6 AirPods Studio
ここからは「ソフト」ではなく「ハード」面を紹介していく。
WWDC 2020で満を辞して登場するのではないかと言われているのはApple純正オーバーイヤーヘッドホンである「AirPods Studio」。現在のBeats Solo Studioを置き換える形になるのではないかとの見方が強い。
注目するべきなのは
の3つ。特にヘッドホンでは珍しいつけている状態を判断するセンサーや交換可能なイヤーパッドなどはなんともAppleらしい少し気のきいた機能を言えるだろう。
気になる価格はおよそ4万円ほどとかなり高額。現状その価格帯で最強のノイズキャンセリング機能搭載ヘッドホンには長らくSONYのWH-1000X M3が降臨し続けているのでほぼSONY一強の市場にどれだけAppleが食い込んでいくのかが楽しみだ。
7 iMac(2020)
ここにきてiMacのフルモデルチェンジが噂されている。噂されている主なアップデート点としては
- 21.5インチモデルのディスプレイサイズが23インチに拡大
- デザインの刷新(Pro Display XDRのようなデザインになる)
- スペックの向上(第10世代 Core iシリーズ、最新世代のRadeonシリーズを搭載)
が現時点でのアップデート点。やはり皆さんが気にするのは2012年以来となるデザインの刷新なのではないか?
現行のiMacは以前のMacBook Airと同じように中身のマイナーアップデートを10年近く繰り返していてもし今年デザインの刷新されたiMacが出るのであればApple好きは非常に盛り上がるはず。
8 Airtag
俗にいう忘れ物タグのApple純正版。構造としてはAirPodsの探す機能を応用したものと言われている。
実際にiOSのシステムの中からAirtagらしき画像が見つかるなど何かしらの形で登場するのは間違い無いだろう。
9 AppleTV 4K
前回のモデルの発表が2017年ということを考えればそろそろアップデートが来てもおかしくは無い。
アップデート点としては
- プロセッサーのアップデート(A10X fusion→A12X Bionic)
- ストレージ構成の変更(32GB→64GB、64GB→128GB)
の小規模なマイナーアップデートに留まりそう。
個人的にはそこまで代わり映えしない印象なのであれば現行モデルを購入してしまってもいい気がする。
10 ARMベースのMacbook(ARMアーキテクチャーへの移行計画)
そのサイズ感と軽さで一部のユーザーから絶大な人気を博したMacBook 12インチがここでスマホやタブレットに採用されている「ARM」アーキテクチャを採用して復活するのでは無いかと言われている。
というのもARMベースのアーキテクチャーにはパソコン用のCPUに比べて消費電力が少なく、パソコン本体のバッテリー持ちをよくできるメリットがある。しかもAppleには長年iPhoneで培ったノウハウがあるのでそれを活かせばパソコン用のCPUに負けずとも劣らないCPUを開発することだって可能なはずだ。
またARMアーキテクチャーに移行することでIntelの開発の遅さに振り回されることがないなどAppleにとってはメリットづくし。
MicrosoftもARMアーキテクチャーを搭載した「Surface Pro X」を発売しているし、Appleがどのようなモデルを出してくるのかが楽しみ。
今回の総括
今年はハードウェアで楽しめるWWDCになる予感
どちらかというと昨年はOSやソフトウェア面で楽しめたWWDCだったのに対してリーク情報をまとめていると今年はハードウェア面がとても楽しみなイベントになりそう。
フルモデルチェンジ版iMacやApple純正ヘッドホンなど気になる製品がたくさんあるので楽しみにつ、当日を迎えたいと思う。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。