今回の記事では僕をはじめとするApple信者達が「えぇ...(困惑)」と言う感情を抱いたであろうMacBook Pro13インチ(2022)のスペックと新機能をまとめていこうと思う。
初めに言っておくが、僕もこのモデルの存在意義を見出せない((ボソッ…
まず初めに
今回のMacBook Pro13インチ(2022)の概要や細かなスペックを語る前に一言だけ言わせてほしい...
何故フルモデルチェンジしたMacBook Airや完成度の高い14インチモデルがある中、わざわざ「旧筐体」の載せ替えで新モデルを出した。しかもあの価格で((ボソッ…
もうね。本当に今回のモデルは存在そのものが謎でしかない。
というのもエントリーモデルとしてみれば
- 新チップ
- 新デザイン
- 最新の装備をある程度備えている
MacBook Air(2022)がラインナップにあるため(詳細なスペックはこちら)旧筐体の13インチモデルは同じ性能だとしても「お買い得感」が薄いし
kenboapplegadget.hatenablog.com
かといってプロモデルとしてみても
- 装備の貧弱さ(ディスプレイ、カメラ、スピーカー、拡張性など)
- 冷却機構の弱さ(14インチモデルと比較した場合の話)
- Touch Bar(プロ向けモデルには必要ない)
点から中途半端感が否めない。ぶっちゃけプロ向けのモデルが欲しいならバッテリー持ち以外「全ての完成度が高い」14インチモデルを購入した方が確実に幸せになれる。
kenboapplegadget.hatenablog.com
もう一度言うが、この13インチモデルは「なんでこのタイミングで、この価格で出したんだ」という言葉とこれを出したAppleの意図が正直読めない。ホント何でこの内容で新型を出したんだ...
MacBook Pro13インチ(2022)の概要
僕の個人的な愚痴はこれぐらいにしておこうと思う(本当はもう少し言いたいことがあるのだが...)
とりあえずMacBook Pro13インチ(2022)の概要を一言で説明すると「チップだけ最新にしたMacBook Proのエントリーモデル」。(詳しいスペックは下記の表を参照)
MacBook Pro(2022) | MacBook Pro(2020)M1(廃盤) | |
---|---|---|
SoC(CPU) | Apple M2(最大8コア) | Apple M1(最大8コア) |
GPU | Apple M2(最大10コア) | Apple M1(最大8コア) |
メモリ | 8GBユニファイドメモリ (最大24GBまでカスタマイズ可能) |
8GBユニファイドメモリ (最大16GBまでカスタマイズ可能) |
ストレージ | 256GB (最大2TBまでカスタマイズ可能) |
256GB (最大2TBまでカスタマイズ可能) |
ディスプレイ | 13.3インチRetinaディスプレイ | 13.3インチ Retinaディスプレイ |
スピーカー | ステレオスピーカーシステム (空間オーディオ、ドルビーアトモス対応) |
ステレオスピーカーシステム |
カメラ | 720p FaceTime HDカメラ | 720p FaceTime HDカメラ |
マイク | 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ | 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ |
拡張性 | USB4(Thunderbolt3)×2、イヤホンジャック(出力アップ) (最大6K60Hzのディスプレイを1枚拡張可能) |
USB4(Thunderbolt3)×2、イヤホンジャック (最大6K60Hzのディスプレイを1枚拡張可能) |
バッテリー持ち | 最大17時間のワイヤレスインターネット 最大20時間のApple TVアプリのムービー再生 |
最大17時間のワイヤレスインターネット 最大20時間のApple TVアプリのムービー再生 |
価格 | 177800円〜 | 148280円〜 |
この表をご覧いただくと分かるように、厳密に比較しないと分からないような点を除いて基本的には「チップのアップデートのみ」なので変化としてはかなり地味。
学生Apple信者によるMacBook Pro13インチ(2022)新機能・スペックまとめ
というわけでより詳細なスペックや新機能をここからまとめていこうと思う。
1 性能アップ
もちろんこのMacBook Pro13インチ(2022)にもMacBook Air(2022)同様、最新のM2チップが搭載されている。(というかこれが唯一最大の変更点)
M2チップのスペックそのものはMacBook Air(2022)と全く同じなのだが
という点でMacBook Air(2022)よりも高スペック、かつ安定運用することが可能になっている。
ただ末尾に
- Pro
- Max
- Ultra
のつかないエントリーモデル向けのチップで「冷却が必要なほどの負荷をかける作業をするかどうか」は別問題な気がする((ボソッ…
2 内蔵スピーカーの空間オーディオ再生、ドルビーアトモス音源の再生に対応
スピーカー構成自体は変わらず、今回のMacBook Proは内蔵スピーカーで
- 空間オーディオ
- ドルビーアトモス
音源の再生に対応した(おそらくM2チップが搭載されたことで実現)
ここは実機で実際の聞こえ方を確認したいところ。
3 イヤホンジャックの出力アップ
これまた地味な変更点だが、本体内蔵のイヤホンジャックの性能がMacBook Pro14インチやMacBook Air(2022)と同じものに変更された。
うーん。本当に地味((ボソッ…
4 価格
全体的には地味なアップデートにも関わらず円安の影響等で価格は4万円値上げの約18万円スタート。
純粋にフルスペックのM2チップを載せたモデルとしてはAirの値上げもあってお買い得だとは思うのだが、13インチProの価格に2000円するだけで
- フルモデルチェンジ
- 同性能
のAir(2022)が買えることを考えると、わざわざ旧筐体のこのモデルを購入する意味はない気がする(ファンやTouch Barの有無も2000円の差を覆すほどのものではない)
今回の総括
地味。ほんと何故今のタイミングで出した?
今回についてはこの一言に尽きる。ほんと何故出した?(困惑)
タイミング的にも
- フルモデルチェンジされたAir
- プロ用マシーンとしての完成度を追求した14インチ(16インチ)
がある中「旧筐体」で出したのも謎だし、立ち位置も
- プロモデル→拡張性、各種装備が14インチと比べると中途半端
- エントリーモデル→フルモデルチェンジされたAirの方が魅力的
だったりするのでターゲット層もあやふや。むしろこいつがあるせいで
- Airと13インチProどっち買えばいいの?
- 13インチと14インチどっちが良いんだ?
という困惑をMacのラインナップ上に生んでいるという始末。まぁ、ブログをやっている身からするとネタが尽きないのでありがたいことでもあるのだが()
なので僕はこのMacBook Pro13インチ(2022)をオススメしない。詳しくは比較記事にまとめるが、この中途半端なマシーンを買うぐらいならAir(2022)か14インチProを購入するべきだと思っている。
...。かなりマイナスな評価になってしまったのだが、以上でスペックまとめの記事は終わりにする((ボソッ…