実はPixel3a買いました pic.twitter.com/Ybz04qMCi9
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2020年12月16日
kenboapplegadget.hatenablog.com
実は、前回Google Home miniを購入した際に前々から気になっていたGoogle純正スマホであるPixel3aを購入した。
今回は開封からセットアップ、そして数日間使って気付いた事について記事にまとめていこうと思う。ちなみに僕はまともなAndroid端末を触るのは4〜5年ぶり。
それでは今回も行ってみよう。
まず初めに Pixelシリーズって何?
一言で言ってしまえば「Googleが自ら開発した純正スマホ」。
純正スマホということだけあってこのPixelには「ほとんどカスタマイズされていない素のAndroid」が搭載されていて同じAndroidスマホの中でも動作がサクサク。さらにOSのアップデートが3年間は保証されているなどなど...ハードとソフトを同じ会社が作っているからこそできる手厚いサポートと使いやすさが売りのスマホだ。
そんなPixelシリーズにはハイエンド帯のナンバリングモデル(Pixel3、4、5)と後ろに「a」がついた廉価版のaライン(Pixel3a、4a)が展開されており、今回紹介するのは現在発売されているPixel4aの1つ前のモデルとなる。
今回紹介する商品
冒頭から書いている通り今回紹介するのはGoogle Pixel3a。お手頃な「aライン」に位置付けられるモデルだ。
ちなみにカラーは
- Century White
- Purple-ish
- Just Black
の3色で僕は一番ベーシックなJust Blackを購入した。
開封
梱包材に包まれて届いた
サクッとハサミを入れて
中身を取り出す
早速本体の方からプチプチを取っていく
というわけで外箱を確認。正面には商品名とGoogleのロゴマーク
右側面にはPixel3aを横から撮った写真
Google!!!!
裏面は#teampixelとおしゃれなサンプル画像
では...
開封!!!
デーン!!!!
いつもiPhoneやApple製品ばかり開封しているので新鮮味がある
ちなみに最近のAndroid端末では珍しく上下にベゼルが入っている(まぁ2019年発売なので仕方がないのかもしれないが...)
本体を持ち上げる
付属品を見ていこうと思う
箱の下はこんな感じになっていてSIMピンや説明書類
充電用のType-Cケーブル(1m)
iPhoneや少し前のAndroid端末からのデータ移行に使うアダプター
そして18Wの急速充電に対応した電源アダプターが入っていて、付属品だけでも運用できる配慮がされていた(iPhone12とは違う...)
おまけのケースがこちら。spigenのケースが付属していた。
外観レビューからの起動
最近流行りのパンチホールディスプレイではないが、5.6インチのOLED(有機EL)で迫力や画質は申し分なし。この価格帯のスマホにしてはとてもいいディスプレイを積んでいる。
こちらが背面。艶消しの部分と艶のある部分のツートンカラーが可愛らしい。
背面下部には「G」マーク
そして上部は指紋センサーと自慢のシングルカメラがある
本体正面からみて右側面に電源ボタンと音量調整ボタン
もちろん充電端子はType-C
左側面にはSIMスロット
そして本体上部は3.5mmのイヤホンジャック。手持ちのイヤホンをそのまま使いたい人にとってはありがたい仕様だろう。
では電源ボタンを長押しして
起動していく
およそ30秒ほどで起動した
まず起動するとSIMカードを挿入しろというメッセージが出るのでSIMスロットを開けて入れる。ちなみにSIMカードの設定は全て自動で行われる。
次にWi-Fiネットワークへの接続
そのあとは指紋認証の設定やGooglePayの設置等を行なっていくのだが...なぜか僕の環境下では「ネットワークエラー」で上手くいかなかったため、オフラインで設定を行なった。
とまぁ、上手くいかないところもあったがこれで使える状態になった。
3日間使用レビュー
開封してから各種アプリのインストールと細かなカスタマイズ等が完了した。ここからは3日間メイン機として運用した感想をまとめていこうと思う。
1 結構サクサク動く
あくまでも
- ウェブ閲覧
- SNS
- 動画視聴
- 軽いゲーム
- 写真撮影
という用途に限ればスペックが抑えられたPixel3aはサクサク動作する。というか今まで使っていたiPhone7よりも動作は早いぐらいだ。
僕がまともにAndroidを触っていた時代は爆熱のSnapdragon810が現役の時代だったこともあり、「動作クッソ悪いな...」という印象を抱いていたが...流石にあれから5年も経てばエントリーモデルも全然問題がないレベルになったことを改めて感じさせられる。
2 縦長ディスプレイはメリットだらけ
Pixelに限らず、現在のAndroidスマホの殆どは操作性をそのままにディスプレイサイズを確保するために縦に長いディスプレイを採用している。これ、情報収集が多いスマホにとってはメリットが多い。
これらのサービスは縦向きに情報を表示するもの。当然縦に長いディスプレイであれば1回で多くの情報を表示することができ、スクロールする回数も減るのでより少ない時間で多くの情報を手に入れられるのは必然。
それでいて横幅は多くの人が持ちやすいと感じる70mm弱を保っていて持ちやすさとの両立も完璧。Androidのカスタマイズ製の高さ(後述)も相まってより一層メリットに感じる。
3 Type-Cは偉大
- ワイヤレスイヤホン
- ヘッドホン
- ノートパソコン
- モバイルバッテリー
- ゲーム機
などありとあらゆるガジェットにType-Cが普及した現代において、スマホの充電に同じケーブルを使い回して充電できるのは非常にありがたい。
対応する充電器とケーブルを持っていれば1時間半ほどでスマホをフル充電できるし、外出時に持ち運ばなくてはいけないケーブルの数も減る。正直ここまでType-C対応機器が揃ってくるとiPad Air(2020)が欲しくなってくる。
4 片手でも快適に操作できる
どうしても縦に長いスマホは上から順番にアプリを並べると片手での操作は絶望的になる。たとえどれだけ手が大きい人でも親指で全てのアプリにアクセスするのは難しいだろう。
しかしAndroidはアプリの配置は自由自在。こんな風にアプリを片手操作できる範囲内で固めて、余った上のスペースに
- 乗り換え案内
- 天気予報
などのウィジェットを表示することで多くの情報量を表示できる縦長ディスプレイのメリットを最大限活かしながら片手操作を実現することができる。
僕自身あまり手が大きい方ではないので大きいディスプレイのスマホは遠慮しがちだったのだが、少しの工夫でデメリット以上のメリットを享受できるのであれば全然ありだなと思えるようになった。
5 Google Home miniとの連携機能が便利
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先日開封したGoogle Home miniとの相性は抜群。例えばApple Musicの音楽をWi-Fi経由で飛ばしたり、声をかけるだけでPixelを探したりと便利な機能が多い。
あとはGoogle Homeに対応した家電をスマホやGoogleアシスタントで操作するといったことも可能。
6 夜景もポートレートも綺麗に撮影できるカメラ
まずはPixel3aで撮影した写真を見て欲しい
基本的にこれらの写真は純正カメラアプリでそのままシャッターを切ったか任意のモードを選択して撮影しただけ。シングルカメラでは難しい精度の高いポートレートや暗い場所での撮影も難なくこなすことができるのがお分かりいただけるだろう。
Pixelのカメラの凄さを証明するのがこの画像。一見照明をつけた部屋で撮影したようなこの画像なのだが...
実際には照明もほとんどない状態で撮影した。下のiPhone7で撮影した画像を比べればその差は一目瞭然だ。
シングルカメラでここまで綺麗な写真が撮れるのはGoogleのカメラを制御するソフトウェアが素晴らしいから。しかもこのスマホは実売価格3万円で手に入るのだからただただすごい。
7 指紋センサーの速度は爆速。しかし...
iPhoneと比べてPixelの指紋センサーの速度はかなり爆速。指を触れれば即座にロックが解除されホーム画面が表示される。
ただ指が若干湿っていたり、連続して指紋認証を行うと弾かれてしまうことがある。少なくともApple製品のTouch IDよりも認証がうまくいかないことが多い。
ここ最近のiPhone SE(2020)やiPad Air(2020)に搭載されているTouch IDと同じ感覚で触ろうと思うと確実にストレスを感じるのでここで言及させていただきたい。
基本的に面白みはないスマホ。逆に言えば無難で使いやすいスマホ
- 完全ベゼルレスデザイン
- 画面内指紋認証
- 超カタログスペックの高いカメラ
などの「ロマン」や「面白み」を感じるような機能はこのPixelについていない。言ってしまえばなんの面白みもないスマホなのだが、多くの人が求めている
- 片手操作もできなくはない綺麗で大きいディスプレイ
- ワンタップで綺麗な写真が撮影できるカメラ
- スマホに求められる一通りの作業を快適にこなせるだけのスペック
と言ったものは一通り搭載しているので万人にとって使いやすいスマホと言えるだろう。
さらに言えばPixelシリーズにはGoogleによる3年間のセキュリティーアップデートとGooglePhotoの無制限アップロードの権利がついてくる。これも使う機会が少ないロマン重視の機能よりもありがたい付加価値なのではないだろうか?
今回の総括
予算3万円前後のスマホの最適解。多くの人にとって使いやすいスマホ
- 動作の軽い素のAndroidを搭載
- 使いやすいカメラ
- 綺麗なディスプレイ
- ある程度のスペック
- 完成度の高いデザイン
これらスマホに求められていることをうまくまとめたGoogleの断捨離のうまさには頭が上がらない。
Google純正スマホだからこそのハードとソフトの作り込みが高く、iPhoneからの乗り換えもかなりしやすいのでAndroidにチャレンジしてみたいという人やサブ機としてやすいスマホを探しているという方にオススメしたい。
ちなみに僕は今後しばらくの間はPixel3aにSIMカードを入れてメイン機として運用する予定。後日iPhoneと併用してみて気づいたことを記事にまとめていこうと思う。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。