Googleが本日の発表会にて2023年最新モデルのPixel8シリーズを発表した。
今回はそのフラッグシップモデルであるPixel8 Proについてアップデート点をまとめていく。
それでは今回も行ってみよう。
Pixel8シリーズは2ラインナップ
詳しいアップデート内容と発表内容についてはこちら
今年のPixel8は昨年と同じく
- スタンダードモデルの無印モデル(Pixel8)
- プロ向けのProモデル(Pixel8 Pro)
で構成は同じ。この辺りは例年のPixelシリーズの流れを汲んでいる感じだ。
SoCとカメラが強化されたPixel8 Pro
さて、今回のPixel8 Proだが主なアップデート点は
- SoCの高性能化
- カメラユニットの強化
- ディスプレイの強化
- デザインの小変更
程度で昨年のPixel7 Proから大きく変わっている部分は少ない。マイナーチェンジといってもいいだろう。
ただし、そこはソフトウェアの天才Google。ハードウェアの進化は少ないものの、独自開発SoC「Tensor」のAI機能を強化してソフトウェアで面白い機能を搭載している。
AI機能が強化されたSoC「Google Tensor G3」搭載
今回のPixel8にも例年通りGoogle独自開発のGoogle Tensorチップが搭載されているのだが、第3世代となるTensor G3は
- 動画内の特定のノイズを消し去る「音声消しゴムマジック」
- 複数の写真を合成してベストな1枚を作り出す「ベストテイク」
- 写真の雰囲気をガラッと変えられる「編集マジック」
などTensor G3内蔵の強化されたAI処理エンジンを生かした新機能が使えるようになった。
AI機能の強化だけではなく、アップデート期間も従来の3年から5年に長期化。さらにセキュリティアップデートに関しては7年もの間供給されるとのことで、今までよりも長く安心してスマホを使うことが可能に。
超広角レンズが高画素化
続いてカメラの強化。基本的なレンズ構成や画角は昨年のPixel7 Proと大きく変わらないものの、今まで12MPだった超広角レンズが他のレンズと同じ50MPにパワーアップ。
他レンズに比べて画質の面でハンデを背負うことが多かった超広角レンズが他の画角と遜色ないレベルの写真を撮れるようになったのは大きい。
マニュアル撮影機能の拡充
さらにPixel8 Proのみ
を細かく設定して好みの写真を撮影できる「プロ設定」というマニュアル撮影モードが追加された。
他社にも似たような機能はあるが
スマホ向けに最適された分かりやすいUIで尚且つ広い範囲でのカスタマイズが出来る
のは唯一無二と言える。
ディスプレイ輝度が2400nitsにアップ
- OLED(有機EL)
- 最大120Hz駆動
- 6.7インチ
という基本構成はそのままに、Pixel8 Proではディスプレイの最大輝度が従来の1500nitsから2400nitsにアップ。屋外での視認性が上がっている。
角が丸みを帯びたデザインに
kenboapplegadget.hatenablog.com
Pixel7シリーズと比べて今回のPixel8 Proは角が取れた丸みのあるデザインに変更。
カラバリは3色
カラーバリエーションは
- 定番のObsidian(黒)
- 新色のPorcelain (少し色味のついた白)
- Bay(水色)
の3種類。(ちなみに背面のガラスは艶消し加工となっている)
値段は128GBモデルで159000円
気になる値段だが、Google直販のSIMフリーモデルで約16万円。
事前予約限定で50,000円分のストアクレジットのバックと限定ポーチがもらえるとはいえ、昨年のPixel 7 Proが12万円程度で購入できたことを考えると少し割高感は否めない。
予約開始日は10月5日より開始中
Googleの直営オンラインストアGoogle Storeでは既にSIMフリー版の予約が開始中。先ほどお伝えしたように現在予約すれば
- Googleストアで使える5万円分のストアクレジット還元
- 限定ポーチ
の2つが特典としてついてくる。
発売日は一週間後の10月12日。この記事を書いている段階では今でも発売日ゲットが可能なので、欲しい方は財布と相談しながら購入すればいいだろう。