
今回は2024年9月10日にGoogleから発売された純正スマートウォッチの最新モデル「Pixel Watch3 45mm(Bluetooth/Wi-Fi)」をレビュー。
第3世代となる本モデルの完成度は如何に?初代モデルとの比較も交えつつ、レビューしていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
まずは結論 致命的な欠点はほぼ解消。買うなら大型モデル

いつも通り結論から。
まず今回のPixel Watch3は僕が初代Pixel Watchで不満に感じていた
- 大型モデルが存在しない
- 文字盤に表示できる情報量が少ない
- Googleアシスタントの機能が限定されている
- 一部のGoogle Home上で登録している家電が操作できない
- バッテリー持ちが悪い
- 若干レスポンスが悪い
等が軒並み改善されていて、スマートウォッチとしての完成度は間違いなく上がっている。
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特にバッテリー持ちは大型モデルである点を抜きにしても初代モデルとは雲泥の差だ。体感としては2倍ほどバッテリー持ちが良いように感じる。
また初代にはなかった大型モデルも追加され、ラインナップが充実した点も非常に良いと言えるだろう。
ただし値段に関しては最安モデル(41mm GPS/Wi-Fiモデル)で約5万円、今回紹介する大型モデル(45mm GPS/Wi-Fiモデル)で約6万円と良い値段になっている点は留意した方が良い。
もし値段を求めるなら一つ前のPixel Watch2が値下げされて約4万円程度で購入出来るので、そちらの購入がオススメ。逆にPixel Watch3を購入するのであれば、間違いなく今回紹介する大型モデルの購入をオススメしたい。
開封

Googleストアで購入したこともあって
- 15%OFFクーポン
- povo2.0のクーポン
がおまけとして同梱されていた。

パッケージは初代の長方形型からApple Watchでもお馴染みの縦型へ変更されていた。


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ちなみに今回購入したのは新登場した45mmの大型モデルで色は先日紹介したPixel9 Pro XLと合わせてMatte Black×Obsidianを選択した。

同じ時期に発売された製品、同系統のカラバリということもあり箱のデザインは統一感がある。


開封方法もPixel9 Pro XLと共通で後ろのぺりぺりを剥がして

スリーブを取り外すと内箱が出てくるスタイルだ。

Pixel Watch3の場合は上下にある「つまみ」を矢印の方向へ引っ張ることで中身を取り出すことが出来る。

内箱の中はこんな感じ。

Pixel Watch3本体が収納された箱と

バンドや各種説明書が入っている箱の2つが入っていた。

付属品としては
- Pixel Watch3本体
- 充電ケーブル
- バンド(通常サイズとラージサイズ)
- 取説類
の4点のみ。この辺りはApple Watchなどと大差ない印象だ。
外観チェック

3代目となるPixel Watch3の見た目は初代Pixel Watchと比べて大きな変化はない。

全体的に丸みを帯びた筐体や

右サイドのボタン構成

左サイドのスピーカー穴に至るまで初代モデルの流れを汲んだデザインとなっている。

初代との唯一と言ってよい違いは背面センサーの構成ぐらい。


とはいえ、この変更は先代のPixel Watch2から行われていたものなので、それを知っている人からすると外観上の違いは皆無と言っても良いだろう。
設定はとても簡単

Pixel Watchの設定は非常にシンプルだ。

電源をつけると「Androidスマホを近づけろ」というメッセージが表示されるので

Android10以降を搭載したスマホを近づけてポップアップしてくる案内に従うだけ。

一度でもApple Watchや他社のスマートウォッチに触れたことがある人にとってはお馴染みの流れで、10分もあれば基本的な設定は終了して使える状態になる。Googleアカウントへのログインや各種アプリはペアリングしたAndroidスマホの設定が自動的に転送されるので、煩わしい点がないのも良いポイント。
Pixel Watch3を実際に使ってみた
ここからは発売日から10日ほどPixel Watch3を付けながらの生活を行って感じたことをお話しする。
バッテリー持ちは大幅改善
初代モデルは常時点灯オンで半日も持たなかったバッテリー持ちがPixel Watch3では丸1日使っても普通に持つことに感動を覚えた。
今回45mmモデルを購入したこともあるのだろうが、初代と比べてバッテリー持ちは雲泥の差。後述する動作感や各アプリの機能拡充と合わせて快適に利用できるスマートウォッチになったのは非常に好感が持てる。
動作もサクサクに
初代では若干かくついていた動作も
- SoCのアップグレード
- 60Hz動作に対応(1〜60Hzの可変式)
したことでストレスなく使えるようになったのも良い。動作のスムーズさは使い心地の全てに影響を与えてくるし...
文字盤に表示できる情報量もUP

45mmモデル限定にはなるが、Pixel Watch3では文字盤に最大8つのコンプリケーションを表示しておけるようになった。


Apple Watchでインフォグラフ文字盤を使っている人間としては手元で必要な情報全てを確認出来るので、これは非常にありがたい進化。
しかしApple Watchのようにコンプリケーション表示に対応しているアプリの数が少ない事は弱点。その辺りは各社頑張って欲しいところではある。
スマートホーム連携力もUP


初代Pixel Watchでめちゃくちゃ残念に感じたスマートホーム関連の機能も
と大幅強化。特にエアコンやテレビといった操作が複雑な家電とルーティーンの実行に対応したのはデカい。間違いなく実用性が大幅に上がったし、Google純正スマートウォッチという側面を活かす意味でも自社ブランド製品との連携を強化するのは良いアップデートだと思う。
今回の総括 弱点を潰し、改善&進化した第3世代
スペックや機能が進化したことに加え、大型モデル追加でラインナップも強化されたPixel Watch3はAndroidで使えるスマートウォッチを探している人にとって自信を持ってオススメできる1台になったと思う。
初代で致命的だった弱点の殆どは改善されているので、僕のように初代モデルがハマらなかった人にもオススメしたい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。
