
予約購入していたPixel9 Pro XL 128GB着弾
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2024年8月22日
環境に配慮してか、パッケージの基本素材は紙袋っぽい質感になってる(ただ、外側はしっかりとした紙を使っているからパッと見の質感は損なわれていない) pic.twitter.com/8x0W7Mdf4J
本日2024年8月22日はPixel9シリーズ発売日。事前予約していた僕の手元にも無事到着した。
今回はファーストインプレッションということで開封の様子や現時点での所感を軽くレビューしていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
まずは結論 価格に見合った上質感漂うAIスマホ

いつも通りまずは結論から。
価格上昇分に見合うだけの上質感アリ。Geminiを筆頭としたAI関連機能の発展次第で化けるスマホ
これが現時点での結論。
Pixel8と比べて約1〜2万円値段が上がったこともあってか、少なくともプロモデルに関しては同価格帯の他社スマホにも引けを取らない所有欲を感じさせてくれる質感の高さを醸し出しているように感じた。

とはいえ現状はAndroid最新バージョンである「Android15」が入っていなかったり(初期搭載OSはAndroid14)、新AIアシスタント「Gemini」の新機能が使えなかったりなど、真の実力を発揮するにはまだ本調子ではない印象を受ける。
良くも悪くも「今後のアップデート次第で化けるスマホ」といった感じなので、前モデルからの買い替えでも無い限り飛びつく必要性は薄いと思う。
今回僕が購入したモデル

タイトルにもあるように今回僕が購入したのは最上位モデルであるPixel9 Pro XL。ストレージは128GBでカラーはいつものObsidianを選択した。

今回購入するにあたって小型モデルのPixel9 Proと迷ったのだが
- XLと比べて1週間以上到着が遅くなる(早くレビューしたい)
- どうせなら大型モデルを使ってみたい
ということで9 Pro XLを購入することに。

気になるお値段は純正ケース込みで約18万円
高い...少なくとも安くは無い()
幸いにも予約特典のストアクレジット(5万円分)とPixel8の下取りで実質6万円程度まで圧縮できたものの、定価で考えるとPixelのお手軽感は完全に消えてしまったと言わざるを得ない。
開封&付属品チェック

前日にヤマト運輸から配送のお知らせが届き、発売日当日の午前中に届けられた。


梱包箱を開けて緩衝材を取り出すと

今回頼んだPixel9 Pro XLと純正ケース、細々したおまけが入っていた。

内容物は
と「おまけ」にしてはかなり太っ腹だ。



本体とケースの外箱はこんな感じ。

デザインは今までのPixelから一転、本体カラーを基調としたベースカラーに変更されており、今回購入したObsidianだと質感高く見える。

サイドには製品名が

背面を見ると2本のテープが貼ってあって

これらを矢印方向に引っ張って外し

Pixel9 Pro XLが印刷された「外帯」を横にスライドすることで開封することが出来るようになる。この構造は面白い。

「サステナブル」な内箱を上に持ち上げると本体とご対面だ。



付属品も非常に簡素で
- 充電ケーブル(USB-C)
- クイックスタートガイド
- SIMピン
のみ。

Pixel8シリーズまで恒例だったデータ移行用の変換アダプタは付属しない。

ケースに関してはパッケージがPixel9シリーズ準拠になっていること以外の変化点は乏しいので簡易チェックにてお届け。





ほんといつもの純正ケース

もちろんこれでも良いのだが、個人的にはQi2(MagSafe)のマグネットアクセサリーを使えるようにしてくれても良かったのではないかと思う。
外観チェック

Pixel9 Pro XLはスリガラスとステンレスフレームの組み合わせで全体的な質感はかなり高い。

Googleの検索窓をモチーフにした特徴的なカメラも実際見てみると「従来モデルの特徴」と「新しいモチーフ」がうまく融合されたアイコニックなデザインで悪くない(と僕は思う)

背面中央には「G」マーク

そして下部にはスピーカーとSIMトレイ。見て分かるようにフレーム部分は角ばったデザインが採用されている。

正面向いて右サイドには電源ボタンと音量ボタン。配置に関してはPixelらしく
- 電源ボタン→上
- 音量ボタン→下
といつも通りだ。

ディスプレイは今のスマホとしては大きい6.8インチOLED

上部には4200万画素にパワーアップしたパンチホールカメラを備える。

kenboapplegadget.hatenablog.com
ちなみにメイン機であるiPhone14 Proと比較するとサイズは2回りくらい大きい。

ただ、実際持ってみると見た目ほど「デカい!持ちにくい!」と感じる事はなかった。不思議...
設定して使ってみる

電源オン!

30秒程度でPixelお馴染みの初期設定画面が現れ、バックアップからの復元含め30分程度で使える状態になった。

ここからは1日実際に使ってみた感想を述べさせていただく。
意外と片手操作いける
今回初めての大型スマホということで「操作できるか?」と不安だったのだが
- ジェスチャーナビゲーションの駆使
- アプリ配置の最適化(主要アプリを下に固める)
をすれば意外と普通に使えてしまうことに驚いた。
ネックだと考えていた重さも蓋を開けてみればメイン機のiPhone14 Proと体感は殆ど同じで特段不都合は感じなかったし、むしろサイズが大きい分表示されるコンテンツが大きく、大画面スマホを使い続ける人の心理が少し理解出来た(気がした)
指紋センサー爆速
Pixel9シリーズ全機種において採用された超音波式の画面内指紋センサーは
- 認証精度
- 認証速度
共に優秀。センサー部分に「チョン」と触れるだけで即座にロックが解除され、顔認証と合わせればロック解除できないシチュエーションは殆ど存在しない。ストレスフリーだ。
新しい編集機能は面白い
1日で試しきれなかったが、今回新たに追加された編集機能はとても面白いと感じた。




試しに当記事のサムネイル用として新機能「オートフレーム」を実際に試してみたのだが、たった数タップで簡単に画角を広げることが出来た。しかも意外と精度高い。


「一緒に映る」や詳しいカメラ性能については後日レビューする。
AIアシスタントはかなり進んでいる
Pixel9シリーズに標準搭載されている新アシスタント「Gemini」は現時点でもかなり進んでいるなという印象。



などなど、その用途は多岐に渡っていて非常に多機能。
新機能「Gemini Live」が日本語対応していないため、真の力が試せるのはもう少し先になりそうだが、ここまで多機能なAIの最新版が基本無料で使えてしまうというのは中々魅力的だと感じられた。今後のアップデートが非常に楽しみだ。
今回の総括 今後のアップデート次第で全てが変わる

冒頭でもお話しした通り、今のPixel9 Pro XLは
「良くも悪くも今後のアップデート次第で化けるスマホ」
という印象が強い。
もちろん今の時点でも十分魅力的な部分はあるが、目玉機能のGeminiで最新機能が使えなかったりなど本領発揮には今しばらくの時間が必要。さらにAndroid15が正式リリース前であることを考えると
今後のアップデート内容次第では評価がひっくり返ってもおかしくはないと思っている。
kenboapplegadget.hatenablog.com
それこそPixel8のような「誰に薦めればいいかわからない」状態にもなりかねない。Pixel好きの一人としてGeminiを筆頭に「Pixelらしさ」を前面に押し出したアップデートでスマホを盛り上げていって欲しいと切に願ってファーストインプレッションは締めたいと思う。