先日行われたAmazonプライムデーにてAnkerのフラッグシップモバイルバッテリー「Anker Prime Power Bank(120000mAh,130W)を購入したのでレビュー。
約6年振りの買い替えということもあり、スペックの大幅進化に驚いた。
- まずは結論 ロマンの塊だけどオーバースペック
- 初めに Anker Prime Power Bank(12000mAh,130W)とは?
- 開封&付属品チェック
- 実際に使ってみた
- とはいえ 1万円出す必要はない
- 今回の総括 「逸般人」専用ロマン製品(無用の長物)
まずは結論 ロマンの塊だけどオーバースペック
いつも通りまずは結論から。
ロマンの塊だが、ほとんどの人にとっては必要ない代物
今回紹介する「Anker Prime Power Bank」というシリーズはAnke製充電器の中で最も高級なラインに位置付けられているので
- パソコンも充電できる高出力USB-Cポート
- 充電状況やバッテリー残量を確認出来るカラーディスプレイ
- 専用ドックからの高速充電対応(最大100W)
- 高級感あふれるアルミ製ボディー
など様々な機能がてんこ盛り。ガジェオタからすれば脳汁が溢れ出るほどのロマンモデルなのだが
はっきり言って殆どの人にとってはオーバースペックだ。
詳しくは後述するが、個人的にはモバイルバッテリーにかけるお金は5000円程度に抑えて浮いたお金を
- ワイヤレスイヤホン
- 充電器
に回した方が便利なガジェットライフを送れると思うので、万人にはそちらをオススメする。
初めに Anker Prime Power Bank(12000mAh,130W)とは?
今回紹介する「Anker Prime Bank(12000mAh,130W)」はAnker最上位モデルの証「Anker Prime」の名を冠する全部入りモバイルバッテリーの末っ子モデル。
現状発売されている3モデルの中では一番お値段が安いこともあって上位モデルと比べればスペックは抑えめなものの、それでも
- iPhone15を約2回充電できる12000mAhのバッテリー
- 最大65W出力と充電が可能なUSB-Cポート×2(システム全体の最高出力130W)
- 一目で入出力状況が分かるディスプレイ付き
- 別売りの専用充電ドックで充電も可能(最大65W)
が可能なあたり最上位モデルとして相応しいスペックとなっている。
今回はプライムデーにて購入
そんな「Anker Prime Bank(120000mAh,130W)」を今回はAmazonプライムデーにて購入した。
通常13000円の製品が1万円を切る値段で買えるからというのもあったし、現在使っているモバイルバッテリーが6年落ちでそろそろ買い替えたかったので、思い切って買い換えた次第だ。
開封&付属品チェック
注文したその日のうちに到着(早すぎ)
梱包を開けると外箱が顔を覗かせてくる。
というわけでこちらが外箱
通常ANKERのモバイルバッテリーは白基調に水色の差し色が入ったシンプルなものなのだが、流石は1万円のフラッグシップモデル。外箱の時点で特別感がすごい(語彙力)
早速開ける
中身を取り出すと袋に包まれた本体とご対面。パッと見そこそこの大きさ感がある印象だ。
付属品は
- 収納ポーチ
- 説明書
- 保証書
- USB-Cケーブル
とAnker製モバイルバッテリーなら大体ついているいつものセットで、特に目新しい物はなかった。
外観チェック
最上位モデルということもあって全体的な質感はかなり高い。
筐体はアルミ製でサラサラ、側面に関してはサイドに細かなスリッドが入っているので同じ素材でも質感の高さを感じられる。
基本的にプラスチックで作られることが多いモバイルバッテリーの中では異質とも言えるデザインで物凄くスタイリッシュだ。
モバイルバッテリーとしての機能に注目すると本体上部に65W入出力が可能なUSB-Cポートが2つ
下部には専用ドックとの接続に使用する接続ポート
本体向かって右側面上部にはボタンが1つ
そして「Anker Prime Power Bank(12000mAh,130W)」最大の特徴と言えるインフォメーションディスプレイは正面上部に用意されている。必要性は別としてロマンを感じる機能だ。
実際に使ってみた
ここからは実際に使ってみて感じた良いとこ、悪いとこを雑多にレビュー。
1 65W対応USB-Cポートは良い
このモバイルバッテリー最大の特徴と言っても良い65W入出力対応USB-Cポートは非常に良い。
他ガジェットへの給電も早いし、個人的に最もメリットを感じたのがモバイルバッテリー本体の充電が爆速で完了するということ。
なんとUSB-PDに対応した充電器に接続すればたったの40分で満充電まで持っていける。凄すぎ。
今まで僕が使っていた13500mAhのモバイルバッテリーが満充電に3〜4時間かかっていたことを考えれば、40分で満充電できる「Anker Prime Bank(12000mAh,130W)」がいかに優れているかお分かりいただけると思う。
2 ディスプレイはロマン(良くも悪くも)
やはりモバイルバッテリーにフルカラーディスプレイが付いているのはロマンでしかない。ガジェオタ心が疼いて仕方がない。
バッテリー残量の確認以外にも様々な情報を表示することが出来る為、そこそこ実用性は高いのだが「LEDランプでも良くない?」と言われたらそれまでではある。良くも悪くもロマン機能という印象が強い。
3 質感はめちゃくちゃ高い
外観レビューでも書いたように本体の質感はめちゃくちゃ高い。
それこそスペースグレーのApple製品とよく合いそうな色味と質感で高級感を感じる。この辺りは値段相応に作ってある。
とはいえ 1万円出す必要はない
さて「Anker Prime Bank(12000mAh,130W)」が値段なりのスペックと作りをしていることは紛れもない事実だ。
これ一つでスマホはもちろん、パソコンも充電できてしまうほどの出力があるし、充電も爆速。おまけに本体はアルミ製でめちゃくちゃ質感も高い。
モバイルバッテリーとして何一つ不満の無い、素晴らしい製品であることに間違いはないのだが
じゃあ1万円払ってまで手にいれるべきか?
と言われると話は別になってくると僕は思う。
オーバースペックすぎ
はっきりいってモバイルバッテリーでこんなスペック必要ない。オーバースペックだ。
65W出力はパソコンを充電しないなら不要だし、そもそもパソコンを充電するには12000mAhじゃ足りないので役不足。かといってスマホやタブレットを充電するにはオーバースペックすぎて手に余る。「帯に短し襷に長し」といった感じ。
フルカラーディスプレイもアルミボディーもモバイルバッテリーとしてみれば「無くてもいい装備」なわけで...
そもそもモバイルバッテリー自体「非常時の給電手段」なので、保険的な側面が強いガジェットに1万円という大金を出す必要は全くないと思う。
一部機能を諦めれば半額以下で購入可能
実際65W出力やフルカラーディスプレイを諦めれば殆ど同じ容量のモバイルバッテリーが半額以下で購入出来る。
「緊急時にスマホを充電する」に特化するならこれで十分。というかモバイルバッテリーに1万円出すぐらいなら、ある程度費用を抑えて
- イヤホン
- 急速充電器
など常用するガジェットにお金を割いた方が間違いなく費用対効果は高い。
今回の総括 「逸般人」専用ロマン製品(無用の長物)
買っておいてこんなこと言うのもアレだが、本当にこの製品はガジェオタ専用品みたいなものなので、ほとんどの人にとっては無用の長物だ。絶対買わなくてもいい()
もしモバイルバッテリーが欲しいならこのモデルをおとなしく買っておけばいい。
- iPhoneの急速充電対応
- ちょうどいい容量
- ちょうどいいサイズ
- ちょうどいい価格
- 安定の品質
全てを兼ね備えたパーフェクト製品なのでオススメ。