最近何かと話題のXRゴーグル。
いよいよ本日6月28日からはApple初となるVision Proも発売され、Quest3を始めとする既存製品とのバトルが熾烈を極めていくと思うのだが、ガジェオタである僕の中でふと気になったことがある。
「外出先での作業効率化ツールとしてどれだけ役に立つんだろう」
と。
そんなわけで今回は半ば雑談形式で現時点でのMRゴーグルについて「PC作業効率化ツール」としての側面から色々思った事を書かせていただきたい。
それでは今回も行ってみよう。
初めに 外出先でも快適に作業したい
「家のデスク環境をどこでも自由に持ち運びたい」
パソコンを使うことが多い方なら一度は想像したことがある事ではないだろうか?
当然僕も今までそういう考えは何度も頭に浮かんだことがあるし
などその時点で持っているガジェットを駆使して色々な事をやってみたものの、使いにくかったり、そこまで快適じゃなかったりなどで最終的に定着する事は少なかった。
kenboapplegadget.hatenablog.com
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結局は家で大人しく作業するのが一番だよな...
と半ば諦めかけていた所に一筋の光が差し込む。
そう、それこそ今回紹介する「MRゴーグルを使った仮想デスクトップ環境の構築」だ。
MRゴーグル×仮想デスクトップが凄い
皆さん「MR」ってご存知だろうか?
別名「複合現実」とも言われるこの技術は現実世界に仮想世界のオブジェクトを投影し、体を使って直感的に操作することが出来る代物なのだが、中でも最近この技術を使った仮想デスクトップ環境の構築が結構凄い。
例えばQuestシリーズでリリースされている「Immersed」というアプリは
など、ここまで多機能ながら基本利用料は「無料」という太っ腹さだし
Vision ProもMac限定、且つバカ高いことを除けば仮想空間上にMacのディスプレイを映して作業することが可能。AppleらしくMacとの連携はアプリ不要のワンタッチで非常にシームレスだ。
普段4K27インチのデュアルディスプレイ環境で作業している身としては
「えっ、家と殆ど同じディスプレイを自由に設置出来て、しかもめちゃくちゃスムーズに動作するって凄くね...」
と驚かざるを得ない完成度の高さだった。
実家や出先の宿泊先で簡単に環境構築出来るのでは?
現状の使用用途としては実家や出先のホテルなど
「腰を据えて作業できるスペースはあるけど、機材の持ち込みが難しい場所」
で利用することが多くなりそうな予感がしている。
まぁ、自宅に設置している4K27インチディスプレイと比べたら解像感は劣るかもしれないが「持ち運び可能」というアドバンテージはかなりデカい上、今までの実践してきた方法よりも遥かに実用的に使えるなら全然アリな気がする。
とはいえ 懸念点もあり
と、ここまで色々お話ししてきたが、もちろんこのセットを使うにあたっての懸念点も存在する。
1 バッテリー持ち問題
正直これが一番のネックと言っても良い
Meta Quest3にせよVision Proにせよ単体でのバッテリー駆動時間はおよそ2時間ほど。しかしあくまでもそれは通常利用時の話で、今回紹介したようなアプリを使ってのPC作業となると1時間半程度でバッテリーを使い切ってしまう。
kenboapplegadget.hatenablog.com
Apple Silicon Macを始め多くのノートパソコンが最低でも5時間は駆動するようになった現在において1時間半しかこの快適な環境で作業できないというのは大きなデメリットだ。モバイルバッテリーを持ち運ぶにもコードが鬱陶しいし...うーん...
2 取り回し問題
ヘッドセットあるあるなのだが、パソコン単体と比べると嵩張る上にバックも選ぶので持ち運びがしにくいのもデメリットの一つと言えるだろう。
特に駆動時間改善のためバッテリー内蔵型のヘッドバンドをつけるとめちゃくちゃ嵩張ってしまう。
今回の総括 とりあえずQuest3買いました
とりあえず今回は自分の中で思っていることを雑多に書いてみた。
とはいえ何度も言うようにこの手のデバイスはまだ進化途中にある。実情を正確に知って判断するには使ってみるしかないので、とりあえずまだ自分でも手が出るQuest3を購入して使い始めている。
開封の様子やMRゴーグルとしての実用性がどれほどなのかは別途記事にまとめようと思うので、またご覧いただければ幸いだ。
それでは今回は以上だ。ではまた次の記事で。