高級林檎耳栓(第2世代)届きました pic.twitter.com/KrbdH96Z4G
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2024年4月26日
今更ながら初代からの乗り換えでAirPods Pro(第2世代)USB-C版を購入したのでレビュー。
ノイキャン付き完全ワイヤレスイヤホンの火付け役とも言える初代の後釜として投入された第2世代の完成度はどうなのか?早速みていこうと思う。
まずは結論 初代からのブラッシュアップでより完成度が上がったモデル
いつも通り結論からお話しすると、今回のAirPods Pro(第2世代)はその見た目からも分かるように、基本的な作りやコンセプトは初代モデルから何ら変わりはない。
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のだが...その中身は全く違うと言ってもいいほどの別物。
- ノイズキャンセリング性能
- 接続性
- 操作性
- 充電機能
- 紛失防止機能
など細かな部分が全て順当にアップデートされており、キープコンセプトながらも他社から発売された後発のイヤホンに負けず劣らずのクオリティーとなっている。
流石初代の登場から3年間の月日を経て発売された製品なだけあるし、間違いなく初代ユーザーは全員買い換えるべき。それぐらい初代からの進化を明確に感じられた。
発売から2年が経過したことでAmazonをはじめ各量販店でも値上げ前の初代とトントンぐらいの価格で買えるようになっているので、販売当初の価格にビビって買えなかった初代ユーザーにもオススメだ。
初めに AirPods Pro(第2世代)の進化点は3つ
さて、そんなAirPods Pro(第2世代)は外観からも分かるように見た目上の進化点はほとんどない。象徴的な形状も同じだし
下部のポート類も一部変更があれど、基本的な構成はほぼ一緒。
唯一、外観上で初代から明確に違うと言える点があるとするなら側面のストラップホールぐらいで、このことからもAirPods Pro(第2世代)がキープコンセプトで作られているのかがよく分かると思う。
しかし何度もお伝えしているように中身は全くの別物。初代から明確に進化をしている。
その中でも特に大きな進化を感じたのが以下の3点。
1 ノイズキャンセリング性能
まずAirPods Proを代表する機能である「ノイズキャンセリング」。
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初代モデルも発売当初は業界最強クラスのノイキャンをあのコンパクトサイズで使えるということで衝撃を与えたものだが、発売から数年が経ちSONYのWF-1000XM4やBOSEのQC EarBudsが登場し始めると、その性能に物足りなさを感じずにはいられなかった。
しかし今回の第2世代は新開発のH2チップ搭載に加え、新しいアルゴリズムのおかげで従来比でノイキャンの強さは2倍。さらに「適用型ノイズキャンセリング機能」が追加され
- 会話検出(自分の話し声を検知すると自動で外部取り込みモードがオンし、再生中の音源の音量を下げて会話を聞き取りやすくする機能)
- 不要ノイズ除去(不快に感じるノイズだけを消す外部音取り込みモード)
が使えるようになり、純粋なノイキャンの性能だけでなく使い勝手もより洗練された。
実際ノイズキャンセリングをオンにすると初代ではかき消せなかった
- 街の喧騒音
- 周波数の高い電車のモーター音や風切り音
が綺麗に消えていて、一瞬で進化を感じることが出来たし、今回新たに追加された「適用型ノイズキャンセリング」もかなりスムーズに動作していて、王者の貫禄と完成度の高さを感じさせられた。
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個人的にはAirPods Maxと比較しても遜色ないどころか、純粋なノイキャン性能では上回っていると思っている。というか半額以下で最上位モデルの性能上回るのやめてもらっていいですか?(震え声)
2 紛失防止機能
何気に一番ありがたいと思った機能がこれ。進化した紛失防止機能だ。
AirPodsシリーズには全モデルiPhoneの「探すアプリ」から
- 位置情報の取得
- 音を再生する
事が出来る紛失防止機能が搭載されているのだが、今までの探す機能はOSのアップデートで後から追加されたものだったが故に精度や安定性に欠ける部分があったのだが
今回の第2世代ではUWB通信が可能な「U1チップ」とスピーカーをケース側に搭載したことで、より正確な位置情報の取得と音声による捜索がしやすくなった。
この「U1チップ」の威力は絶大で近距離であればiPhoneから見たAirPods Proの所在地を方角と距離をリアルタイムで案内してくれる上に、iPhone側でも振動や音で分かりやすく伝えてくれれる。もちろん、他社のイヤホンでも「Fast Pair」に対応した製品ならGoogleの「デバイスを探す」アプリで似たようなことはできるが
- 10cm単位で更新される距離
- 正確な方向
- 聴覚や触覚による分かりやすい案内
などここまで親切で使いやすいのはAirPods Pro(第2世代)ぐらいだろう。
僕自身、今回の買い替えは初代AirPods Proの片耳を紛失してしまった事が原因だったからこそ、紛失防止機能の充実は非常にありがたかった。次は無くさないよう心がけたい((ボソッ…
3 充電関係機能の充実
今回僕が購入したUSB-C版はその名の通り、USB-Cケーブルで有線充電が出来るし
Qiによるワイヤレス充電や
MagSafeによるワイヤレス充電はもちろん対応。
さらにはApple Watch用の充電器でも充電が可能になるなど、充電機能が充実している。
基本的には今まで通りワイヤレス充電での運用になると思うのだが、出先のホテルなどで自宅と同じ充電環境が確保できない時に色んなケーブルで充電できるというのはありがたい。
その他機能もブラッシュアップ
- ノイキャン
- 紛失防止機能
- 充電関連機能
の3点をひとまずお伝えしたが、その他の細かな機能も当然ブラッシュアップされている。
例えばiPhoneに接続されるまでの時間は新チップのおかげでさらに早くなったし
接続先の自動切り替えもより安定した
音質もAirPods Maxと同様「原音に素直ながらも迫力のある音」になっていてリスニング体験もより良くなっている。
バッテリー持ちも改善してより長時間使えるようになっているなどなど...
初代からの3年間で発展してきた完全ワイヤレスイヤホンの技術が軒並み搭載されているため、細かなところでも進化を感じられる。
今回の総括 iPhoneユーザー向けイヤホンの決定版
各機能の詳細や開封の様子などは色んな人がレビューしまくっているので、ひとまずはここまでにさせてもらう。
元から完成度が高かった初代のキープコンセプトで
- 基本性能
- 便利機能
をブラッシュアップしたモデル故に完成度は非常に高かった。iPhoneユーザーであれば間違いなく買って後悔することはないだろう。
冒頭でも話したが、ここ最近はセールをうまく活用すれば3万円程度で購入することも出来るので、欲しい方は積極的に狙って欲しいと思う。
それでは今回も以上だ。ではまた次の記事で。