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前回紹介したLGのエントリー4Kテレビ「UQ8000シリーズ」のある不満点を解消するために「Chromecast with Google TV 4K」を購入したのでレビュー。
実は最後までApple TV 4Kを購入するか迷ったのだが、何故Google TV 4Kを選んだのかも含め最後までご覧いただければ幸いだ。
それでは今回も行ってみよう。
- まずは結論 全てにおいてバランスの取れた良機種。超オススメ。
- 初めに UQ8000シリーズの弱点を潰したい
- 開封と付属品チェック
- セットアップはとても簡単
- 実際の使い心地ってどうなの?
- 明確なデメリットが見つからない
- 今回の総括 これで良いし、これが良い
まずは結論 全てにおいてバランスの取れた良機種。超オススメ。
いつも通り結論からお話しするとGoogle TV 4Kは
- レスポンス
- 対応サービス
- 価格
この3点全てのバランスが取れていて、且つ目立つ欠点も無い非常にオススメできる良機種だと思う。
発売当初と比べてここ最近は価格もFire TV 4Kの最新モデルとトントンぐらいになってかなり手が出しやすくなったし、Apple TVほどで無いにしてもUIとレスポンスも悪くない上に対応コンテンツも充実。
テレビ後付けデバイスとしては非常に非の打ち所が少ない製品だと言えるだろう。
初めに UQ8000シリーズの弱点を潰したい
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以前お伝えした通り、僕はLGのエントリー4KテレビUQ8000シリーズの65インチモデルを普段愛用している。
このテレビ、8万円という値段の割に出来ることも多く、ディスプレイの写りも良いので全体的には満足している。だがそれでも個人的にどうしても気になった弱点が2つあった。
1 スピーカーの音質
まず一つ目はスピーカーの音質。
まぁ聞くに耐えないレベルのゴミというわけでは無いものの
- アニメ
- 映画
を楽しむには物足りなさを感じてしまう。
上位モデルと違ってサブウーファー等が搭載されておらず、スピーカー全体の出力も抑えめなので当然といえば当然なのだが、せっかくの大画面があっても音質が伴わなければ魅力も半減するわけで...
そんなわけでスピーカーに関しては前々から注目していたDENONのDHT-S217を購入し、すでに設置済み。
2 テレビ内蔵アプリの動作が遅い&操作性がクソ
そして2つ目が内蔵アプリのレスポンスと操作性の悪さ。
これがマジで耐えられなかった。
一応、UQ8000シリーズには「web OS」というカスタムOSが搭載されていて
を始めとするネット動画サービスやウェブサーフィンがテレビ単体で使える。これ自体は素晴らしいことなのだが、エントリーモデルだからかメニューを呼び出してから10秒間ほど「何年前のスマホだよ」というレベルで動作が重たくなるのだ。
まぁ少し待てば普通に操作は出来るようになるが、本体付属リモコンでの操作性がかなり悪いので結局ストレスが溜まるという...
おそらくLGとしては「マジックリモコンを買ってね」ということなのだろうが、仮にマジックリモコンを買ったとしても本体性能の低さから起因するレスポンスの悪さが改善するわけではないので、後付けデバイスを購入して改善することにした。
Apple TV 4Kの購入を真っ先に考えるものの...
この手のテレビに接続する後付けデバイスとして第一候補に上がったのがApple TV 4K。
言わずもがな性能は最高レベル。何よりAppleが作っているデバイスということで信者としては購入したい気持ちがあったのだが...
僕が愛用している神サービス「dアニメストア」のApple TV版アプリが提供されていないことが判明。
本当に謎でしか無いのだが、dアニメストアはApple TVで使うことが出来ないらしい。一応、AirPlayを経由してiPhoneで再生中の作品をテレビに映すことはできるものの
ので2万円出してApple TVを買う旨みが少ないと判断。今回はApple TVを購入しないことに。
Fire TVは維持管理が面倒くさい
次に購入を考えたのがAmazonのFire TV Stick。
もちろんこいつはApple TVと違ってdアニメストアのアプリもあるし、何より価格が安いので手が出しやすいのだが...
- 設定と管理に別アプリ(Fire TVアプリ)が必要
- 家の中でAlexa対応デバイスが無い
- UIがそこまで洗練されている印象を受けなかった
ため、購入は見送り。特に設定と管理にわざわざ別アプリを入れなければいけないのが、個人的にはイマイチポイントだった。
最終的には攻守ともに優れたChromecast with Google TV 4Kを購入
というわけで最終的には
- dアニメストアのアプリがある
- 設定と管理が既存のアプリで行える
- UIやレスポンスもそこそこ優秀
な「Chromecast with Google TV 4K」を自分用にも購入することに。
元々実家用に購入してその良さは存分に味わっているので、ヨドバシでサウンドバーと一緒に購入する時も迷うことなく指名買い。ウィンターセールで2000円引きされていたことに加え、サウンドバー購入時に貯まったポイントを使って最終的には3000円弱程で購入することが出来た。
開封と付属品チェック
さて、一緒に購入したDENONのサウンドバーは別途記事にまとめるとして、開封と付属品チェックをサクッと行っていく。
箱のデザインはPixelと同じようなGoogleらしいデザイン。
もちろん今回は4Kモデルを選択した(廉価モデルとしてHD版もある)
側面と背面のデザインはこんな感じ。
梱包用のビニールを破いて
箱を開けていくと
が綺麗に収められていた。
Google TV 4Kのサイズ感はiPhone12 miniよりも少し大きいぐらいでかなり小さめ。
リモコンは片手でも操作しやすいジャストなサイズ感で
側面に音量調整ボタン
正面には
- 矢印&決定ボタン
- 戻るボタン
- Googleアシスタントボタン
- ホームボタン
- ミュートボタン
- ショートカットボタン
- 電源ボタン
が適度に間隔をあけて設置されている。
UQ8000シリーズ付属のクソリモコンと違ってボタンの数がかなり減らされていて、適度に間隔が空いているおかげでかなりブラインド操作はしやすい。
セットアップはとても簡単
一通り付属品のチェックが終わったところでセットアップに移るが、やり方はとても簡単。
まずは本体用の電源を確保してUSB-Cケーブルを本体に接続。
電源を繋いだ本体はテレビのHDMIポートに直接ブッ刺せば映像が出力される。
本体が起動すると「リモコンを接続しろ」と促されるので
リモコンに電池を入れて
あとは画面の指示通り設定を進めていいくだけ。
設定もGoogleホームアプリを入れればスマホ上で全て完結する。スムーズに進めば20分程度で設定を終えて使い始めることが可能。
このアプリが何気に優秀でGoogle TVの設定だけではなく
- Google Nest(Googleのスマートスピーカー)の設定と管理
- Googleアシスタント対応家電製品の管理
も行えるので、スマートホームの構築にも超オススメだ。
そんなアプリの優秀さについて話していると初期設定が終了し、Google TV 4Kが使用可能になった。
実際の使い心地ってどうなの?
ここからは気になる使い心地についてレビュー
まぁ結論から話すと非常に良好で致命的なデメリットもあまり見受けられなかった。
レスポンスはそこそこ。快適に動く
本体のレスポンスについてはApple TVほど「ぬるぬるサクサク」では無いものの、テレビ内蔵のカスタムOSと比べれば雲泥の差でめちゃくちゃ快適に動く。
アプリの起動はもちろん、本体のスリープからの復帰、また配信サービスで4K対応コンテンツを視聴しても大きなもたつきを感じる事はない。
ちなみにHDMIの連動規格「ARC(eARC)」に対応しているテレビなら、Google TVのリモコンで
- テレビの音量調整
- 電源操作
も行うことが出来るので、まるでテレビ内蔵のシステムのように振る舞えるのも良いポイントだ。
UIが優秀
Google TV 4KのUIは優秀だ。
各種配信サービスは「アプリ」というカテゴリーに横一列で並べられ、ホーム画面からのアクセスも簡単。さらにホーム画面には各種サービスからのオススメ動画も表示されており、見たい動画があればアプリを起動せずに直接ホーム画面からアクセスも出来てしまう。
なんだかんだ動画配信サービスは複数のものを行き来しながら見る使い方をする人が多いと思うし、配信サービスを跨いで見たい動画へ瞬時にアクセスできるUIは良いと思う。
各種Googleサービスと連携させられるのもGood
言わずもがな「Chromecast with Google TV 4K」はあのGoogleが作ったテレビ用の後付けデバイス。当然Googleアカウントで管理が出来る上
など普段使っているGoogleのサービスを面倒な設定なしで連動させることが可能だ。
僕自身Googleアシスタントで自宅のスマートホーム環境を構築していることもあって、同一アカウントで設定と管理が出来るありがたみを強く感じる。
対応サービスも充実
もちろんこの手のデバイスでは重要な「対応サービスの豊富さ」もしっかり満たしている。
YouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflixなど世界的に有名なサービスをはじめ
のような国内向けの配信サービスも一通り網羅。
詳しくはGoogle公式ページにて確認していただきたいのだが、国内外の主要ストリーミングサービスには一通り対応しているので、多くの人がサービス面で不足を感じる事はないだろう。
明確なデメリットが見つからない
- ハード面
- ソフト面
ともにバランスが良く、完成度の高い一台が故に僕は明確なデメリットを見つけることが出来なかった()
強いていうなら...という所で指摘をするなら
- 長く使った時のレスポンスの悪化が心配→Apple TV 4Kほどスペックが高くない為
- ごく稀に一瞬レスポンスが悪くなる時がある
- Apple TVのように本体でゲームが動かせない→あくまでも動画視聴専用機
これらがデメリットとして挙げられるが
「果たしてどれだけの人間が気にするんだ?」
というレベルの細かな話で、おそらくほとんどの人にとってはデメリットに感じない些細な問題だと思う。というか「6000円で買える後付けデバイス」ということを考えれば十分すぎる完成度だと思うので、個人的にはデメリットは無いと言っても差し支えはない。
今回の総括 これで良いし、これが良い
僕にとっては今回で2台目のGoogle TV 4Kということで、改めて自分用として使ってみても「やはり良い製品だなー」ということを確信できたレビューだった。
世間では価格の安いFire TVやApple TVに注目が集まりがちだが、僕は声を大にして言いたい。
Google TVも良いぞ
と。
普段使っているGoogleアカウントでログインすれば、いつも使っているサービスが面倒な設定不要でそのまま使えるし、レスポンスもサクサク。さらに配信サービスも充実していて、価格も6000円と比較的手が出しやすいので
にも超オススメ。本当に良い。