前回の記事でもお話しした通り、今回はAmazonブラックフライデーにてポチったLGのエントリーモデルテレビ「65UQ8000PJC」のファーストインプレッションをお届け。
控えめに言って8万円でこれだけのものが買えるのは「最高」
追記 2024年11月
1年間長期使用レビューはこちら
kenboapplegadget.hatenablog.com
まずは結論
いつも通り結論から。
端的に話すと非常にコストパフォーマンスの高いモデルだと思う。
- テレビの視聴&録画
- 各種VODサービスやネット動画の視聴
- 各種スマートアシスタントへの対応
- AirPlay対応
とかなり多機能な上に、各機能のクオリティもそこまで悪くない。
エントリーモデルではあるので、上位モデルと比べて機能不全な所や作りの荒さ的なところは目立つのだが、価格と機能面のバランスを考えれば十分納得できる範疇に収まっているので、個人的には不満を感じていない。これで十分。
初めに UQ8000シリーズの概要と選んだ理由
いつも通り結論を述べさせてもらったところで、初めに UQ8000シリーズの概要と僕が選んだ理由についてお話しさせていただきたい。
(ちなみに65インチというサイズを選んだ理由は別途記事にまとめているので、興味があれば下記をご覧いただきたい)
kenboapplegadget.hatenablog.com
UQ8000シリーズとは?
今回紹介するUQ8000シリーズはLGがAmazon限定で販売する4Kテレビのエントリーモデル。
エントリーモデルらしく値段が安いのは当然として、最大の特徴は「機能性の高さ」
ここ最近のテレビらしく
といったネット動画サービスをテレビ単体で利用できるだけではなく、この価格帯のテレビとしては珍しい
- AirPlay(ミラーキャスト)によるミラーリング接続
- 主要スマートアシスタントによる音声操作
にも対応。
実際この価格帯でコスパ最高と名高いハイセンスやTCLを始めとした他社の同価格帯製品を見てもLGほど多機能なモデルは存在しないので、コストの割に出来ることはかなり高いと言える。
UQ8000シリーズを買った最大の理由も「コスパの良さ」
僕がハイセンスやTCLというメーカーではなく、LGのUQ8000シリーズを選んだのも当然コストパフォーマンスの高さにある。
特にこの価格帯でAirPlayとスマートアシスタントによる音声操作に対応しているのは強すぎる。
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今住んでいる家でスマートホーム環境を構築していることもあって、普段から使っているGoogleアシスタントで大体の操作を行えるのは非常にありがたい...
チューナー数やスピーカー性能は二の次
今回の購入にあたって僕は
- チューナー数
- スピーカー性能
を始めとする「テレビ視聴の快適さを上げる機能」を一切重要視していない。
理由は単純。テレビ番組を見ないから
基本的にほぼネット動画を見るかSwitchなどのゲームを大画面で見るために使うので、むしろチューナーなんていらないレベルなのだ。当然録画もしない。見逃し番組はTVerで見れば良い。
サウンドについてもスピーカー性能重視で上位モデルを買うと高確率で要らない機能がたくさんついて来て値段も爆上がりするし、テレビ購入後からでも強化は可能なので重要視しなかった。というか音質の向上だけを目指すなら、使わない無駄機能がついた高いモデルを買うよりも、サウンドバー買った方が最小のコストで欲しい機能だけ手に入れられる。
開封と外観チェック
部屋に入ることは事前に計測済みだったのだが、実物はかなりデカい()
サクッと箱を開ける
上部には付属品が入っていて
価格の割には質感の高いテレビスタンドと
リモコンと説明書類がセットになった袋が一つ入っている。
付属品をチェックしたら発泡スチロールを取っ払って
男2人がかりで本体を取り出す
梱包材に包まれた本体がこちら。繰り返しになるがかなりサイズはデカイ...
ハサミで梱包材を取り払うと...
ようやく本体とお目見えだ。
エントリーモデルとはいえ2022年発売のモデルということもあって、本体はかなり薄い
背面の各種入力端子類はこんな感じ。
- 光デジタル端子
- 3.5mmのイヤホンジャック
- 有線LAN
がそれぞれ一つずつ
HDMIが2つとハードディスク接続用のUSB-Aが一つ用意されている。(ちなみにHDMIは片方がeARCに対応)
もちろん電源は内蔵タイプ
WALL V2(壁掛けスタンド)に設置
今回はテレビ台ではなく一緒に購入したWALL V2という壁掛けスタンドにて設置を行なっていく。(WALL V2のレビュー記事は別途投稿予定)
まぁ壁掛けと言っても手順自体はシンプル。テレビ側のVESAマウントに専用のパーツをねじ止めして
スタンド側の溝とテレビ側の溝を合わせてテレビをスタンドに掛ける
最後に横ずれ防止の金具でスタンドとテレビを固定したら完成。流石にこのサイズになると一人では厳しいが、50インチ程度のモデルなら一人でも全然余裕だと思う。
スタンドに取り付けた後のテレビがこちら。テレビ台におくとのと比べて見た目はかなりスタイリッシュ。
配線処理からの起動&設定
あとは周りについたフィルムをペリペリ剥がして
各種電源やケーブルを接続して
付属のリモコンでスイッチオン!
起動したら画面の指示に従って
- テレビのチャンネル設定
- Wi-Fiの接続
- 各種VODサービスアプリのインストール
を済ませていくと...
各種機能が無事使えるようになる。
LG 65UQ8000PJCを使ってみた感想
初期設定を終えた後に細かな配線処理と配置を行って完璧に使えるようにしたので、ここからは各機能を簡単に触りながらファーストインプレッションをお届けしていこうと思う。
1 機能はめちゃくちゃ多い
今回購入したUQ8000シリーズ。この価格帯にしては信じられないほど多機能で正直驚いている。
リモコンのホームボタンで各種サービスを呼び出せるのだが
YouTubeの視聴はもちろん
VODサービスで配信されているコンテンツを見たり
音楽だって聴けちゃうし
(実用性は別にして)テレビ単体でウェブサーフィンだって出来てしまう。後述する各種スマートデバイスとの連携機能も含めれば、8万円で買えるテレビとは思えないぐらい多機能であることがお分かりいただけると思う。
もちろん各機能のクオリティという面ではApple TVをはじめとした専用デバイスの方が良いのだが、価格の安さも重要になってくるエントリーモデルにとって
「追加費用なしで色んなことができる」
は確かな魅力になると思うので、メリットの一つとして考えても良いのでは無いかと感じる。
2 各種スマートデバイス連携もバッチリ
僕が購入の決め手にしたスマートデバイスとの連携機能も抜かりない。
専用アプリをインストールしてアカウント作成した後、テレビ側でログインする必要はあるが
- 電源のオンオフ
- 画面モードの切り替え
- 音声の調整
- チャンネル切り替え
- 入力切り替え
など細かな操作まで手持ちのスマートスピーカーやスマートフォンから操作できるようになるのは非常に便利。
純正アプリに関しては結構クオリティが高くて、UIが洗練されていて使いやすいのはもちろん、付属リモコンと同じくテレビの全機能をここから操作できるのでリモコンの代わりに運用することも出来てしまう。これこそまさに「スマートテレビ」と言って差し支えないだろう。
3 テレビとしての使い勝手は並
ここまではどちらかと言うと「スマートディスプレイ」として評価をしてきたが、一応この製品の区分はテレビだ。アンテナケーブルを接続すれば地上波や衛星放送を見ることは出来る。
それで肝心の使い勝手なのだが...
可もなく不可もなく。至って普通
というのが正直な感想。
起動してからテレビが見れるようになるまでの時間やチャンネル切り替えもサクサク動くし、1番組だけとはいえハードディスクを繋げば裏録画も可能。画質や音質も感動するレベルでないにせよ、不満を感じないレベルではある。
強いて言うなら番組表の表示にラグがあるので、テレビ視聴がメインのユーザーにとってはストレスを感じるかもしれないのだが、テレビをほとんど見ない僕には関係の無い話。それよりもネット動画や各種スマートデバイスとの連携機能がいかにスムーズに動くかが重要だ。
4 スピーカー音質も悪くは無い
上位モデルと比べて抑えめになっているスピーカーも悪くはないレベル。
サブウーファー等を内蔵していないが故に迫力のある低音は出ないものの、よく言えばフラットな音質なのでYouTube動画や地上波など人の声が中心のコンテンツを見る分には十分という印象。
ただ、ゲームや映画など臨場感と没入感を求められるようなコンテンツだと迫力に欠ける感は否めない...
ここ最近なんかはサブスクでも立体音響対応コンテンツが増えてきているし、よりディープにコンテンツを楽しむならサウンドバーの購入は必須と言えるだろう。
5 付属リモコンの操作性は悪い
UQ8000に付属しているリモコンの操作性は悪い。
ボタンの押し心地が安いメンブレンキーボードのようにグニャグニャしているのもそうだし、1番の欠点はボタン配置が微妙すぎてブラインド操作がしにくいこと。
特に動画視聴する時よく使う「戻るボタン」と各種VODサービスのショートカットボタンが
- 同じ大きさ
- 同じ素材感
- 近い位置
で配置されているので、高確率で押し間違えて自分の意図しない操作になる事が多発する。
個人的にはテレビ購入時にマジックリモコンも同時購入しておく事を強くオススメする。このリモコンは本当に使いにくい...
今回の総括 8万円でこの出来なら大満足
とエントリーモデル故のコストカットが作りの荒さとして現れている部分もあるにはあるが、4K65インチが8万円で手に入る事を考えれば個人的には許せる範疇ではある。むしろ満足。
正直画質や音質の追求を始めるとキリがないし、今回不満に感じる部分も後から解決できる範囲の話なので僕としてはあまり気にしていない。とりあえず今のところはサウンドバーの購入で音質のアップは図る予定。