MacBookユーザーなら一度は考えたことがあるであろう「Smart Keyboardの購入」。どうしても用途が被ってしまう故に購入を渋っている方もいるのではないだろうか?
今回は僕がSmart KeyboardをつけたiPadとMacBookを併用し続けて出した一つの結論について記事にまとめていこうと思う。少しでもSmart Keyboard購入のきっかけにして頂ければ嬉しい。
それでは今回も行ってみよう。
- まずは結論
- Smart Keyboardがもたらす1番のメリットとは...?
- Macは場所を選ぶ
- しかし...結局はMacも必要
- Smart Keyboard付きのiPadはあくまでもサブ。パソコンのタスクをシンプルにするガジェット
- 今回の総括
まずは結論
MacBookユーザーでもSmart Keyboardを購入する価値は十分にあり。Macで行うタスクがよりシンプルになる。
これが僕がSmart Keyboardを使い続けて導き出した結論。正直MacBookユーザーであっても2万円出してSmart Keyboardを購入する勝ちはものすごくある。
Smart Keyboardがもたらす1番のメリットとは...?
kenboapplegadget.hatenablog.com
以前のレビュー記事でも書いたようにSmart Keyboardのがもたらす1番のメリットは持ち運びの簡単さと荷物の軽量化。これはかなりでかい。
現在のMacBookシリーズの最小ディスプレイサイズは13インチと「パソコン」としては表示出来る情報量と持ち運びのしやすさを両立した黄金のサイズなのだが「持ち運ぶガジェット」としては重さ(1.4kg)と本体サイズがネックになりがち。ネットに接続するためにはいちいちテザリングをしないといけないことからも「機動力」という点で大きく劣る。
一方、Smart Keyboardを取り付けたiPadの重さはおよそ700gとMacBook Pro 13インチの1.4kgと比べれば2分の1程度の重さ。しかもCellularモデルを購入すればSmart Keyboardを広げてタイプモードにするだけでネットに繋がる状態が完成する。そこからはメールの返信でもいいし、僕みたいにブログを書いても良い。ネットに単独で繋がる分Macよりも「気軽に、簡単に、効率的に」文字打ちを行うことが出来るのがMacと比べてSmart KeyboardとiPadの組み合わせで優れているポイントになる。
Macは場所を選ぶ
先ほどの大きさの話にも繋がるのだがMacはその大きさ故に使える場所は限られてくる。具体的には
- カフェ
- デスク(自分の部屋や出先など)
など腰を据えてじっくり作業できる場所では全然使えるものの
- 駅中の待合室
- 電車の中
- ちょっとした待ち時間(スキマ時間)
などの人の目が多い場所やすぐに作業を開始したい局面では不利。そういった場面ではMacを取り出して作業できるまで持っていくのがめんどくさい。
Smart Keyboardを購入すればこの「スキマ時間」「Macを取り出しにくい局面」での作業が可能になり、文字打ちが中心のユーザーであれば今まで以上に効率的に、時間を有効に使ったタスクの遂行が可能になる。実はこの記事も電車の中でiPadを使って大枠を作ってからMacで「続きを読むボタン」の設置やカテゴリーの設定を行なったもの。
特に僕は部活の関係で家に居れる時間が少ないため「電車での通学の1時間」や「駅での待ち時間30分」を有効活用できるSmart Keyboardはとても魅力的に感じている。
しかし...結局はMacも必要
大体Smart Keyboardの話をすると「MacBookが要らなくなるのでは?」ということを聞かれることが多い。しかし残念ながらSmart Keyboardを購入したからといってMacBookが不要になることはない。というのもソフトウェア面でMacの方が優れているところが多いからだ。
1 Webサービスを動かす
特に僕みたいにブログを書く人なら使うことが多いであろうWebサービス。これパソコンではほぼ問題なく動くことが多いのにiPadだとうまく動かないものがある。(はてなブログもその一つ)
ブロガーなんかはWebサービスがまともに動かないとそもそも作業ができないし、マウスとキーボードを使って効率よく作業するなら圧倒的にパソコンの方が優れているので僕自身Macを持ち運ぶことも多い。
2 クリエイティブ系のソフトを使う
現状、iPadにはMacほどの優れたクリエイティブアプリは数が少ない。最近でこそAdobe CCがiPad版をリリースし始めたものの機能面ではパソコン版の方が優れている点が多いのが現実。
プロの現場ではパソコン版でしか使えない機能を使う場面が多いと聞く。故にiPad版のアプリが用意されているからといってもパソコンを手放すことはできない。
3 マルチタスクにアプリを使う
パソコン(Mac)はフルスクリーンに表示したアプリを瞬時に切り替えたり、後ろで立ち上げたアプリの機能を別のアプリを立ち上げている最中にショートカットで呼び出すと言ったマルチタスクなアプリの使い方ができる。(下記のアプリなど)
kenboapplegadget.hatenablog.com
一方iPadはSplit ViewやSlide Overと言った機能で2〜3個のアプリを同時に立ち上げて作業ができるもののディスプレイサイズの小ささやOSの特性上パソコンほどの快適さではない。
kenboapplegadget.hatenablog.com
僕の場合、新製品直後のまとめ記事は
- ニュースサイトを読む用
- Appleの公式サイト(各製品ごとに)
- ブログ執筆画面
この3つのタブと画像編集ソフトやTwitter(息抜き、情報収集用)を行き来しながら記事を書き上げていく。やはりそう言った場合はパソコンの方が圧倒的に作業が早い。
Smart Keyboard付きのiPadはあくまでもサブ。パソコンのタスクをシンプルにするガジェット
先述の理由もあり僕の中のSmart Keyboard付きiPadはあくまでもサブマシーンの位置付けとしてMacを持ち運ばす荷物を減らしたい時や外出先のちょっとした時間を有効活用して「Macで行うタスクのシンプル化」をしてくれるガジェットだ。
サブマシーンとしてであればシンプルに文字打ちに集中できるiPadはかなり優秀。持ち運びのしやすさと使い始めるまでの速さも相まって「書きたい」という気持ちを逃すことなく文字にまとめていける。
現在のiPadではハードウェアキーボードが有効の状態だとMacと同じ「ライブ変換機能(入力した文字を漢字などに自動変換してくれる機能)」が使えるので文字打ちという面ではMacとほぼ同じ感覚で書いていけるのもサブマシーンとして魅力的なポイントの一つ。
今回の総括
文字打ちが中心のMacユーザーならSmart Keyboardを買ってもいいかも
最近のiPadOSのアップデートでiPadを「文字打ちデバイス」にするためにSmart Keyboardを購入する価値がかなり上がったと思う。
もちろんいまだにパソコンでしかできないこともあるがシンプルに「文字を書く」ことに特化させればMacで行う作業をシンプルにしてくれるのでスキマ時間を有効活用して生産性をあげたい人には是非オススメしたい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。