iPad Air(2020)まとめ
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2020年9月15日
SoCが最新のA14に進化
10.9インチのLiquid Retinaディスプレイ
2スピーカーから4スピーカーに
アウトカメラが12MPに( Proの広角カメラと同等)
新色追加(グリーン、スカイブルー)
Pro(2020)と同じアクセサリーが使用可能
電源ボタン投合型Touch ID
Wi-Fi6対応 pic.twitter.com/RTESGU34xo
kenboapplegadget.hatenablog.com
昨夜Appleの発表会でApple Watchなどの製品と同じタイミングでiPad Airの新型モデルであるiPad Air(2020)が発表された。
今回は昨年モデルと比較して変わったところをできるだけ簡潔に記事にまとめていこうと思う。正直このアップデートはiPad Air史上最も大きなものになった。
それでは今回も行ってみよう。
iPad Air(2020)の特徴
「1世代前のProの筐体を使用しながら一部機能をオミットして価格を抑える」
というのは変わっていないのだが、今回ベースとなったモデルがiPad Pro(2018)だったので遂にiPad Airも2020年モデルからProと同じベゼルレスデザインになり今まで以上にハードウェア面で進化を遂げた。
しかもこれだけの完成度でエントリーモデル。なんとベゼルレスでありながらProよりも2万円安い6万円中盤から手に入れることが可能。もちろん一部機能はProからオミットされているもののそこを理解して購入するのであれば現時点でコスパは最高レベル。
学生Apple信者によるiPad Air(2020)新機能・アップデート点まとめ
1 ディスプレイがベゼルレスデザインになり大幅パワーアップ
今までホームボタン付きのデザインだったiPad Airが遂に2018年モデル以降のProと同じベゼルレスデザインに。
それによりディスプレイサイズが10.5インチから10.9インチに大型化。さらにProにも使われている「Liquid Retinaディスプレイ」になったことでより綺麗なディスプレイにとなった。
まぁぶっちゃけ細かいスペックは体感できるほどの差ではないのでどうでもいい。そんなことよりこの未来感のあるデザインがエントリーモデルであるAirに採用されたのが最も大きい。
2 基本スペックが向上。Proとの逆転現象が発生!?
今回のiPad Air(2020)に搭載されたチップはApple製品の中で現状最速のA14 Bionic。なんとiPhone11シリーズはもちろん下手すれば現行のiPad Pro(2020)を追い越すほどの性能を秘めたチップがエントリーモデルであるiPad Air(2020)から搭載されることに。
これにより本来性能面で優位に立つべきProの立場がめちゃめちゃ弱くなってしまっている...2万円も安いiPadの方が性能がいいってどういうことなんだ!?
3 カメラ画質とスピーカー配置の改善
今までの傾向的にiPad AirのカメラはProと比較してスペックを落とされる傾向にあったのが今回のiPad Air(2020)の広角カメラに関してはPro(2020)と全く同じ。唯一の違いはフラッシュの有無ぐらいでカメラレンズ自体はとても良いものを積んできた。
またスピーカーの位置も改善されてiPadを横向きにした場合でもしっかり両方から音が出るようになった。(Air 2019や無印iPadは片側か確か音が出ない)
よくエントリーモデルのiPadを購入する人の中に「スピーカーが残念...」というのがよくあったのでProとほぼ同じスピーカー配置であればそういった人にも勧めやすい。
4 Touch IDが電源ボタン投合型に
iPad Air(2020)でもTouch IDによる認証が続投。ただセンサーが画面内に配置できなくなった関係でApple製品初となる電源ボタン投合型センサーが搭載された。
個人的にiPadはいろんな向きで使うので「iPadの向きに関係なくロック解除ができるFace IDの方がいいんじゃないか?」とも思う部分もあるがApple製品初のこの方式の使い勝手がとても気になる...というかiPad Airに搭載したんだからiPhone12にもぜひ搭載して欲しい。
5 充電端子がType-Cに
よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
と叫ばずにはいられないType-Cの採用。これによりMacBook Proを使っている僕をはじめ多くのMacBookユーザーは充電ケーブルを使う回すことができるようになる。
Type-Cになれば充電ケーブルをはじめMacBook用のハブをそのまま使うことができたり、超高速でデータ通信ができたりとメリットが大きい。
iPad Air(2020)もType-C。最近のMacBookもType-C。AndroidスマホやワイヤレスヘッドホンもType-C。さぁみなさん口を揃えて...
iPhoneだけだよ!!!
6 Proのアクセサリーが使用可能
ワイヤレス給電ができて便利なApple Pencil(第2世代)やMagic Keyboardなど今までPro専用とされていたアクセサリーをiPad Air(2020)はそのまま使用可能。
特にMagic Keyboardを使おうと思うと今までは最安構成で11〜12万コースだったのが税別で10万円を切る価格で購入することができるようになり「Proのアクセサリーが使いたい!」というユーザーにはとても嬉しい機種と言えるのではないだろうか?
7 新色が追加(復活)
まずは定番のシルバー
全体的な渋さがたまらないスペースグレイ
約3年ぶりの復活となるローズゴールド
爽やかなパステルカラーが特徴のグリーン
そして今回のメインカラーでもあるスカイブルーの5色展開。定番のカラーから少しおしゃれなカラーまでiPhone11のような豊富なカラバリ。
特にスカイブルーのiPadなんて今まで存在しなかった分とても新鮮で早く実機が見てみたい。
気になる価格と発売時期は...
最安モデルとなる64GBのWi-Fiモデルで62800円(税別)と2019年モデルと比べると8000円の値上がりとなるが
- デザイン刷新
- 性能の向上
- Pro専用アクセサリーが使用可能
- 新カラー
を考えればむしろよくここまで抑えたと言える価格。性能面の近いiPhone12が7万円ほどと言われているのでそそう考えればディスプレイサイズが大きく、出来ることの多いiPad Air(2020)のコスパは非常に優れていると思う。
現時点で明確な発売時期は不明(10月発売)。今のところリーク情報的なものも出ていないため気長に発売されるのを待とう。
今回の総括
事実上iPad AirがProモデルに昇格。今後の製品への伏線もある面白い製品
iPad Air(2020)がProモデルに近い完成度となったことでAirは事実上Proモデルへと昇格したといってもいいだろう。そしてA14 Bionicと電源ボタン投合型Touch IDは今後のiPhoneへ生かされる可能性も非常に高い。
カラバリもカラフルでポップだし、多くのストレージやApple Pencilの書き心地を重視している人以外はAirでも十分事足りるはず。価格も6万円半ばで購入できるためProとの差を考えて購入するならかなりオススメの製品だ。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。