iPad(第8世代)Wi-Fi+Cellular 128GB着弾!
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2020年11月19日
新鮮なビニール付き!! pic.twitter.com/xkXdojcgWN
多くの方がiPadの購入を考える中で「無印iPad」は必ずしも選択肢に入るのではないだろうか?
実はこの度父のiPadとしてiPad(第8世代)を購入したので少しだけ借りて使用感レビューを行っていこうと思う。ちなみにこのiPadの完成度はかなりやばい。
それでは今回も行ってみよう。
今回紹介する商品
今回紹介するのはAppleが発売しているiPadシリーズで最も「値段」が手頃で手が出しやすい「iPad(第8世代)」。なお「iPadでメモを書きたい」と言うことでApple Pencil(第1世代)も同時購入している。
(詳しい概要はこちらの記事にまとめているので参照してほしい)
kenboapplegadget.hatenablog.com
購入したモデルの詳細は以下の通り
- Wi-Fi+Cellularモデル
- 128GB
- シルバー
でiPad(第8世代)の中で最も高いモデルを購入した。しかしそれでもお値段は6万円と少し。スペックを考えれば申し分ないぐらい安い。
外観レビュー
開封からデータ移行までを全て終わらせたのでまずは簡単な外観レビューから
iPad(第8世代)のデザインは初代iPadを彷彿とさせる昔ながらのホームボタン付きデザイン。最近のAir・Proと比べるベゼルの幅は太めで前面にはTouch ID(第1世代)内蔵のホームボタンがある。
背面も丸みを帯びていてCellularモデルのみ上部にアンテナが入っている(ちなみに最近のモデルにありがちな「線」だけのタイプではない)
上部をもう少し詳しくみるとこんな感じ。ものすごくシンプル。
そこまでカメラ画質を追求したモデルでもないのでカメラは出っ張りのないフラットな形状
下部には2スピーカーとLightning端子。このiPad(第8世代)はType-C to Lightningケーブルを使った急速充電には非対応。
正面を向いて左側面にはSmart Keyboardとの接続に使うSmart Connector。ここら辺は最近のiPadのトレンドといってもいい装備だ。
iPad(第8世代)に搭載されているのはiPadの中では比較的標準サイズな10.2インチのRetinaディスプレイ。しかし一言に「Retinaディスプレイ」とはいっても他のiPadに比べて装備は劣っている(Airとの比較の際に後述)
もちろんSoC(iPadのサクサク間に直結してくるパーツ)もiPhoneXSと同じA12 BionicでiPhone12シリーズが出た今でも現役バリバリで使えるチップを搭載していて性能面でも抜かりなし。最小構成価格4万円にも関わらず本体デザインも中身の性能も素晴らしいiPad(第8世代)はかなり魅力的に思えてこないだろうか?
iPad Air(2019)との比較
ここからは僕の持っているiPad Air(2019)との比較を行っていく
まずはディスプレイ。見て分かる通り大きさについてはAirが10.5インチ、無印が10.2インチなのだが大きさはほとんど同じ
「ディスプレイの大きさが実用面に響くことがあるのか?」と思い試しに僕のブログを表示してみても表示領域にほとんど差がなかった。どちらもiPadとしては十分なディスプレイサイズを備えていると言えるだろう
大きさは問題ないとしてAirと無印で大きく違うのが反射防止コーティングと古らみネーションディスプレイの有無。上の写真の通り反射コーティングのない無印の方が蛍光灯の光を強く反射している。
フルラミネーションディスプレイは表面のガラスとディスプレイの間が極限まで薄いディスプレイ。写真ではわかりづらいかもしれないが明らかに「奥まって」ディスプレイが見える。
これはApple Pencilの書き味にも影響を及ぼしてくるので、ディスプレイ性能の違いについては一度店頭でしっかり確認することをオススメしたい。
続いて背面。これも基本的なデザインはほとんど一緒といってもいい
唯一違うのがアンテナデザインでiPad Air(2019)の方がより目立ちにくい配置となっている。
正面から見て左側面にSmart Connectorがある点は同じ。ただ明らかに無印iPadの方が本体が分厚い
無印が7.5mm、Airが6.1mm。個人的に無印iPadも十分美しいが、横から見た時の美しさはAirの方がいいと思う。
外見ではなく中身のスペック面で比較しても、今回の無印とAirに性能差はほとんどないく4万円で買えるタブレットなのにものすごく快適に使うことができる。
いやぁ...ディスプレイの性能が劣ることだけを理解するだけで昨年まで6万円で売られていたタブレットと同じ性能を4万円で手にれられるのだから本当にコスパがいい...
各種アクセサリーを使ってみる
この無印iPadでも
- Smart Keyboard
- Apple Pencil
を使用することは可能。試しに今回購入したApple Pencilと僕の持っているSmart Keyboardを接続して使ってみた。
まずApple Pencilに関しては
- ノートを取る
- メモを書く
- デジタルノートに自分の考え方を起こす
などの使い方だとディスプレイ性能が多少劣っていることはほとんど気にならない。そもそもApple Pencilの書き味を気にする人は初めからProやAirを購入するはずなのでこれでも全然十分。
Smart Keyboardはディスプレイ性能がほとんど関係ないため、他のiPadと同様サクサク文字を入力することができる。「文字打ちデバイス」としてiPadを購入したいのであればこのiPad(第8世代)とSmart Keyboardで全然十分だという印象を受けた。
もう一度言いたい。4万円でこのクオリティ!?!?
正直、約10万円というお金をかけてAirを買った人間としては「Airとほとんど同じスペックが4万円で手に入るなんて...」とショックを隠しきれない笑(それぐらい完成度が高く、削ぎ落とし方が上手いということ)
今までの無印iPadというのは「価格が安いけどスペックが今使う分には非力だよなぁ...」と感じてしまう部分があり、「どうしても安くiPadを手に入れたい!!」という人には自信を持ってオススメできるものではなかった。実際に僕も「性能面」でAirを購入したぐらい。
ただ今回のiPad(第8世代)はそんな無印iPadのボトルネックであったスペックを大幅に改善したにも関わらず、価格は据え置きの4万円弱。もう一度いう「iPhoneXSと同等の性能を誇るタブレット」がたったの4万円で手に入るのだ。これはかなり衝撃的。
もちろん
- 拡張性が低い(外付けアクセサリーを接続しにくい、Pro向けのアクセサリーが使えないなど)
- デザインが古臭い
- ディスプレイが他の製品に比べてワンランク劣る
など以前からあったデメリットはあるものの、「ハイスペックなタブレットが4万円で手に入る」という事実の前では全てが許せてしまう。ぶっちゃけこれらは多くの人にとって必ずしも必要なものではないから。
実際多くの人がiPadに求めているのは
- サクサク快適に使える性能
- iPhoneよりも大きなディスプレイ
- 手の出しやすい価格
のはず。だからこそこれら全てを備えているiPad(第8世代)のクオリティーは今までのモデルの中でもトップクラスに高い。
今回の総括
予算5万円の最適解。アクセサリーとの同時購入や他のApple製品との同時購入も狙える「コスパ最強機」
流石に、4万円の機種はストレージが32GBと心許ない...なので実用的に使おうと思うと128GBへのアップグレードが必要になるわけだがアップグレードしたとしても本体価格は約5万円。iPad Air(2020)の最安構成が約7万円、iPad Pro(2020)の最安構成が9万円ということを考えれば2〜4万円のお釣りが来るiPad(第8世代)は本当に安い。
これだけの金額があればこの記事内で紹介したApple PencilやSmart Keyboard、あるいはAirPods ProやApple Watchなどの他の製品の同時購入が検討可能になってくる。もしも今iPadの購入を考えていてどのモデルにしようか悩んでいるのであれば、一度自分の使用用途を考えてみて「iPad(第8世代)+アクセサリーや他のApple製品」を購入してみるのは如何だろうか?
今回は以上だ。ではまた次の記事で。