昨夜Appleは新型iPad Proを発表し、たくさんのガジェット好きがiPad Pro祭になったわけだが、その裏でMacBook Airも(+α)も密かにアップデートされたのをご存知だろうか?
今回はひっそりとアップデートされたMacBook Air(2020)のアップデート点について特に変化の大きかったことにフォーカスを当てて記事を書いていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
(動画はこちら)
【迷っているなら買い】Apple好きによる新型MacBook Air(2020)&Mac mini(2020)アップデート点まとめ
今回アップデートされたMac
今回アップデートが行われたのは2つ
だ。どちらもマイナーアップデートという位置付けなのだが、Mac miniよりMacBook Airの方が大きいアップデートとなった。
アップデート点まとめ(MacBook Air編)
まずはアップデート内容の多かったMacBook Airから。
1 CPUのスペックアップ
今回のMacBook AirではMac史上初となる「第10世代Intel Core iシリーズ」プロセッサーを搭載。特に2019年モデルで弱かったグラフィック面が強化され、先代モデルに比べて最大80%高速化したとのこと。
また上位モデルのi5以上を選択すれば「クアッドコア」の選択の可能になったことで今まで以上に「動画編集」などの重たい作業もこなせるようになっている。
もうガチのクリエイターさん以外はMacBook Airでも十分なのではないかと思う。
2「Magic Keyboard」を搭載(シザー式キーボードへ変更)
今まで散々故障の多かったバタフライキーボードが廃止。代わりにMacBook Pro 16インチモデルに採用された「Magic Keyboard」が搭載された。
僕の環境下でも普通に使っているだけで一部のキーが押しても返ってこなくなる不具合が発生したし、何よりもこれ以上壊れやすいキーボードを搭載する必要はないのでシザー式キーボードを搭載したAppleの判断は英断と言えるだろう。
3 メモリ&Bluetoothのバージョンアップ
少しマニアックな話になってしまうが、MacBook Airに搭載されているメモリが「DDR3」から最新の「DDR4」にアップデート、さらにBluetoothのバージョンも5.0へバージョンアップ。
とはいえ、これらは使い勝手に直接影響してくる事はほとんどないと思われるので「良くなったんだ〜」程度の認識で大丈夫だ。
4 ラインナップ&価格改定
個人的にはスペックアップ以上に魅力的に感じたのがこのラインナップ&価格改定。
まず2019年にあった「128GB」の吊るしモデルが廃止され、代わりにストレージが倍の「256GB」と「512GB」の2ラインナップに変更。さらに価格も改定され以下の通りに。
104800円(税別)
134800円(税別)
2018年当初は「高すぎ!!」と言ってたのが懐かしいレベル。ようやくエントリーモデルらしい価格設定になってきた。
最小構成モデルのストレージも256GB「お金がないから一番安いモデルをください...」と言ってもしっかり使えるモデルが手に入るのは素晴らしい。
アップデート点まとめ(Mac mini編)
実はMac miniのアップデート内容はMacBook Airほどではなく「ラインナップ&価格改定」だけ。
CPUやメモリのカスタマイズ料金が下がった他、吊るしモデルのストレージが2倍になり価格も7000円ダウンの82800円から。こちらも入門機としてお求めやすい価格を狙いにいった感じだ。
今回の総括
MacBook Airのアップデートは「MacBook Pro 14インチ」への布石か?
MacBook Airの素晴らしいアップデートの陰で一気に存在感がゼロに等しくなってしまった「MacBook Pro 13インチ」。特に下位モデルに至っては性能もほぼ変わらない上に価格差は44000円。正直今の状況では「誰が買うんですか?」と言ってもおかしくないぐらいの存在になっている。
しかしエントリー機であるMacBook Airにあれだけのアップデートが加えられたのだ。ハイエンド機であるMacBook Proにはそれを超えるアップデートを期待してもいいはず。
例えばMacBook Airよりも高性能なCPUを積んでその性能を安定して出せるようにエアフローを改善してきたり、あるいは独立GPUを積んできたり...単なる期待でしかないがおそらくこれから登場するであろう「MacBook Pro 14インチ」が楽しみだ。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。