ケンボウのガジェット部屋(旧Apple大好き.com)

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【レビュー記事】EQUALS WALL V2(ハイタイプ)ファーストインプレッション。賃貸でも大型テレビが設置可能になる魔法の壁掛けスタンド

kenboapplegadget.hatenablog.com

「部屋は狭いけど大きなテレビを置きたい」
「賃貸でも壁掛けのようにスタイリッシュな配置を目指したい」
今回はそんな僕のワガママを現実のものにしてくれた製品「WALL V2(ハイタイプ)」をレビューしていく。

 

 

 

まずは結論 壁掛けスタンド自体は良いけどWALLじゃなくても良い

まず結論を言ってしまうと

壁掛けスタンド自体は素晴らしいが、わざわざWALLシリーズにこだわる必要も無い

というのが僕の結論。

確かにWALLシリーズは壁掛けスタンドのパイオニア的存在ということもあって

  • 製品のクオリティ
  • デザイン性
  • 純正アクセサリーの充実度

全てにおいて頂点に君臨する製品であることに間違いはないのだが、いかんせん値段が高い()

例えばこの製品は今回僕が購入したモデルとほぼ同じ構成で値段は半額

「テレビスタンド」という製品の特性上、他社製品と出来ること自体は大きく変わらないし、値段もWALLの半額(なんならそれ以下)で手に入ることもザラ。

だったらスタンドにかかる金を抑えて

を始めとした「テレビの視聴体験を上げるデバイス」にお金を回した方が多くの人にとっては有意義なお金の使い方になると思う。

とはいえ少なからずWALLシリーズを買うメリットもあるにはあるので、これからお話しすることを踏まえてご自身で判断していただければ幸いだ。

 

初めに でかいテレビはロマンだが...

大画面を生かしてコンテンツを最大限楽しめるなんて堪らん

今回テレビ購入にあたって僕はUQ8000というLGが販売するエントリー4Kテレビの65インチモデルを購入した。(レビュー記事は下記記事を参照)

kenboapplegadget.hatenablog.com

個人的にテレビはデカければデカい方が良いと思っていたので、9畳ワンルームにも関わらず65インチモデルを選択して結果大満足しているのだが、この手の大型テレビを選ぶにあたって一つ問題があった。そう。

どのように設置を行うか

である。

 

65インチテレビは物凄く場所を占有する

というのも65インチテレビは本体自体が大きいのは勿論、設置にあたって必要になるテレビ台も相当な大きさになるので、普通に設置するとめちゃくちゃ部屋の有効スペースを占領してしまう。

テレビ台に設置する場合、横幅は最低でも150cmは必要だし奥行きも30cmは無いと安定しない。テレビを置く専用のスペースがある間取りならまだしも

  • リビング
  • 寝室
  • 作業スペース
  • 水回りとの行き来に必要な経路

の機能を兼ねているワンルームにそんなデカいものを置いてしまうと邪魔でしかない上に設置スペースもかなり限られてしまうのが現実...

【2023年】壁掛けテレビのおすすめ15選 スタイリッシュに”より引用

www.biccamera.com

かといってガチの壁掛けは賃貸だと手間が掛かりすぎて現実的では無い。けど大型テレビはなんとしても置きたい...

そんな一人暮らし特有の悩みを解決しつつ、65インチ級の大型テレビの設置を可能にするのがWALL V2を始めとした「壁掛けスタンド」と呼ばれる製品なのだ。

 

壁掛けスタンドなら賃貸でも大型テレビの設置が可能に

横幅145cmの65インチテレビもスッキリ設置

この壁掛けスタンド。写真のようにテレビ自体は宙に浮かせて床の占有面積は最小限に抑えられるのでテレビ台と比べて設置の自由度が圧倒的に高い。

それこそ

  • 天板
  • 支柱

が収まる隙間とテレビの大きさ分の面積がある壁ならどこでも設置可能。65インチ級の大型テレビだろうが最小限のスペースで設置することができてしまう。

しかもガチの壁掛けと違って面倒な工事は一切不要。家に届いたパーツを組み立てるだけで良いのもかなり魅力的だし、何よりテレビを買い替えたり引っ越したとしても流用が効くというのも良い。

どのみち今の住居は長くても1年半しか住まない予定なので、引っ越しの時も分解してそのまま持っていけるというのは個人的にとてもありがたい。

 

EQUALS WALLシリーズは壁掛けスタンドのパイオニア

equals.tokyo

そんな壁掛けスタンドのジャンルそのものを作り出したのが、今回紹介するEQUALSのWALLシリーズ。

※尚、管理人の自宅はこんなにオシャレでは無い模様

今回僕が購入したWALL V2を始め

  • より「壁掛け感」を感じられるWALL V3シリーズ
  • 80インチ級の超大型テレビにも対応したWALL V5
  • 設置場所を選ばない自由さが魅力のWALL A2
  • ビジネス現場での使用を想定したテレビスタンドプロ

などデザイン性に重きを置いた製品群なのが特徴で、公式ページを見て貰えば分かるようにどの製品もめちゃくちゃスタイリッシュでカッコ良い。

「えっ、こんなものまであるの?」と驚くと思う

テレビスタンドはWALL~ V2 オプション | EQUALS(イコールズ)

しかもこの手のスタンドにしては純正アクセサリーもかなり充実していて、部屋の状況やテレビで使いたいガジェットに合わせて柔軟にカスタマイズが出来るのも非常に魅力的。

型落ちのV2なら比較的良心的な値段で買える(それでも2万円近くするのだが...)

まぁデザイン性とカスタマイズ性に富んでいる分、他社と比べて値段もクソ高いのだが、型落ちモデルのV2に関してはAmazon価格で2万円とまだ買える金額だったので、純正天板と合わせて今回購入することにした。

 

開封と組み立て

テレビが届く2日前に結構大きい段ボールに入って到着。

段ボールにまでこだわりがあるのは流石

配送用段ボールの中には本体と棚板がそれぞれ別に梱包されていた。

重っ!

配送用段ボールから取り出すために本体を持ち上げたのだが、この時点でもかなり重い。

ぶつくさ文句を言いつつ、本体を取り出した姿がこちら。シンプル。

さっさと組み立てるため開封していく。

内容物は以下の通り

  • ベースパーツ
  • 支柱パーツ
  • 支柱に取り付けるカバーパーツ
  • テレビ側に取り付けるVESAマウントパーツ
  • 各種ネジ工具類
  • 組み立て説明書

それにしても各パーツの箱にも丁寧に印字がされているとは思わなかった。パッケージの時点でも洗練されている印象を受ける。

ちなみにベースパーツの質感はめちゃくちゃ高い()

さて、ここから組み立てていくわけだが手順自体は結構少ない。大雑把にまとめると

  1. ベースパーツに支柱パーツを取り付ける
  2. テレビのマウントパーツを取り付ける
  3. 金具をつけたテレビをスタンドに取り付ける

だけで使える状況にまで持っていくことは可能。

支柱パーツをベースに差し込んで

付属のネジで固定。

あとは支柱パーツを隠すためのカバーを取り付けてしまえば

スタンド部分はほぼ完成。

最後にマウントパーツをスタンド側と

テレビ側それぞれに取り付けて

65インチともなれば一人での設置は無理()

テレビを上から引っ掛けて

付属の固定用パーツをねじ止めすれば設置は完了。

ひとまずこれで65インチの大型テレビを宙に浮かせて設置することができた。

 

諸々の調整が終わった最終形がこちら

よりにもよって何故この写真をスクリーンセーバーに選んだのだ...()

あの後、テレビの初期設定や追加で購入した機材の導入などを行なって一段落ついた現在の状況がこちら。

みんなもティアキンやろうな!

同時購入した天板にはNintendo SwitchDENONのDHT-S217Kというサウンドバーを設置。

ただ、サウンドバーについては天板の横幅をオーバーしてしまっている状況なので、別途サウンドバー専用天板を買って移動させたいと画策中。

裏面の配線は地獄絵図

配線スペースにはサンワサプライHDMI切り替え機とGoogle TV 4Kをぶち込んで

エレコムのマグネット付き電源タップで電源供給を行っている。

ただでさえテレビ自体のサイズがデカいことに加え、後付けデバイスを追加しまくって背面は配線地獄と化しているのに、全体としてはこんなにスッキリ見えてしまうという恐ろしさ。これが壁掛けスタンドの実力か...(多分違う)

 

EQUALS WALL V2を2週間使ってみた感想

まぁふざけるのもこれぐらいにして、実際2週間使い続けてどうだったのか正直にお話ししていこうと思う。

 

1 大型テレビ特有の圧迫感を抑えられる

3年ほど前に実家で全く同じインチ数のテレビを今住んでいる部屋よりも広い場所にテレビ台を使って設置した時はかなり圧迫感を感じたが、今回壁掛けスタンドを使って設置してみた感じだと

テレビ台と比べて部屋の中にうまく溶け込んでいるためか部屋が窮屈になった感覚は一切感じない。

一見部屋に不相応な大きさのテレビでも変に悪目立ちしないので、大画面のメリットだけを享受することができる。特に部屋のスペースが限られる一人暮らし向けワンルーム満床に住んでいる人間なら何事にも変え難い大きなメリットだと感じるはず。

 

2 見た目はめちゃくちゃスタイリッシュ

設置した時の印象繋がりで言うと、スタンド部分の主張がかなり抑えられているので全体の見た目はかなりスタイリッシュ。

今回僕は白い壁に対して黒色のスタンドを使っているが、スタンド部分とベースパーツの色味をそれぞれ壁と床に合わせれば更に壁掛け感を演出することができると思う。

 

3 ただし配線処理はやりずらい

ただ、デザイン性を優先しすぎているが故のデメリットもあってまず挙げられるのが

配線処理のしにくさ

このWALL V2は壁ギリギリまで寄せることを前提に作られているため、背面に配線を隠そうと思うとスペースの余裕が無さすぎてかなり苦労する。

諸々の周辺機器を全て繋いだ状態はこんな感じ。カオス

その点テレビ台は適当に配線処理をしても全部隠すことができるので、楽ではある。

 

4 首振り機能が無い

上下方向にはテレビ側とスタンド側の調整機構を使って細かく調節できるのだが

  • 左右方向
  • 角度調整

は一切できない。

個人的には首振りが出来るだけでも設置の柔軟性がかなり上がると思うため、時期モデルでは実装して欲しい機能。

 

5 カスタム性が高いのはGood

純正品ということもあって質感とデザインはもの凄く良い

今回僕が買ったレギュラー天板を始め

サウンドバー専用の天板

ゲーム機を設置するのに便利な引き出し付きの天板や

Switch専用の天板などなど...

純正品でかなりの数のアクセサリーが用意されている。購入後のカスタマイズ性はめちゃくちゃ高いと言ってもいいだろう。

同じ大きさのテレビでも設置する環境や使い方によって最適な置き方は違ってくるので、個人個人に合わせた使い方ができるのは良いのでは無いだろうか?

 

とはいえ WALL V2である必要性が薄い

ここまで2週間使い続けた感想を語ってきたのだが、改めて振り返って考えるとWALL V2である必要性は薄いように感じた。

確かにデザインはスタイリッシュだし、純正アクセサリーの豊富さはWALLシリーズにしか無い魅力だ。それは間違いない。

ただ、多くの人にとって2万円弱の値段は高く感じてしまうと思う。

テレビスタンドという製品の立ち位置を考えれば、他社製品と出来ることが大きく変わるわけでも無い。

「それなら似たような製品を安く買って他のところにお金を回した方が有意義なのでは」

と思ってしまったわけだ。

 

今回の総括 壁掛けスタンドのアイディアそのものは素晴らしい

最後は辛口になってしまったが「省スペースで最大限のテレビを設置できるようにする」という壁掛けスタンドのアイディアそのものは素晴らしいと思う。

  • でかいテレビが欲しい
  • けど置くスペースが...

と諦めている賃貸住みの方はWALL V2でなくてもいいので、壁掛けスタンドの利用を強くオススメしたい。マジで良い。

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