最近SamsungやHuaweiが発表して話題になっている折りたたみ型スマホ。
今回はそんな注目の新ジャンルである折りたたみスマホについて、1人のApple信者視点で思ったことを記事にまとめていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
まず始めに...
こういう意見を物申す系の記事を出す時に毎回書いていることなのだがあくまでもこの記事に書いてあるのはSamsungやHuaweiにそこまで詳しくないただのApple信者の意見だ。
この記事では割と厳しめの意見や、僕の独断と偏見による意見が出てくると思う。ただそれが全てではないし、もしあなたが僕とは違う意見を持っていてもそれは間違いではないし、この記事で否定するつもりはないので安心して欲しい。
折りたたみスマホって何?
この記事を見に来る方のほとんどが折りたたみスマホのことを知っていると思うのだが、中にはまだ知らない人もいると思うので簡単に説明しようと思う。
折りたたみスマホはその名の通り折りたたみ機構を搭載したスマートフォンのことだ。
実は「折りたたみスマートフォン」自体は少し前から販売されていて、実際docomoが折りたたみスマホを販売したという事例もある。
しかし今までの折りたたみスマホは2枚の液晶をDSのように使っていたので液晶の間にどうしても分割線が入ったり、Android自体が折りたたみスマホをサポートしていなかったためUIがスムーズに動かなかったなどの課題があった。
一方今回話題になっている折りたたみスマホは、今までとは大きく違いディスプレイにOLED(有機EL)を採用することによって1枚のディスプレイを折りたたむことが可能。
SamsungやHuaweiが発表したのがこれにあたるだが、当然1枚のディスプレイを折りたたむ構造なので今までの課題であった真ん中の分割線をなくすことに成功しており、また最近Androidが折りたたみスマホをサポートしたということもありOSの挙動も改善されている。
前からOLEDパネルは折り曲げられることが分かっていて「そんなメリット何に行かせるんだよ...」と思っていたのだが、ようやくOLEDの持つ強みをフルに生かした製品がリリースされることになった。
Apple信者が折りたたみスマホに思うこと
1 どのスマホよりも熱くなるロマン
実用性などは後で考えるとして、まず言わせて欲しいのが…
折りたたみスマホには今までのスマホよりも心を熱くしてくれるロマンが沢山詰まっている!!
これはApple信者以前に僕がガジェット大好き人間だからこそ感じることかもしれないが今まで夢のような製品が具現化されて、自分達の元にやってこれると考えるとすごくワクワクする。
最近のスマホはカメラ性能のアップデートをしきりに訴えているようにしか見えない発表会が多かったので、久々にハード面で心を踊らされた。
2 Tablet in your pocket
折りたたみスマホの一番のメリットがスマホ以上の大画面をポケットの中に入れて簡単に持ち運ぶことが出来ること。
今までの大画面スマホは画面のデカさに比例して本体も大きかったので、片手操作がしにくかったりポケットへの収まりが悪かった。僕も4.7インチ端末を使っていてポケットの収まりの悪さを感じている。
コレは意外...久しぶりにメイン機を4インチ端末に戻したら快適だった件 - ケンボウのガジェット部屋(旧Apple大好き.com)
一方折りたたみスマホはどうなのかというと本体のボディーサイズは一般的なスマホよりも少し小さく、折りたたむことが出来るのでポケットの収まりもいい。また広げることでタブレットまでとはいかないがある程度大きな画面で使うこともできる。
今まで「タブレットは大きすぎるからあまり買いたくない」と言っていた人にとって、タブレットに迫る画面サイズをポケットに入れて持ち運べる折りたたみスマホは非常に魅力的な商品になるのではないかと思う。
3 スマホ一台でさらに多くの作業がこなせるようになるかも
あなたはどっちが良いと思いますか? 「XS Max一台」か「安いiPhone+他のApple製品」どっちの選択がベターかを考えてみた - ケンボウのガジェット部屋(旧Apple大好き.com)
以前記事にまとめて、当ブログで提唱しているのが「大画面のスマホは一台で多くの作業をこなせるので、そこにメリットを感じるなら買い」だ。
iPhoneXS Maxなんかは画面が大きく、持ち運びが聞く分隙間時間を有効に活用できるのでまさに「一台で多くの作業をこなすスマホ」の代表格だと思うのだが、僕は今後大画面スマホと同等か、それ以上の画面サイズを誇る折りたたみスマホが「一台で多くの作業をこなせるスマホ」の座に座るのではないかと考えている。
折りたためばスマホとして使えて、大画面で使いたいときなんかはさっと広げてキーボードをつければ簡易的にブログを書く環境を構築することも出来る。またスタイラスに対応すればどこにでも持ち運べる多機能電子手帳としても使えるようになる。
スマホ一台でほぼ全ての作業をまかなえる未来が来ると思うと、パソコンなどの立ち位置がどうなるのかが気になる...
4 未発展の技術だからこそ毎年追いかけたくなる
iPhoneやiPadはすでに完成しているデバイスなので毎年追いかけたりすることはしないのだが、折りたたみスマホはまだ未発展の技術だからこそ毎年追いかけたい。
Apple Watchもそうだが完成したデバイスよりもまだ完成していないデバイスを追いかけて、進化を見守るのは面白い。
5 革新的な技術。しかしスマホに搭載するべきだったのか...
先ほども言った通り折りたたみスマホの技術自体はすごく革新的だ。しかしその革新的な技術をスマホに搭載すべきものなのかと僕は思う。
確かにマンネリ化が進んでいるスマホ市場に折りたたみスマホという革新的な製品を投入すれば知名度アップや、新たな付加価値として宣伝する事が出来ると思うのだが言ってしまえば宣伝効果があるだけだ。革新的だが「実用性があるか?」といえばそうではないのが現状。
iPhoneのように最初は人気がなくて、後から火がつき始めるかもしれないが当分はまだ様子見をした方がよさそうだ。
6 大画面になっても「タブレット」や「PC」を超えることはない
今のiPhoneにも言えることだがいくら携帯電話を大画面化してもタブレットやパソコンの快適さを超えることはない。
画面がでかくなったと言っても所詮は小さいタブレットと同じかそれ以下のサイズで、ブログ更新なんかをやろうと思ってもあの画面サイズだと下書きぐらいが精一杯だ。やはりブログ更新をするのであれば最低でも10インチクラスのタブレットでないときつい。
またOSの制約上パソコンのように1つの物事を掘り下げてやることはできないし、モバイル用のOSなのでウェブサービスがまともに動かないこともよく起こるだろう。
携帯電話である以上、タブレットやパソコンのように使おうと思うとかなりの制約が出てくるの出るのではないかと思う。
7 まだまだ改善点は多い
先ほど「未完成の技術だからこそ毎年追いかけたくなる」と言ったが、未完成の技術ということはまだまだ課題が多いということでもある
まず目につくのが価格の高さだ。なんと20〜30万円とスマホとしてはものすごく高い部類(というか高すぎる)に入ってくる。もうこうなってくるとMacBook Proの少しいいモデルやiMacを買うことだって出来る。また折りたたむ形状故に従来のスマホよりも厚みが増してしまうというのも大きな課題点だ。
今はまだ出来ないとしてもこれらの課題点が解消されていくことを見守っていきたい。
8 スタイラスに対応して欲しかった…
これはSamsungに言えることだが個人的にはGalaxy holdはSペンに対応させるべきだ。
スマホぐらいの大きさでさっと持ち運べて、ソコソコの大画面でペンが使えるとなると気軽な電子手帳として売り出すことは十分可能だし、Samsungの技術力だったら今のnoteシリーズを超えるSペンの使い方を提唱できたのではないか思う。
それこそHuaweiやAppleのはない強みなので次期モデルではSペン対応を願っている…
9 パクリ合戦にならないでほしい
AppleがiPhoneを出してから他の会社がiPhoneをパクった携帯を沢山作り出した過去のようにそれぞれの会社が折りたたみスマホでパクリ合戦をするのはもうやめてほしい。
あくまでも折りたたみスマホは「未来のスマホの形の1つ」に過ぎないので、もっといろんなオリジナリティー溢れる「未来のスマホ」を各社が提案してくれたらいいなぁ…
特にAppleは他社のことなんて気にせずに、もっと面白い機能や生活が便利になるような機能を盛り込んだiPhoneを発売してほしい。頑張れApple。
コラム Twitterのフォロワーさんの感想
先日Twitterの方で「折りたたみスマホをどう思いますか?」というアンケートを取ったので、最後に僕以外の方たちの意見として紹介させてもらおうと思う。
前日Samsungから折りたたみスマホが発表されましたが、皆さんは折りたたみスマホをどう思いますか?
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2019年2月21日
リプ欄でご意見を残していただければ幸いです…
折りたたみスマホに関しては「賛成派」と「反対派」の人がほとんど同じ。最後にふざけで「iPhoneSE2はよ」という項目を入れたのだが意外なことにぶっちぎりで1位という結果に…
賛成派の意見としては
電化製品は発表から一定期間が過ぎるとある程度形が決まってきてマイナーアップデートが増えてくるので、新製品が出てしばらくは様子を見守りますが、とても面白いガジェットだと思います😃
— つばさ@高校生ブロガー (@tsubasa_jw) 2019年2月21日
現在のスマートフォンは Appleを含め各社マンネリ化していることを考えると、非常に面白いですし、ポケットにタブレットが入っているのと同じだと思うので、開発を頑張ってもらいたいです
— ニャンスタッフ (@Apple79193368) 2019年2月22日
実際使ってみると、新しいスマートフォンの使い方が生まれるかもしれませんし、可能性はあると思います
「スマホ自体がマンネリ化してきているので非常に面白く、今後見守っていくのがたのしみ」という意見が多かった。
一方反対側の意見としては
例えばiPadを折り畳んでiPhoneになるみたいなことでしょうか。
— APFELBAUM (@APPLEPICOMET) 2019年2月22日
2つを並べて使うことができないのでので、わたしは別々に使いたいです。
22万か。
— masa (@applelove729) 2019年2月22日
iPhoneだとしても買わないかも。。。
それならmacを買い替えたい。 https://t.co/lXAp1hcHVj
「別々で使えないのが出来ないのが嫌」や「22万円が高すぎる」といった折りたたみスマホの課題点をデメリットに感じる意見が多く寄せられた。
ただどちらにも共通して「今買わなくてもいい。しばらくは様子見。」という意見を持っている方が多かった。
今回の総括
可能性のあるガジェット。課題点の改善次第で素晴らしいデバイスになるか!?
今回の折りたたみスマホは非常に可能性のあるガジェットの1つだと思う。今ある技術を全て注ぎ込んだ面白いガジェットなので今後も見守っていきたいし、課題点が改善されてもっと世間に普及すれば今以上にスマホのできることが広がりそうなので1人のガジェット好きとしては今後の進化に注目したい。ただAppleには他社が出したからって同じようなものを出さないでほしいなぁ...
今回は以上だ。ではまた次の記事で。