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先日、Pixel3aを開封してからおよそ2週間が経過した。
今回はそんなPixel3aを使ってみて気付いたiPhoneとの使い勝手の違いや感想などをまとめていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
Pixel3a 2週間使用レビュー【メリット編】
Pixelの詳しい概要は公式ページや以前の開封記事で確認していただくとして、まずは使ってみて感じたメリットをお伝えしていく。
1 写真を撮ることが楽しくなる
一言で言えば「魔法」。というかこれ以外に見つからない。
夜景はもちろん
ポートレートだってお手の物。iPhone7では撮影の難しかった暗所での撮影やポートレートの撮影もGoogleのソフトウェアの力でいい感じに補正してここまで綺麗に撮れる。
ここまで手軽に綺麗な写真が残せるので、出先のちょっとした風景やものを写真に収めたくなってしまう。しかも写真はGoogleフォト経由で他のデバイスに共有可能。最近はMacやiPadで写真を見返すのが一つの楽しみになりつつある。
2 洗練されたデザイン
このPixel3aのデザインはハイエンドモデルのPixel3とほとんど同じ。(厳密には使われている素材が違う)言ってしまえば9万円以上するデバイスと同じデザインを2〜3万円で手に入れられる。
スマホなんて安いので十分ですよ!「アンダー3万円のスマホ」集めました
予算の都合で似たようなデザインになってしまいがちなエントリーモデルスマホの中でハイエンドと同じようなデザインが手に入るのはかなり魅力的。(ただ元々は5万円で売られていたスマホなので厳密な比較とも言えないのかもしれない...)
3 綺麗で大きなOLEDディスプレイ
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Androidでは主流の縦長OLEDディスプレイが載っているのも大きなメリット。
- 動画視聴
- ウェブサーフィン
- SNS
などインプットの用途で利用することが多いスマートフォンにとって1画面に表示される情報量の多い縦長のディスプレイは情報収集を効率化してくれるし、OLED(有機EL)の綺麗なディスプレイは最近流行りのダークモードをオンにした時に目に優しいというメリットがある(OLEDは黒い部分から光を発さないため)
またApple Watchなんかで採用されている「常時点灯ディスプレイ」でスマホを起動せずとも
- 時刻
- 日付
- 天気
- 通知が来ているアプリ
が確認できるのも地味に便利。特にデスクワークでキーボード横なんかに置いておくと横目でサッとこれらの情報を確認できるのは楽。
4 最新のAndroidが使える
Google純正のスマホだからこそ「最新のAndroidが最速で配信される」ことは大きなメリット。
流石にiOSほどではないが最低3年間のセキュリティー&メジャーアップデートがサポートされるし、Android10と言ったバージョンからiPhoneでお馴染みのジェスチャーが追加されたりするので他のApple製品と使い勝手を合わせられるという意味でもこれは重要。
個人的にはAndroid10から追加されたこのジェスチャーナビゲーションがお気に入り。iPad Air(2019)と合わせて使っても違和感なく扱うことができる。
5 Type-C
やっぱりType-Cは便利。充電速度も爆速、それでいて持ち運ばなければいけないケーブルも減るのだからiPhoneを充電するためにLightningケーブルを持ち運ぶのはめんどくさくなってくる。
万が一ケーブルを忘れたとしても、コンビニに行けば1000円もせずに購入することができる利便性もあって猛烈なメリットに感じる。
6 80%の人が満足する十分な性能
iPhoneや他のハイエンドAndroidスマホに比べてPixel3aのスペックは低い。しかし多くの人がスマホで行うであろう
はGoogleによるAndroidの最適化と合わせてストレスなくこなせるレベルの性能を備えている。ハイエンドスマホと厳密に比較さえしなければ動作面で不満を感じることはないだろう。
やっぱり、いくら安いとは言っても実用性がなければ全くもって意味がないので「最低限のラインを軽く超える程度の性能」を備えているのは全てのユーザーにとって重要。
Pixel3a 2週間使用レビュー【デメリット編】
個人的にはそこまで不満点を感じなかったのだが、どうしても許せない不満点が2つだけあったためこれだけは紹介させていただきたい。
1 指紋認証の精度が悪い
Pixel3aのデメリットを挙げるとするなら「指紋認証の精度の悪さ」
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2020年12月25日
もちろん普通に使える時は爆速でロック解除されるんだけど、少しでも指が湿っていたり指紋センサー部分が汚れていると全く解除されなくなる。
少なくともiOSデバイスのTouch IDよりは精度が劣るし、うまくいかない頻度が高い
開封レビューなどでも散々お伝えしているようにPixelの指紋認証の精度はAppleのTouch IDと比べると今一つ。
もちろんうまく動くときは指紋センサーに触れるだけでホーム画面を開いてくれるので便利なのだが、少しでも指が湿っていようものならいくら指を当ててもロック解除ができなくなってしまい、挙げ句の果てにパスコードでのロック解除を求められて「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」とスマホを投げ捨てたくなるレベルでストレスを感じる。
少なくとも現行で発売されているApple製品のTouch IDは精度と認証速度ともに優秀なので不満を感じないのだが...こんなご時世だからこそ指紋認証の精度の悪さは致命的に感じた。
2 長く使っていくには力不足な処理性能
1〜2年程度、そして重たいゲームをしないという前提であればPixel3aの処理性能は十分。しかし2年以上メインでバリバリ使うとなるといくらAndroidの最適化が行われていても力不足になる可能性がある。
ゲームをしないと言っても
- OSのメジャーアップデート
- アプリのアップデート
- 新規にアプリを入れる
などすれば使い方にそこまで変化はなくてもスマホの動作は重くなっていく。特に「最低3年間のアップデートで長く安心して使えますよ〜」と公言しているPixelにとって「ある程度余力のあるスペック」は大切。
実際、同じくアップデート保証の長いiPhoneが発売から数年経ってもストレスなく使えるのは「元々の処理性能が高すぎる」ことが起因している。故に2年以上メイン機でガッツリ使っていきたいなら最低でもPixel4以上のモデルを購入した方がいい。
Pixel3aがオススメの人
この3点に当てはまる人はPixel3aをオススメしたい。
やっぱり3年間のアップデートが保証されているのと抑えるべきところ(ある程度使えるスペック、綺麗なカメラ、綺麗なディスプレイなど)がしっかりしているのがかなりデカい。
また格安SIMに乗り換えて端末の購入を考えている人にも
と書いてある個体を購入すれば、難しい設定なしですぐに使えるのでオススメ。
今回の総括
Google純正の強みを感じる一台。デバイスとして優れているスマホ。
僕のようなガジェット大好き人間ではなく、ガジェットにそこまで関心のない人にとって
- スマホで行う大抵のことをサクサクこなせるスペック
- 操作性と視認性を両立したちょうどいいディスプレイ
- 綺麗な写真が簡単に残せるカメラ
- 1日ぐらい問題なく持つバッテリー
- 保証期間が長いアップデート
はガジェットのような「先進性」「ワクワク感」はなくても、無難に使える「デバイス」としてはかなり優れていると思った。(Gizmodoのリチャードさんのコメントの丸パクリなのだが...)
しかも2021年における実売価格はおよそ2〜3万円。ハイエンド端末に比べて一括で購入してもそこまで大きな負担になりにくいと思うので、メルカリで未使用品を購入した後に格安SIMと組み合わせて月々の通信費を抑えてみると言うのは如何だろうか?
今回は以上だ。ではまた次の記事で。