ケンボウのガジェット部屋(旧Apple大好き.com)

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【マルチポイント機能は微妙】B+COM ONEレビュー。国内シェアNo.1インカムの現行スタンダードモデルの実力は如何に?

今回はバイク納車後すぐ購入したインカム「B+COM ONE」の使用感レビューを行っていこうと思う。
現状日本でシェアNo.1を誇るB+COMの最新スタンダードモデルの実力は如何に?

 

 

 

まずは結論 基本性能は十分。マルチペアリング機能は微妙

いつも通り結論から。

まずインカムとしての

  • 通話性能
  • 音質
  • 通信安定性

はこの「B+COM ONE」でも十分だと感じた。実際マスツーリングで他インカムとペアリングして使用したが、接続が途切れる事もなく最後まで快適に使用することが出来た。

ただしマルチペアリング機能に関しては微妙

普段使っているAirPodsシリーズや以前使っていたWF-1000XM4と比べてデバイス間の音の切り替えも遅いし、後述する本体備え付けのボタンによる音楽コントロールのクソ仕様も相まって使い勝手が悪い。

インカムとしての通話品質や音質が良いだけに、ここだけ悪いのは非常に残念だ(なんだかんだ3万円する製品だし)

 

はじめに B+COM ONEとは

今回紹介する「B+COM ONE」は神奈川県に本社を置くサインハウスが手がけるバイク用インカムB+COMシリーズの現行モデル。

5機種ある現行ラインナップの中で「B+COM ONE」はスタンダードモデルに相当する機種で

  • 最大6人での通話とクイックペアリングが可能な「B+LINK」
  • 他社製品との接続が簡単に行える「ユニバーサルインターコール&レシーブ機能」
  • こだわりの高音質サウンド「B+COM SOUND SYSTEM」
  • IP67耐水

を備えながら、最上位モデルに搭載されている「聴きトーク(インカム通話しながらスマホ音声を聴ける機能)」を省くことで少しだけお求めやすい価格を実現している(それでも3万円程してしまうのだが...)

 

今回はアームマイクモデルを購入

B+COM ONEには

  • ワイヤーマイクモデル
  • アームマイクモデル

の2種類が存在するのだが、今回は僕が使っているシステムヘルメット「ROOF BOXER V8」へ固定するためワイヤーマイクモデルとマイク固定用のホルダーを同時購入した。

スタンダードモデルといえど結構いい値段する((ボソッ…

気になるお値段は当時のAmazon実売価格で約35000円。10%のポイントバックがあったおかげでホルダーはタダで購入出来たものの、やっぱり良い値段がする...

 

開封&付属品チェック

インカム本体の大きさに反して外箱は結構大きめ

正面上には製品名が大きく書かれている

中身を取り出していく

まず一番上の説明書類を取ると「B+COM ONE」本体が早速お出迎え

定価3万円のモデルということもあって大陸系の激安インカムよりも圧倒的に高級感がある

様々なヘルメットに取り付けられるように付属品はそこそこ多い

気になる付属品は

  • B+COM本体
  • スピーカーユニット
  • スピーカー用の取り付けスペーサー
  • B+COM取り付けユニット2種(マジックテープタイプ&クリップタイプ)
  • ワイヤーマイク
  • ワイヤーマイク用カバー
  • USB-Cケーブル

とそこそこ多め。この辺り様々なヘルメットへ取り付け出来るよう考えられているのだろう。

 

外観チェック

「B+COM ONE」本体のデザインは全体的にシャープでスマートな印象。

ピアノブラックをベースにB+COMと書かれた艶消しのパネルが組み合わされていて、値段なりの高級感が感じられる(ちなみにこの部分は別売りの着せ替えプレートと取り替え可能)

本体正面にはインジケーターランプの他

  • 電源のオンオフ、音楽の再生コントロールを行うボタン
  • インカムペアリング時に使うボタン

が設置されており、基本的に本体ボタンで全ての操作が行えるような設計になっている。

本体下部には充電とスピーカー接続を兼ねたType-Cが1ポート用意されているのみで、それ以外は特段何もない。

メインイヤホンのAirPods Pro(第2世代)と並べてみると「B+COM ONE」が一回り大きい。

 

メインヘルメットに取り付け

僕がメインで使っているBOXER V8に取り付けるとこんな感じ。

ヘルメットのカラーも相まって一体感が凄い(語彙力)

今回別売りのワイヤーマイクホルダーを使用したので、システムヘルメットであるBOXER V8でも開閉機能を犠牲にすることなく取り付けることが出来た。

電源オンにすると本体正面にあるインジケーターランプが青色に点滅。初回にスマホとペアリングしておけば以降は自動接続され使える状態になる。

 

B+COM ONEを2ヶ月使った感想→概ね満足

納車されてすぐ購入したのでなんだかんだ2ヶ月ほど使い続けているのだが、冒頭でもお話しした通りインカムとしての基本性能に不満を抱く事はない。

寧ろソロツーメインの自分にとってはオーバースペックなぐらいだ。

 

通話品質は安定のクオリティ

まずインカムとして重要な無線通信を用いた通話は流石のB+COMクオリティ。

自分の声はもちろん、相手の声もクリアに聞こえるし、通話中音声が乱れたり途切れたりする事は一切無かった。

インカム間のペアリングも非常に簡単でB+COM同士なら上下のボタンを同時押しして、誰かが1回ボタンを押すだけ。初めて使った時もあまりの簡単さに拍子抜けしてしまった。

この高品質さと使い始めるまでのハードルの低さはさすがB+COMシリーズといったところだろう。

 

音質はそこそこなのだが...

音質については普段使っているAirPods Proと同等か少し下ぐらいで「可もなく不可もなく」という印象。

まぁこれに関してはそもそも設計コンセプトが違う上に使用環境も雑音まみれの走行中がメインになるので、僕としてはこれぐらいでも十分という印象なのだが

あえて欠点を挙げるなら音楽再生と停止時のホワイトノイズは少し気になる。

こういう画面を開くと十中八九「サーー」というホワイトノイズが流れる

例えば音楽を聴こうとApple Musicの再生画面を開くと

「プチッ!サーーーーーー」

というホワイトノイズが音楽を再生するまでずっと流れ続ける。しかもこのホワイトノイズ

  • マルチペアリングでデバイスが切り替わった時
  • ナビの音声が鳴る時

など事あるごとに流れるのではっきりいって不快でしかない。

一応音楽が再生されてしまえばそこまで気になるものではないものの、現代に発売された定価3万円のBluetoothデバイスとしてこの仕様はいかがなモノかと感じる。

 

操作性「は」シンプルでよき

汚い字で申し訳ない()

本体備え付けボタンによる操作性もバイク乗車を考えたものとなっている。

具体的には本体後方の丸型ボタンで

  • 押し込み→音楽の再生一時停止
  • 上に上げる→曲の早送り(押し込みながら上げれば電源オン)
  • 下に下げる→曲の巻き戻し(押し込みながら下げれば電源オフ)
  • 2回押し込み→スマートアシスタントの呼び出し

を行い、前方にある2つのボタンでペアリングなどの操作を行うインターフェイスとなっているのだが、ボタン自体の大きさがそこそこ大きい上に3つしかないので、迷いようがなくグローブをつけた状態でも操作性は良好。

ただ後述する「マルチポイント時のとある仕様」のせいで一部シチュエーション下での使い勝手が悪くなっているのが難点だ...

 

マルチポイント機能は微妙(ここ重要)

さて、冒頭でもお話ししたが

「B+COM ONE」のマルチポイント機能は微妙。あまり使い物にならない印象が強い。

まずデバイス間で音声が切り替わるまでの時間が長すぎる。僕の場合

を登録して使っているのだが、特にデバイス2からデバイス1へ切り替わるのが遅い。遅すぎる。

しかも切り替えにかかる時間もまちまちで良くて3〜4秒、長くて10秒弱かかる上にその間はデバイス1からの音声を聴くことは出来ない上に

  • 本体ボタンによる一連の操作はデバイス1のみ対応(デバイス2から音を出している場合、本体ボタンからは一切操作が行えない)
  • デバイス2ではスマートアシスタントの音声入力機能が上手く機能しない(SiriやGoogleアシスタントに頼んで音楽の再生などが行えない)

など「やる気ある?」と言わざるを得ない仕様でめちゃくちゃストレスが溜まる。はっきりいって使い物にならないし

ぶっちゃけマルチポイント機能だけ見れば以前レビューしたSound Peatsの「GoFree2」がはるかに優れている。

マルチポイントの品質だけ見れば圧倒的にGoFree2の方が優れている

kenboapplegadget.hatenablog.com

流石にAirPods ProやWF-1000X M4と同等水準とまでは言わないが、せめて1万円の完全ワイヤレスイヤホンと同程度の速度と安定性は誇っていて欲しかった...

 

ツーリングを先導するなら上位モデルが良い

冒頭でもお話しした通り、B+COM ONEには上位モデルとの差別化として「聴きトーク」というインカム通話中にスマホからの音声を同時に再生できる機能が搭載されていない。

故に先頭に立ってツーリングを行う場合の使い勝手は悪い。

それこそマスツーリングを頻繁に行うようなライダーは差額1万円を払ってでも上位モデルの「SB6XR」を購入した方が良い。一回僕も2人でのマスツーリングで先頭に立って利用した時にナビ音声が聞けない事の不便さを感じた。

 

今回の総括 ソロツーメインなら若干割高かも

今回「インカムといえばB+COMだろ」という安直な考えで「B+COM ONE」を購入してみたのだが

正直ソロツーリングメインなら値段に対しての性能はオーバースペックだと思う

それこそデイトナから発売されているDT-E1+なら2万円で購入出来る。若干通話品質と音質が下がると思うが、バイクに乗る時しか使わない製品だし殆どの人はこれでも十分だろう。

とはいえシェア率の高さと簡単操作故にインカム通話で躓くことが殆どないのはB+COMシリーズの持つメリットだし、予算に余裕があるなら選んで損をすることは少ないモデルだとも思う。こればかりはインカムに何を求めるかで全然違ってくるので、ご自身に合った選択をしていただければ幸いだ。