Appleから突如発表され、信者界隈でも密かな盛り上がりを見せたApple Musicの新機能「Apple Music Sing」が昨夜のiOS(iPadOS)16.2と共に正式リリースされて使用可能になったのでこの記事ではその使い方や対応機種などについて解説していこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。
まず初めに Apple Music Songとは?
Apple Musicで「カラオケ音源(ボーカル部分が消えた音源)」が利用可能になるサービス
がこのApple Music Songの概要だ。まさに「Song(歌う)」の名が示す通り、Apple Musicを使って歌ったりする人にぴったりな機能と言える。
しかもこの機能はApple Music加入者で尚且つ「対応する端末を持っている」なら無料で使う事が可能というサービス。なのだが...
対応機種はA13 Bionic以降を搭載したiPhone(iPad)、もしくはApple TV4Kのみ
今回のサービスは元々iPhoneやiPadに入っているチップの機械学習機能をフルに活用しなければならないのかA13 Bionic以降のチップ搭載したiOS(iPadOS)端末、もしくはApple TVでないと使用する事が出来ない。
具体的には
- iPhone→iPhone11以降に発売された全モデル(iPhone SE第2世代を除く)
- iPad→iPad Air(2020)以降に発売された全モデル
- Apple TV→Apple TV 4K(2022)
これらの中で該当する機種を所有している必要がある(幸いにも僕はiPhoneとiPad共に対応機種だった)
今後のOSアップデートで対応機種が増える可能性もあるが、今の所は近年に発売された比較的新しめの機種を持っていなければならないのとApple Silicon Macでは利用する事が出来ないので、若干使える人が限られる機能ではある...(機能そのものは素晴らしいのに)
有効化の手順はとても簡単
さて、対応機種の問題で使える人が限られる機能ではあるものの有効化するための手順はとてもシンプルだ。
それは先日から配信されているOSの最新アップデートを適用(ダウンロード&インストール)するだけ
いつもの要領で設定からソフトウェアアップデートを行い、OSバージョンが16.2になっていればApple Musicアプリからこの機能が利用可能になる。
ちなみに今回のOSアップデートで対応するiPadには「拡張ディスプレイのサポート」も追加されたのだが、それはまだ別の記事でまとめることにする((ボソッ…
Apple Music Songの使い方
そんなわけでOSアップデートを実施した後Apple Musicのアプリを立ち上げて、Apple Music Songに対応する楽曲をフル画面で再生するとマイクのボタンが現れる。
これがボーカルのオンオフを切り替えるボタンで
- ボーカルのオンオフ
- ボーカルの音量調整
は再生中任意のタイミングで変更が出来る(ソフトウェア処理のためか調整等を行うと巣1秒強ほど音楽がフェードアウトする)
本当に使い方はシンプル。あとは好きなだけ歌いまくろう!!(語彙力)
Apple Music Songの注意点
使い方がとてもシンプルが故に説明もかなりざっくりとしたものになって申し訳ないのだが、現時点での注意点だけはしっかりと解説させていただきたいと思う。
1 対応機種にかなり限りがある
まずは冒頭でお話しした対応機種にかなり限りがあるというのは大きなマイナスポイントだ。
基本的にはA13 Bionic以降のSoCを搭載したiPhoneやiPad(SE第2世代を除く)かApple TVでしか使えないので、使いたいと思っている人で対応機種を持っていない場合は買い替える必要が出てくる。
2 対応機種でも低電力モードをオンにしている時は利用不可能
今回のApple Music Songというのはカラオケ用の音源を配信するのではなく、機械学習によって元々配信されていた音源からボーカル部分を取り除く処理を行なって初めて利用可能になるサービス。そのため高度な機械学習が利用できなくなる低電力モードをオンにしている状態ではApple Music Song対応機種でも機能は使えなくなるので注意してほしい。
3 非対応楽曲もある
こればかりは今後の拡充を祈るしかないのだが、現時点では非対応楽曲もちょくちょくある。
僕のライブラリ内を調べてみる限りでも対応していない曲を確認することが出来た。
今回の総括
気軽に練習するならアリかも
一人でカラオケの練習用に使ったり、あとは学祭などで「のど自慢大会」等があるなら余計な費用をかけずにiPhoneで音源を確保することが出来るので学生にはありがたい機能だと感じた。