ケンボウのガジェット部屋(旧Apple大好き.com)

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【まとめ記事】初のメジャーアップデート。しかし純正アクセサリー周りがまさかの「クソ仕様」。学生Apple信者によるiPad(第10世代)新機能・アップデート点まとめ

kenboapplegadget.hatenablog.com

昨晩、Appleはいくつかの新製品をオンライン上にてサイレント発表をおこなった。今回はその中の一つ「iPad(第10世代)」について新機能やアップデート点、また個人的に思ったことなどをまとめていこうと思う。
それでは今回も行ってみよう。

 

 

 

無印iPadとは?

2017年に復活してから長らく「iPadの入門モデル」としての地位を築いてきたのが無印iPad

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当ブログでも第8世代の無印iPadを購入してレビューを行ったのだが当時6万円という価格で

  • 当時現役バリバリだったiPhoneXSと同じSoCを搭載
  • 128GBストレージ
  • Wi-Fi+Cellularモデル

が手に入る衝撃はかなり大きく「とりあえずこれを買っておけば大丈夫」と胸を張って言えるほどの名モデル「だった」(←ここ重要)

 

iPad(第10世代)の概要

そしてそんなコスパモデルとして名高い無印iPadの最新版が今からご紹介するiPad(第10世代)。

今回の目玉はシリーズ以来初となる「大幅なメジャーアップデート」でデザインは勿論の事

  • 背面カメラの画質
  • ディスプレイ
  • 充電端子
  • SoC(基本性能)

など細かなところが「現代のiPad基準」になったことで今までのモデルであった「一昔前のモデル」という印象が完全になくなり、スタイリッシュに生まれ変わったのが最大の特徴となる。

まぁ...大幅な進化の代償として2つの弊害が生まれてしまったのだが((ボソッ…

(後で後述)

 

iPad(第10世代)のアップデート点

ではここからより詳細に今回のアップデート点についてまとめていきたいと思う。

 

1 デザインの大幅刷新

ついに無印iPadにもベゼルレスデザインが降りてきた

まずは何を隠そうこれ。2018年に初のベゼルレスデザインを採用したiPad Proが登場してから5年、ついに無印iPadにもベゼルレスデザインが採用されることとなった。

先代までのデザインはこれ

まぁベゼルレスデザインになったと言ってもiPadの場合「使い勝手」が大きく変わることはない(全モデルでスワイプジェスチャーをサポートしているため)とはいえ、どうしてもホームボタン付きのデザインだと「旧世代感」や「野暮ったさ」が否めないというのも事実。今回のデザイン刷新でエントリーモデルでも「最新製品を買った!」という満足感が得れる点ではこのデザイン刷新はとても良いと思う。

もちろんiPad AiriPad miniと同じようにデザイン刷新に伴い、Touch IDは電源ボタンに統合されたバージョンに変更されている。

 

2 SoCの更新

先代モデルではiPhone11相当だった性能はiPhone12と同じぐらいまで引き上げられた。(A13→A14)

ここら辺はエントリーモデルとして妥当な進化。

 

3 充電端子の変更

デザイン刷新と併せて充電端子も上位モデルと同じType-Cに変更された。

個人的な視点から言わせてもらうと現状iPadの充電を行うためだけに設置しているデスク上のLightningケーブルを排除することができるので、この仕様変更はかなりありがたかったりする。

 

4 カメラ画質の向上

必要かどうかは別にして今回のiPad(第10世代)のアウトカメラは先代の8MPからiPad Airと同じ12MPに引き上げられたことで最大4K60fpsの動画撮影が可能となった。

電源ボタンが左側に来るような向きにした時、カメラが自分に対して正面を向くような位置に変更された

またインカメラはビデオ通話の使用を考えて画面上部から右上に移動している(画質と仕様そのものは先代と全く同じ)

 

5 スピーカーの改善

さらにスピーカーも上位モデルと同じく横向きにした時ステレオ再生が出来るように左右一つずつに変更。

スピーカーの数こそ変わらないものの、今までのモデルであった「左右で音が偏って聞こえる」ということがなくなったので、iPadのスピーカーをよく使う人には良いアップデートと言えるだろう。

 

6 Wi-Fi6と5G(Cellularモデルのみ)に対応

通信関係は全モデルWi-Fi6とCellularモデルのみ5Gに対応したことでより高速でインターネット等を楽しむことが可能となっている。

 

7 カラバリの刷新

今は亡きiPod touchを彷彿とさせるようなカラフルなカラバリ

コストカットの関係かシンプルなカラバリだった先代から一点、iPod touchを思わせるようなカラフルなカラバリが第10世代では用意された。

ただスペースグレイやブラック大好き人間の僕としては、ブラックの設定がないのが残念すぎる(同じカラフル路線のiPad miniiPad Airですらスペースグレイの設定があるのに!)

 

今回のアップデートにて発生してしまった「2つの弊害」

とまぁ、こうして単体だけで見てみると細かな部分も「現代仕様」となった良いエントリーモデルになった。...と言いたいところだが

実はこのiPad(第10世代)では大幅なモデルチェンジと上位モデルとの差別化を実現するために2つの弊害が生まれてしまった。

 

1 価格の上昇

「エントリーモデル」としてこの価格はダメだろ()

まず1つ目は値段がバカ高くなってしまったこと。

もちろん円安による社会情勢と大幅なモデルチェンジの内容を見てみると仕方がないかと思える部分でもあるのだが、やはり多くの人が購入を検討する「エントリーモデル」として一番安いモデルが7万円というのはどうなんだと感じてしまう。

この無印iPadはエントリーモデルだ。そうである以上初めてiPadを買う人でも「これぐらいなら買ってもいいかな〜」と思える価格でないとその意味をなさない気がする...

とはいえこの価格設定は外的要因がかなり大きいのでまた良い。問題は次だ。

 

2 純正アクセサリー周りがクソ仕様

今回のiPad最大の弊害は純正アクセサリー周りの仕様。Apple的には上位モデルとの差別化をするための苦肉の策だとは思うのだが、それでもこの仕様はクソすぎる。

例えばApple PencilはiPad ProやiPad Airと同じようなデザインをしているのに「第1世代のみ」の対応。しかも今回iPadの充電端子がType-Cになってしまったことで、Apple Pencilの充電とペアリングには変換アダプターと必須という仕様だし

今のところiPad(第10世代)で使える純正キーボードは4万円のクソ高いモデルだけ

充電とペアリングが不要なSmart Keyboardは今の所これ(Magic Keyboardと同じトラックパッド付きのモデル)しかない上に価格もクソ高い(4万円弱もする)

もうほんとにこの仕様に関してはクソ仕様と言わざるを得ない。円安による為替の影響で値段が跳ね上がってしまったのは仕方ないとしても、上位モデルとの差別化のためだけにこんなクソみたいな仕様をエントリーモデルに盛り込むのはどうかしていると思う...

 

今回の総括

本体のアップデート「だけ」で見れば歴代最高のアップデート。ただ純正アクセサリー周りは改悪。

一応言っておくが、今回の無印iPadのアップデート内容は間違いなく歴代最高と言ってもいい。やはり多くの人が購入を検討するであろうエントリーモデルが

  • ベゼルレス
  • スタイリッシュなデザイン

となった意義は本当に大きい。

とはいえ、社会情勢と差別化のため設けたクソ仕様のせいで万人にオススメしやすいモデルで無くなってしまった事実に変わりはない...

これがまだ5万円中盤ほどであればまだ許せたと思うのだが...流石にエントリーモデルで7万円弱はオススメしにくい。というかその金額は完全にエントリーモデルとして許容できる範囲を超えてしまっている()

「買うな!」とまではいかなくても「注意が必要なモデル」ということは確かだろう。まぁ、ここら辺は別途記事にまとめようと思うので気長に待っていただければ幸いだ。

今回は以上だ。ではまた次の記事で。

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