今回はApple製品向けアクセサリーを多く手掛けるPITATAKAさんからApple Watchバンドのレビューのご依頼をいただいたので久々の提供レビュー。
ただ「良いところ」と「悪いところ」は忖度なしではっきり書いていくつもりなのでいつものレビュー記事と同じ感覚で読んでいただけると幸いだ。
それでは今回も行ってみよう。
まずは結論
いつも通りまずは結論から
バンド自体の質感は最高。ただ「カジュアル系バンド」と比べると若干の面倒臭さを感じる商品
これが今回の結論。
普段もっぱらスポーツループを愛用している僕にとってこのバンドのコンセプトは合わなかった...ただ決して「バンドの質感やクオリティーに問題があるわけではない」ということだけは念押ししておきたいと思う。(サードパーティー製バンドの中でも作り込みは高い)
今回紹介する商品
というわけで今回紹介する商品はPITAKAさんが発売している「PITAKAカーボン製Apple Watch対応バンド」。
その名の通り
- 軽い
- 高耐久
な材質であるカーボンを使用したApple Watchバンドで金属バンドのような重厚感のある見た目に反して軽い付け心地を実現しているのが大きな特徴になる。
今回PITAKAさんには
- 44mm(42mm&45mm)対応
- モダン(Apple純正のリンクブレスレッドっぽいタイプ)
のバンドをご提供いただけた。(本当にありがとうございます)
コラム 僕が普段愛用しているバンドはこれ
kenboapplegadget.hatenablog.com
ちなみに現在僕が愛用しているバンドはApple純正バンドの一つである「スポーツループ」(愛用している理由は上記の記事を参照)
詳しい説明は省くが、とにかく付け心地と着脱の簡単さが魅力的なバンドで初めてApple Watchを手にして以来ずっっっっっっっと使い続けるほど魅力がたっぷり詰まったバンドだ。
なので今回は「普段カジュアル系のバンドを使っている人間がおしゃれ重視のバンドを使うとどうなるのか」という切り口からもレビューを行っていこうと思う。
開封
Amazon在庫からの発送ということでいつもの封筒に入って到着。
端をつかんて一気に開封!
中から外箱を取り出していく。
Apple製品を思わせる白い箱にバンド本体は梱包されていて
上部にはPITAKAロゴ、下部には対応するApple Watchのサイズが記載されていた。
ある程度外箱を眺めた後はペリペリを剥がして...
バンドを外箱から取り出す。
箱の中にはバンドン本体他にも付属品がいくつか入っていて
バンドの長さ調整用ピンや
バンドの調整方法が記されたクイックスタートガイドの他
通常のものよりもほんの少し長い微調整用のバンドパーツが付属していた。
外観レビュー
おまちかねのバンド本体はこんな感じ。僕がいつも使っているスポーツループとは違ってシックな印象を受けるデザインとなっている。
あと知っている人には分かっていただけると思うのだが、仮面ライダーで例えるならファイズギアやカブトのベルト(正式名称がわからない...)のような蛇腹ベルトと言ってもいい(伝われ)
ちなみにバンド自体はこのように左右に分かれる形状。
ただしバンドの留め具部分にマグネットが入っているため、この手のバンドの中では比較的着脱は簡単な構造になっている。さすが9000円するだけはある((ボソッ…。
Apple Watchに取り付けてみる
では外観レビューを終えたところで僕のApple Watch(アルミボディー、スペースグレイ)に取り付けていこうと思う。
まずはいつも通りApple Watch背面のボタンを押してスポーツループを取り外す
その後は同じ要領でPITAKAさんのバンドをはめれば交換完了。
今回はアルミボディーのスペースグレイに合わせてみたが「黒×黒」というのもあってかなり引き締まった印象を受ける。
普通の金属系バンドと違ってカーボンプリントがいいアクセントになっている。
PITAKAカーボン製Apple Watchバンドを使ってみて感じたこと
バンドの外観レビューはこれぐらいにして、ここからはスポーツループユーザーである僕が実際にこのバンドを使ってみた感想をお届けしようと思う。
1 バンドの見た目と付け心地はかなり良い
- クラシック系バンド(金属の腕時計っぽいバンド)と同じ見た目
- カーボンを使用
していることもあって見た目はさることながら、この手のバンドにしては軽い付け心地を実現しているというのは大きなメリットだと感じた。
流石に普段愛用しているスポーツループほどの軽い付け心地ではないにしても金属系バンドでありがちな「手首が重い...」という感覚になることは一歳なく、それでいて重厚感のある見た目のバンドを身につけられるので、カジュアル系バンドを使っているユーザーもある程度はすんなり使えてしまう点は良い。
2 バンドの作り込みも良い
今お話しした見た目や付け心地、あとは留め具にマグネットを入れて着脱を簡単にしている点含めサードパーティー製バンドの中ではかなりしっかり作り込まれている製品だと思った。
それこそ無名の中華系メーカーのバンドの中には
- Apple Watchと接続するパーツにバリが残っている
- 一部金属系バンドでは皮膚の炎症が発生する(こともあるらしい)
ようなことが起こる場合も普通にあるが、PITAKAさんのバンドに関して言えばそれなりの値段で販売されていることもあって作り込みの甘さは目立たない印象。Apple純正まではいかなくても、それに匹敵するレベルの完成度を誇っている。
3 ただし着脱と調整は面倒
しかし、金属系バンドのような重厚感のある見た目をしているが故に毎回の着脱と自分の腕に合うようにするための調整はかなり面倒...(PITAKAさんのバンドに限らずだが...)
一応留め具の部分にマグネットが入っていて多少着脱の手間がないような配慮はなされているものの、スポーツループの
- 腕に通す
- 締め付けて止める
この楽さに慣れてしまうと
- バンドを左右で分離する
- 腕に乗せる
- 留め具の位置を合わせて止める
必要があるこのバンドの着脱はものすごく億劫。
またバンドの締め付けを変える長さ調整も
- 横にピンを刺す
- パーツを取り外す
- ピンを戻してパーツを取り付ける
という工程を踏む必要があり、かなり面倒。しかもAppleのリンクブレスレッドと違い簡単にパーツを取り外せる構造ではないので余計に手間を感じる...
もしこれが時計好きの方であれば問題ないのかもしれないが、スポーツループのような調整と取り付けが簡単なバンドしか使っていないユーザーだと「バンドをつけるためだけにここまでしなくてはいけないのか...」にしかならない。
今回の総括
時計好きで「一味違う」Apple Watchバンドを探している方にはオススメ
ということでこのバンドはこういった面倒くささを受け入れられる前提で
- 他のバンドとは一味違う見た目
- 軽い付け心地
が好みの人には本当にオススメ。
何度も言うがバンド自体の作り込みは最高そのもの。あくまでも僕の理想とするバンドの形が違っただけの話なのでこの記事で言及したデメリットとメリットを検討した上で、購入を考えていただければ幸いだ。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。