ふふふ…v( ̄∇ ̄)ニヤッ
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2020年11月26日
後日レビューします pic.twitter.com/n0iFpBRxwh
kenboapplegadget.hatenablog.com
前回この記事で書いたように僕は今までG502の挙動のおかしさに頭悩まされていた。(ちなみに現段階でも解決していない)
ということで、今回はそんなG502からの移行先である「Logicool MX Master3」を購入してレビューをしていこうと思う。是非とも最後まで見ていただきたい。
それでは今回も行ってみよう。
今回紹介する商品
今回紹介するのはLogicoolから発売されているハイエンドマウスである「MX Master3」
ハイエンドマウスということでお値段も13500円とかなり高額。しかしその分作業効率を上げてくれる機能がたくさん搭載されているのが特徴だ。(ちなみにMac版も発売されている)
外観レビュー
すぐに使いたい関係で開封してしまったので、外観レビューを行っていこうと思う。
本体上部にはMX Master3最大の特徴となる「MAGSPEEDホイール(後述)」とホイールの挙動を切り替える「モード切り替えスイッチ(カスタマイズ可能)」のみでとてもシンプル。
ホイールは全て金属製で高級感を醸し出している
本体側面には横向きスクロールを可能にする「サムホイール(後述)」と「サイドボタン」が2つ(カスタマイズ可能)、そして「ジェスチャーボタン(後述)」
ジェスチャーボタンがあるところは親指の置き場になっていて
こんな感じで手全体で「がしっ」と掴んで持つような形になる
左側面にはボタン類は一切なく、滑りにくいラバー素材となっている
裏面にはセンサー類と電源ボタン
そして最大3台までの接続先を切り替えられる「Easy Switchボタン(後述)」がある。個人的にMacとWindowsPCを併用しているのでこの機能はありがたい
続いて今まで愛用していたG502 HERO LIGHTSPEEDとの比較。両者は想定されている用途が違う関係でデザインは全然違うものの、全体的な形は大体同じ。
横から見るとMX Master3は結構高さがあってより手に馴染みやすい形状なのが分かる
カスタマイズできるサイドボタンの数はG502の方が多い(なんと11個ものボタンがついている)
しかし、MX Master3にはボタンの数の少なさを払拭する「ジェスチャーボタン」がついているため、あくまで「ゲームをしない」という目線で見ればカスタマイズ性も問題はないと言って良いだろう。
ホイールに関してはどちらも「ラチェットモード(コリコリ感触のあるモード)」と「フリースピンモード(勢いよくスクロールできるモード)」の2種類が搭載されているが、ホイールの仕組み上MX Master3の方が圧倒的に優秀
前面はこんな感じ。G502と比べてMX Master3は丸みを帯びているデザインという印象。
両者ともレシーバー接続に対応しているので比較してみた。...驚くことに大きさが全くと言って良いほど同じ。
MX Master3で注目するべき6つの機能を徹底解説
冒頭でも述べたようにMX Master3は1万円以上するような「超・超・超高級マウス」。一般の方からすれば2〜3000円程度で買えるマウスに「そんなにお金をかける価値はあるのか!?!?」と思われても仕方がない(実際僕の友達から同じようなことを言われた笑)
しかし!このマウスはLogicoolが「クリエイター向けマウス」として送り出している渾身の製品。今から紹介する
- MAGSPEEDホイール
- サムホイール
- ジェスチャーボタン
- Easy Switchボタン
- Flow
- 各種カスタマイズ
この6つの機能を聞けばこのマウスがこんなにバカ高い理由が分かるはず。
1 MAGSPEEDホイール
このMX Master3最大の特徴なのがこの「MAGSPEEDホイール」と呼ばれる現時点で最高峰とも言えるマウスホイール。
詳しい説明はLogicool公式ホームページを見てもらうとして、簡単に説明しておくと...ホイールのラチェットモード(コリコリと感触のあるモード)とフリースピンモード(抵抗感なくスーッと回り続けるモード)の切り替えに磁石を用いることで
- 静音性
- スクロールの正確性
がものすごく向上したすごいホイール。もっと身近に言えばiPhone7以降のホームボタンと同じようなイメージを持っていただければ大丈夫だ。(厳密には違うが磁石で擬似的に指先に感覚を伝えている点では同じ)
実際ラチェットモードとフリースピンモードを搭載するG502と比較してみても、ホイールを回したときの「コリコリ」という音や「シャー」という音がかなり軽減されているのが分かる
「高速でスクロールできることになんの需要があるんだよ?」と思う方もいるかもしれないが、この機能は
- ここ最近の縦に長いWebページを高速で参照する
- データの多いExcelの資料を参照する
- ページ数の多いWordの資料を確認する
といった普段マウスで行う作業全てを高速化することに繋がる。特に縦に長いExcelのデータを扱う資料では「〇〇の表に使うデータどこだっけ?」と探す時間が大幅に短縮される。
しかもモード切り替えは全て自動。勢いよく回せばAT車のように一気に最高速度でのスクロールもできるし、逆にゆっくり回せばそれに合わせてスクロールの速度もゆっくりになる。故に早くスクロールを行なった場合でも自分のスクロールしたい位置まで素早く「ピタッ」と持っていくことができる。
ぶっちゃけこのホイールが手に入るだけでもこのマウスを購入する価値があると思えるぐらい素晴らしいホイールだ。
2 サムホイール
トラックパッドやMagic Mouse2の優位性としてよく挙げられるのが横スクロールが簡単に行えるということ。
基本的にマウスは縦方向のみのスクロールしか行うことができず
- 動画編集ソフトのタイムラインを動かす
- Excelの行(A・B・Cとついているマス)を動かす
と言った作業はキーボードショートカットで行うか、マウスカーソルをしたまで持っていって操作する必要があった。
ただ、このMX Master3に搭載されているサムホイールを使えば通常のマウスでは行うことのできない横スクロールが必要な作業ができる。例えば上のように動画編集ソフトのタイムラインを動かすと言った作業をマウス単体で行うことができるのでとても生産性が上がる。
他にも後述するカスタマイズソフトを使うことで
- 複数のタブを切り替える(Chrome、Safariなど)
- 書類の拡大・縮小(Word、Pagesなど)
- ブラシツールのサイズ変更(Photoshop、Illustrator、Pixelmator Proなど)
多彩な機能を割り当てて、生産性を向上することに繋げられる。
何気にスクロールを多用するmacOSとも相性がよく、通常のマウスとほとんど同じ形をしていながら純正のMagic Trackpad2やMagic Mouse2とほとんど同じ使い勝手で使えるのもありがたいポイント。
3 ジェスチャーボタン
先程のサムホイール同様、このマウスには通常トラックパッドでしか使えないジェスチャーでのショートカット呼び出しに対応。
こんな風にジェスチャーボタンを押さえながら上下左右にマウスを振ることでショートカットを呼び出すことが可能。
ただ、上下左右とは言っても上下の操作はかなり使いにくいので実用的に使うなら左右のみにジェスチャーを割り当てるのがオススメ。
4 Easy Swichボタン
WindowsやmacOS、ここ最近ではiPadOSなど異なる機種・OSのパソコンなどで仕事をする機会は誰にでもあるはず。そんな時MX Master3に搭載されているEasy Swichボタンを使えば最大3台までのデバイスをボタン1発で切り替えられる。
もちろんデバイスの切り替えにかかる時間は一瞬。1台のマウスでストレスなく複数のデバイスを使いこなすことが可能だ。
5 Flow
専用ソフト(後述)のインストールが必須になってしまうのだが、このMX Master3はOSの違いに関わらず複数のPC間をまるで1台のPCのように操れる魔法の機能「Flow」に対応している。(カズさんの動画を参照していただけると分かりやすい)
一度登録をしてしまえば3台までのデバイス間を自由に行き来でき、複数のPCを使いこなす人にとってはとても便利な機能だろう。
6 各種カスタマイズ
記事内でもも言っているようにこのMX Master3は1万円以上するような高級マウスなのでLogicool専用のソフトで各種ボタンのカスタマイズなどに対応。
ちなみに僕の特定のアプリ以外でのカスタマイズは以下の通り
- ホイールの押し込み→launchPadの呼び出し
- モードシフトボタン→Mission Control
- ジェスチャーボタン押し込み→アプリ終了
- ジェスチャーボタン左右→デスクトップの切り替え
- サイドボタン→進む・戻る
- サムホイール→水平スクロール(横スクロール)
一部はG502と同じ配置にしたこともあり、ものすごく使いやすいカスタマイズが出来た。
あとこのソフトGHUBで微妙だった
- ショートカットを直接打ち込んで登録できない
- 各種アプリケーション専用のカスタマイズの仕方がめんどくさい
- 挙動が不安定
と言ったことが一切なく、UIもシンプルでとても使いやすい。なんでGHUBはあんなクオリティなんだ...?
今回の総括
パソコンの作業における生産性を向上させてくれる機能が盛り沢山のマウス。価格以上の価値あり
先程紹介した6つの機能もあり、MX Master3はパソコンを使って行うすべての作業を効率的にしてくれる最高のガジェットと言ってもいい。
特に高速スクロールが可能なMAGSPEEDホイールとサムホイールの存在感は大きく、個人的に今までMagic Mouse2やトラックパッドでしかできなかったことが一般的なマウスと同じ形のデバイスで行えるのが好き。
ちなみにLogicoolからはMasterとほぼ同等の機能をつめんだ小型モデルの「MX AnyWhere3」も発売されているので、コンパクトなハイエンドマウスが欲しいというかたは検討してみてはいかがだろうか?(AnyWhereの方が価格は安い)
今回は以上だ。ではまた次の記事で。