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先日Apple Special Event内にて次世代Macである「Apple Silicon搭載Mac」が3機種発表された。
今回はその中の普及モデルにあたる「MacBook Air(M1チップ版)」の新機能・アップデート点についてをまとめていこうと思う。購入するかどうかの参考にしていただければ嬉しい。
それでは今回も行ってみよう。
MacBook Air(M1チップ版)の大きなアップデート点とは?
今回のMacBook Air(M1チップ版)は外側の変更というよりは「M1チップ」の名が示すように中身のパーツが「Intel CPU→Apple Silicon(M1チップ)」に大きく刷新された。
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M1チップの詳しい概要については上記の記事を確認して欲しいのだが、簡単にいうとMacに搭載されるCPUがiPhoneとほぼ同じものになったことで従来のモデルよりも「低消費電力なのに高性能」を実現。実際、今回のモデルのバッテリー駆動時間は最大18時間とMacBook Air史上最長だ。
その他は最新規格であるWi-Fi 6やUSB 4(Thunderbolt4)などの最新規格もカバー。細かな部分もしっかりと強化されている。
学生Apple信者によるMacBook Air(M1チップ版)新機能・アップデート点まとめ
1 Apple Silicon(M1チップ)搭載
今回のMacBook Air(M1チップ版)にはiPhone・iPadで使われているA14 Bionicをベースとした「M1」と呼ばれるSoCを搭載。Apple曰く前世代のMacBook Air(2020)のCore i7モデルよりCPU性能は3.5倍、GPU性能に至っては5倍も高速になり「現状世界一高性能な統合型グラフィック」らしい。なのにも関わらずバッテリー駆動時間は向上。「本当にスマホ向けのチップ使ってる?」と疑いたくなってしまうぐらい衝撃を感じる。
Proと比べてもAirは外で使うことが多いだろうから「サクッと持ち運べるのに高性能」はとてもいい。
2 バッテリー駆動時間が最大18時間に
なんと今回のMacBook Air(M1チップ版)は省電力性に優れるApple Siliconを採用したことでMacBook Air(2020)より6時間も多い最大18時間のバッテリー駆動時間を誇る。冒頭でも書いたようにこれはMacBook Air史上最も高スタミナ。
これはかなりのメリットなのではないかと思う。単純に電源を気にしなくても使えるのとちょっとした作業であれば充電アダプターを持ち運ぶ心配がなく荷物を軽量化することにもつながるから。ノマドワーカーの人には響きそうだなぁ...
3 ファンレス
MacBook Air(M1チップ版)にはCPUを冷やすためのファンが搭載されていない。これもiPadやiPhoneで証明されているApple Siliconの「低発熱性」があったからこそ実現できたことだろう。
ちなみにファンがない代わりに冷却はヒートシンクから背面のアルミを使って行われる仕組み。
4 内蔵ディスプレイがP3(高色域ディスプレイ)に対応
MacBook Air(M1チップ版)のディスプレイは現行のMacBook Proと同じ高色域ディスプレイに対応。以前のモデルと比較して25%多くの色を表示できるようになった。
とはいえRetinaディスプレイになって劇的な進化をとげた2018年と比べるとM1チップ版のMacBook Airの進化はわからない人にはわからないもの。あまり気にする必要はない。
5 USB 4(Thunderbolt4)に対応
- Thunderbolt
- USB 3.2
を一つにまとめたUSB 4(Thunderbolt4)に対応。転送速度こそThunderbolt3と変わらないものの1ポートから2ポート以上のThunderbolt対応機種の接続が可能(並列接続)なのが大きな特徴。
6 Wi-Fi 6対応
最新の通信規格であるWi-Fi 6にもきちんと対応。ここ最近になって対応ルーターの価格も下がってきたのでこの機にWi-Fi 6対応のルーターを購入してみるのもいいのかもしれない。
今回の総括
試しに買うならこのモデルが最もオススメ。ただ無難さを求めるならIntelモデルを購入するべき
Apple Siliconのワクワク感とラップトップとして完成された形状故に「今どうしてもApple Silicon搭載モデルが欲しいんだ」という人はこのMacBook Airは最もオススメできる。
しかし当ブログで何度もお伝えしているようにApple Siliconは未知の部分も多く、従来のIntelモデルに匹敵するかどうかは分かっていないのが現実。もしMacを購入する人の中で無難さや堅実性を求めるのであれば整備済み品などで販売されているIntelモデルを狙ってみて欲しい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。