先日ついにiPad Air(2020)が予約開始になり既に予約をした方やこれから注文しようかどうか悩んでいる方も多いのではないだろうか?
今回はそんなiPad Air(2020)をこれから購入する方向けに最低ストレージ容量である64GBを購入するのは本当に大丈夫なのかと実用的に運用するためにはどうすればいいのかを僕なりに考察してみようと思う。
それでは今回も行ってみよう。
まずは結論
用途を割り切って工夫をすれば運用可能。しかし長期的に見るとストレスが溜まる可能性大
これが現時点での結論。運用が不可能というわけではないがこれから紹介するさまざまな工夫ややりくりを行わなければならず、長い期間使うことを考えるとストレスが溜まる可能性が高い。
64GBストレージで運用するために行わなければいけない工夫
最近のスマホでさえ128GBや256GBの大容量ストレージを搭載している中iPad Air(2020)の64GBはそれらと比べるとかなり少ない。故に少ないストレージ容量でやりくりするための工夫が必須となってくるのだがこれが以下の3点
- 必要なアプリのみを入れる&使用頻度の少ないアプリの整理
- 動画データなどをダウンロードしない
- 外付けストレージもしくはクラウドの活用
正直、これらを行わなければ64GBストレージで運用していくのはかなりきつい。
1 必要なアプリのみを入れる&少ないアプリの整理
まず基本中の基本となるのが要らないアプリをできる限り入れないのと使わなくなったアプリの整理。
例えば「ストレージ容量を食うゲームアプリはインストールしない」や「非使用になったAppを取り除くを有効にする」など初めから限られているストレージ容量をアプリケーションで使わないようにするための工夫が必要。
2 動画データなどをダウンロードしない
YouTube PremiumやAmazonプライムをはじめとするVODサービスには出先でのデータ通信容量を節約するための「ダウンロード機能」が備わっていることが多い。特にiPadは「コンテンツ消費」に特化したデバイスというのもあってこう言ったサービスとは相性抜群なのだが...動画データはかなり容量を圧迫するためただでさえ少ない64GBに動画をダウンロードするのは現実的ではない。
これは今僕が実際に使っているiPad Air(2019)のストレージ管理場面。動画をダウンロードしすぎというのもあるが
- YouTube Premium
- Amazonプライム
- dアニメ
などのアプリケーションで動画をダウンロードするとiPad内でかなり容量を圧迫してしまうのがわかると思う。
3 外付けストレージもしくはクラウドの活用
ここまで紹介してきたのは「iPadのストレージをできる限り使わない節約方法」。しかしそれでは限界があるので「要らないデータをiPadの外に逃す節約方法」も合わせて使っていく必要がある。
そんな時に候補になってくるのが外付けストレージとクラウド。iiPad(第8世代)と違ってiPad Air(2020)はパソコンにも多く使われているType-C端子でのデータ通信が可能な分「パソコン用アクセサリー」である外付けストレージとの相性は抜群。
外付けストレージの他にはDropboxやiCloudをはじめとする各種クラウドサービスにデータを保管する方法もある。ただ...
これらの工夫はストレスがたまる
僕は声を大にして言いたい。こういった工夫はiPadを使う上で大きなストレスとなる。
例えばアプリの管理。ゲームやApple Pencilを使ったノートアプリなどその時にヒル等なアプリを入れようとする度に設定アプリを開いて
「残りのストレージ容量どれぐらいあるかな?」
「容量が足りないからこのアプリ消さなくちゃ...」
いちいちそんなことするのはめんどくさいとは思わないだろうか?普通にストレージ容量の大きいモデルを購入すれば行わなくてもいい作業にも関わらず時間を割く理由はあるだろうか?
容量の大きいファイルをダウンロードしておけないのは「コンテンツビュアー」としてのそう面が大きいiPadにとっては大きな痛手となるし、クラウドや外付けストレージの運用は
- 移せるデータに限りがある
- そのデータが必要になった時にすぐ取り出せない
- いちいちネットに接続しなければならない(クラウド)
など制約が多く常時使用するには向いていない。あくまでも緊急用と言って感じで使う方がいい。
kenboapplegadget.hatenablog.com
故に基本的には’iPad Air(2020)の最小ストレージ容量モデルを買うのはあまりオススメではない。その他詳しいことは上の記事に書いてあるので参照していただきたい。
iPad Air(2020)の64GBはどこまで実用的に運用できるのか?
前提として
- 家でしか使わない
- ゲームをしない
- 使用用途が明確で限られている
のであれば64GBのストレージでやりくりをして実用的に使うことも可能だと思う。
家でしか使わない
これは単純でCellularモデル(iPad単独でネットにつながるモデル)にする分のお金がかからないから。
kenboapplegadget.hatenablog.com
外でも快適に使えるようにとCellularモデルを購入するぐらいならWi-Fiモデルでもいいからストレージ容量の大きいモデルを購入する方が無難。最悪Wi-FiモデルをCellularモデル用のように使うことは可能。
2 ゲームをしない
ここ最近のゲームは1GBを超えるなんてザラで物によっては5GB近くいくアプリもあるほど。
64GBモデルのiPadの場合iPadOSに10Gほぼ持っていかれて実際に使えるストレージ容量は約50GB。たったそれだけのストレージ容量にゲームをバンバン入れていったらストレージ不足が加速するのでやめた方がいい。
3 使用用途が明確で限られている
と用途が限定されているならコストを抑える意味で64GBを購入して実用的に使うこともできるだろう。
まぁYouTube専用端末として購入するならこんな高いiPadでなくても十分なのだが...
今回の総括
基本的に最小ストレージモデルの購入はオススメできない。大は小を兼ねるので大きいストレージモデルを購入するべき
これまで書いてきた用に64GBのストレージは工夫をしなければ使いにくい場面が多い。少なくとも128GBや256GBよりは面倒なことをしなくてはいけない。
別に大容量のストレージを購入したからと言って使い切る必要は全くない。大切なのは余裕を持って快適にiPadを使うことなので出来れば256GBモデルの購入を検討して欲しい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。