今回は僕が愛用しているメイン機「MacBook Pro 13インチ 2017 Touch Bar無しモデル」の9ヶ月間使用レビューをお届け。
個人的にこの製品はとても大好きなのでただただ「MacBook Pro好き...ふふふ」ということをいろいろな面から伝えるだけの記事になってしまう気もするが、少しでもMacBookを購入される方の背中押しになれば幸いだ。
それでは今回も行ってみよう。
- 今回レビューする商品はこちら
- 僕のMacBook Proの使い方
- 学生Apple信者によるMacBook Pro 13インチ 2017 Touch Bar無しモデル9ヶ月間使用レビュー
- MacBook Pro 13インチ 2017 Touch Bar無しモデルがオススメの人
- 今回の総括
今回レビューする商品はこちら
今回レビューしていくのはタイトルにもある通りMacBook Pro 13インチ 2017のTouch Bar無しモデル。
ちなみに現在ではTouch Bar無しモデルは存在しておらず、その後継機種としてThunderbolt3端子が2つのモデルが「下位モデル」として販売されている状況。
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気になるスペックは...
CPUやメモリに一切カスタマイズをしていない吊るしモデルで家電量販店なんかでも購入できるいわば日本国内で多くの数が出回っているモデルとなる。そのためどちらかというとMacBook Airに近いスペックで現行のProモデルに比べると性能面では劣ってしまう。
僕のMacBook Proの使い方
そんなMacBook Proの使用用途はこんな感じ
- ブログの執筆、更新、コーディング
- ウェブサーフィン
- エンタメ消費(動画視聴、SNS、音楽鑑賞)
- Office(Word、Excelが中心)
- メッセージ系アプリの確認と返信(LINE、Slackなど)
- Windowsを走らせる(Parallels Desktopを使用)
- Javaのアプリ開発(プログラミング)
- 動画編集(年に1〜2回程度)
最初の頃と違うのは学校の授業でJavaを用いたプログラミングを行うようになった関係でMacBook Pro上でアプリの開発を行うようになったことぐらいでその他は購入当初の用途と大きく変わっていることはない。
僕自身MacBook Proのスペックを限界まで引き出すような使い方をしないので正直これぐらいのスペックでもほぼ問題には感じない笑
学生Apple信者によるMacBook Pro 13インチ 2017 Touch Bar無しモデル9ヶ月間使用レビュー
ではこれらを踏まえた上で今から9ヶ月間使用レビューを行っていこうと思う。
1 取り出せばすぐに使えるシンプルさ
MacBookシリーズってそれ単独でmacOS搭載機としてどこでも動作するのがメリットだよなぁ…
— ケンボウ (@kenbouapple_com) 2020年8月26日
「箱から出して開いたらすぐに使えるシンプルさ」
ジョブズが初代iMacの時に掲げていたコンセプトが現在のMacシリーズの中で最も受け継がれているのではないだろうか?
あまり家にいる時間が短くなった僕にとって「ブログが書きたいな」「Wordの課題を仕上げておきたいな」と思った時にすぐに取り出せて使い始められるMacBook Proのシンプルさはかなり魅力的。それでいて本体のスペックはそこそこなので以前使っていたWindowsマシーンのように「立ち上げた直後の動きが悪すぎる」と言ったこともない。
もちろん単純なスペックであったり多くの情報量を表示できるという点ではiMacやMacBook Pro 16インチの方が圧倒的に優れていると思うのだが、僕のような「ウェブベースの作業+α」の用途でしかMacを使わない人間にとってはオーバースペックなマシーンを使うよりもこれくらいシンプルに使えるマシーンの方が扱いやすい。
2 軽い・薄い・早い
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僕が別記事にて初めてのMacに13インチのMacBookシリーズをオススメしている理由の一つでもあるのがこの「持ち運びやすさ」。特に僕みたいな重量感のあるWindowsマシーンを今まで使っていたユーザーにとっては衝撃を受けるレベルと言ってもいい。
そして何より衝撃的なのはこれがAppleのプロ向け製品である「MacBook Pro」であるということ。昔ジョブズがMacBook Airを発表した時には考えられないほど薄くなったおかげで当時のMacBook Pro以上のスペックを超簡単に持ち運ぶことができるようになった。まさかカフェでMacBook Proをさっと開いて使える時代が来るなんて....
3 Thunderbolt3が最強すぎる
2016年当時
「プロ向け製品なのに拡張性が低すぎる」
「今までの機器がそのまま使えないじゃないか!」
と散々騒がれまくったThunderbolt3。しかし当時と違って各種アクセサリーが揃ってきた今「Type-C(Thunderbolt3)だけだからどうしようもない...」という場面はほぼほぼ無くなった。むしろこれからのパソコンにはThunderbolt3を標準搭載して欲しいと願えるほどに気に入った。
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もちろん現在各社から発売されている通常のType-Cハブを使うことは可能だし
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Thunderbolt3に対応するケーブルとMacBook Proをドッキングステーションと呼ばれるガジェットに接続すれば...
MacBook Proをケーブル1本で拡張デスクトップモードで運用できるだけでなく
本体を完全に閉じて使う「クラムシェルモード」にも対応。ちなみにこの時点で
- ディスプレイ
- 外付けマウス(G502 LIGHTSPEED)
- DVDドライブ
- 外付けスピーカー
への接続とMacBook Proへの充電がケーブル1本で行われている。
確かにType-A端子のある旧型のMacBook AirやProの方がいいという意見もわかる。ただ家での作業効率を上げるためにクラムシェルモードや拡張デスクトップモードで運用する時に「ケーブルを1本引き抜くだけで切り替えが完了するシンプルさ」を知ってしまうと各種ケーブルを抜いたり挿したりする必要のある旧型のMacBookの方が面倒だ。しかもこの作業環境を実現するには3000〜5000円のハブを購入するだけで済むのだから「必要な出費」として割り切って購入してしまってもいいのではないだろうか?
4 性能はまさに「Pro」
MacBook Airでさえもクアッドコア(4コア)が選択できるようになった時代にデュアルコア(2コア)、しかも世代の古いCore iシリーズとなればぱっと見た感じでは力不足感が否めない。
ただそこはしっかりとMacBook Proの名を冠しているだけあって同じデュアルコアでも安定して高いパフォーマンスで動作し続けることができる。特に先ほど紹介したような「拡張デスクトップモード」や「クラムシェルモード」はMacBook自体に負荷をかける作業なので性能の低いMacだと外付けディスプレイに出力ができたとしてもMac自体の動作がカクついたり、最悪の場合はアプリが落ちてしまうなんてことも...その点下位モデルとはいえ「Pro」であるこいつはデスクトップ化した時でも動作に問題を感じることはない。
5 バタフライキーボードに問題あり。しかし改善策も...
「ペチペチペチ」と独特な感触が特徴なバタフライキーボード。正直これは僕でさえも問題に感じているキーボード。
とにかく一般的なキーボードに比べて「耐久性」が著しく欠けているのだ。
これは普通に文字打ちをしている時も例外ではなくてこの9ヶ月の間にもいくつかのキーの反応が悪くなったり、押しにくくなったりした機会が何度かあった。
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そのため現在はHHKBをMacBook Proの上に載せて使う「尊師スタイル」で運用することでスタイリッシュさを犠牲にしながらも確かな打鍵感とバタフライキーボードの劣化を防いでいる。
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一応、現行のMacBookは全て耐久性を改善したシザーキーボード(Magic Keyboard)を搭載しているためそんなに気にする必要はないがもしも資金面的な問題からバタフライキーボード搭載モデルの購入を考えているのであればキーボードカバーを買うなど対策を講じる必要があるだろう。
6 トラックパッドの操作感が最高
MacBookにおけるトラックパッドの操作フィーリングはWindows機の同じものよりも上をいく使い勝手の良さ。なんかこう「これ1枚で何でもこなせる感」がすごい。
その一角を支えてくれているのが「神アプリ」ことBetterTouchToolの存在。
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初期設定だけでは設定しきれないショートカットを全てトラックパッドで呼び出せるようになる他、同じ操作でも各アプリケーションごとに別々の機能を割り振ることも可能。また感圧タッチに対応しているトラックパッドであれば「押し込む」という操作にもショートカットを割り当てられたりとトラックパッドをMacのほぼ全ての操作が行える「神の板」にしてくれるアプリ。
あと仮想デスクトップのアニメーションの切り替え・追従もヌルヌルでそこもWindows機と比べて最高と感じるところなのかもしれない(個人的にSurfaceはほぼMacと同等だと思っている)
7 内蔵スピーカーでも十分な音質
「おぉ(笑)いいじゃん」と思うぐらいMacBook Pro 13インチの内蔵スピーカーの音質はいい部類に入ると思う。少なくとも下手なBluetoothスピーカーを用意する必要は全くない。
全体的にクリアでYouTubeの動画も聞き取りやすいし、音楽を聴いても迫力のあるおとで鳴らしてくれるので満足感は高い。
8 他のディスプレイには戻れない「Retinaディスプレイ」の衝撃
MacBook Pro 13インチ 2017 Touch Bar無しモデルにはRetinaディスプレイという超綺麗なディスプレイが搭載されていて、とにかくこれが他のディスプレイに戻れなくなるくらいインパクトがある。
一番すごいのは文字の鮮明さ。こちらの画像を見比べれば分かるとおり明らかに文字の鮮明感が違う。これ文字打ちをすることが多い僕にとっては目が疲れにくいメリットも。
文字だけではなく自分の好きな推しキャラやコンデジで撮った写真を見るときにも高精細なディスプレイは感動を与えてくれる。是非ともこのRetinaディスプレイを積んだ現行のMacBookをマジマジと眺めて欲しい。
9 クラムシェルモード時のファンがうるさい
まずはこちらの動画を見ていただきたい
メニューバーにあるファンコンで確認してもほぼほぼフル回転で回っていることがわかると思う。
どうしてもあれだけ薄い筐体とスタイリッシュなデザインにCore i5をぶち込むとデスクトップに比べるて明らかに冷却性能不足。ましてやバッテリーを常に充電している状態であればバッテリーからの発熱もあり本体が熱くなりやすいのは当然なのだが...
僕の場合あまりにもうるさいときにはWH-1000X M3を使うことでファンの音をかき消して作業をすることもある。
10 持っているだけで気分の上がるデザイン
個人的に自分が毎日使う道具だからこそ「持っていて楽しい」「使っていて楽しい」と感じられることはスペックと同じぐらい重要なのではないかと思う。
いつも指を滑らせているガラス製トラックパッド
Simple is best
角ぉぉぉぉぉ!!!
実はこのMacBook Pro本当はスペースグレイモデルを購入する予定が僕の手違いでシルバーを購入してしまった経緯がある。ただシルバーモデルでも十分美しいというのが僕の感想。
MacBook Pro 13インチ 2017 Touch Bar無しモデルがオススメの人
2020年現在では
- カスタマイズ無しでも十分使える性能
- Retinaディスプレイ・Touch ID搭載
- Thunderbolt3搭載
- 壊れにくいシザーキーボード(Magic Keyboard)搭載
- 10万円代前半
のコスパが最強なMacBook Air(2020)が存在しているので今更3年前のProモデルをあえて購入する必要はない。強いていうならこのProのデザインがものすごく好きな人で安くMacを購入したい人ぐらいだ。
ちなみにメルカリだと10万円前後で取引されることが多いので特にこだわりがないのであれば新品のMacBook Air(2020)の購入をした方が満足度は高いはずだ。
今回の総括
ありとあらゆる局面に対応できる万能機
Proとしてみると今現在はかなり見劣りする部分が多いものの、クラムシェルモードにしてたくさんの機器を接続した時の安定感や底出しできるスペックの余裕があることからMacBook Proは型落ちでも「万能機」としてとても魅力的に感じた。
ちなみにこの機種は今後iMacなどを購入してもサブ機としてバリバリ運用していく予定。(もちろんすぐには買い替えられない((ボソッ…)
もしもこれからMacを購入する方で「少し動画編集に興味がある」「パソコンで色々なことを学んでみたい」という欲が少しでもあるのであれば後々のことを考えてMacBook Proにしてみるのはいかがだろうか?
今回は以上だ。ではまた次の記事で。