Macを操作する上では必須のツールと呼べる「トラックパッド」と「マウス」。Macを使っている方ならどちらか片方を使うか場面によって使い分けている方も多いのではないだろうか?
今回はトラックパッドとマウスを両方使っている僕の使い分け方と1つしか使えないならどっちがいいのかを結論づけていきたいと思う。
それでは今回も行ってみよう。
Macにおける「トラックパッド」と「マウス」とは?
主にMacのポインティングデバイスは2つ。「トラックパッド」と「マウス」だ。
Macは大抵の操作をトラックパッドで行えるようになっているので、基本的にマウスは必要ないのだがOffice関係の作業をしたり動画編集などで細かな作業を行う必要があるときに使いことが多い。
トラックパッドに関してはApple側もトラックパッドでの操作を前提にしている分、マウスに比べて多彩なジェスチャーが用意されておりBetterTouchToolなどのマッピングアプリを使うことでMacを直感的に操作できる特徴がある。
マウスの良いところ
1 細かな操作がしやすい
指だけで操作するトラックパッドに比べて、手全体で持って操作するマウスの方が細かな作業をしやすいと感じた。冒頭でも述べた通り、特にOffice関係の作業をするときや動画編集時にマウスの細かな作業は活きてくる。
2 自分の好きなものを使える
トラックパッドにたい最大の利点が自分の好みに合わせた選択を行えるというところ。
トラックパッドを使うとなると現状はApple純正のMagic Trackpad2を使わざるを得ない状況なのだが、マウスに関してはWindowsの流用したり出来るので「これ合わないな」というのは起こりにくいと思う。ちなみに、僕はApple純正のMagic Mouse2を愛用中。
kenboapplegadget.hatenablog.com
3 ショートカットを一発で呼び出せる
Logicoolさんが出しているような多ボタンマウスを使えばキーボードショートカットを登録して、ボタンを押せば一発で呼び出すなんでこともできる。
僕はトラックパッドにキーボードショートカットを割り当てているのだが、瀬戸康史さんなどの動画編集を毎日こなすような人たちには多ボタンマウスが愛される傾向にあるようだ。
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マウスの悪いところ
1 ジェスチャー操作が割り当てられない
Magic Mouse2のような特殊なマウスを除いて一般的な規格のマウスにはトラックパッドのようにジェスチャー操作を割り当てることはできない。
Macは2本指、3本指、4本指を使ったジェスチャー操作を多用して機能呼び出しを行ったりするので(コントロールセンターの呼び出し、launchPadの呼び出しなど)不便さを感じてしまう場面が出てきてしまう。
BetterTouchToolのようなサードパーティーのアプリでさらに多くのジェスチャーを追加して、直感的に操作できるのはトラックパッドの特権だろう。
2 余計な出費が嵩む
MacBookシリーズのようにマウスは最初から付属してくるわけではないので、余計な出費が嵩んでくる。特に先ほどの紹介したようなマウスは1万円以上するようなものばかりなので、高いお金が動くということを意識する必要はあると思う。
まぁiMacなどのデスクトップでトラックパッドを使う場合は余計な出費が嵩んでしまう事に変わりはないのだが...
3 持ち運ぶ荷物が増える
当然マウスは外付けで使うものなので、アダプタなどと同じように持ち運ぶ荷物は増える。実際に僕もMagic Mouse2を使い始めてからいつも使っているスリーブが若干重たくなってしまった...
トラックパッドの良いところ
1 2本、3本指でのジェスチャー操作が秀逸
トラックパッドの最大の良さは複数本の指を使い分けて操作する「ジェスチャー操作」にある。
例えばSafariなどでウェブサーフィンをしているとしよう。その時のページのスクロールはiPhoneを触るのと同じように2本指でスワイプするだけでいいし、前のページに戻ったりするのも同じく2本指で左右にフリックするだけ。非常にわかりやすいとは思わないだろうか?
また3本指で上にすワイプで今開いているウィンドウの一覧を見ることができたりと他にもたくさんの便利なジェスチャーが用意されている。
「Macを簡単に、分かりやすく、シンプルに操作できる」
これがトラックパッドの魅力だと僕は思う。
2 ほぼ無限にジェスチャーを追加できる
ボタン数に制限のあるマウスと違ってトラックパッドのカスタマイズ性は無限大。macOSに標準搭載されているジェスチャーに加えてBetterTouchToolを使う事によって様々なジェスチャーを追加することができる。
(僕がどんなジェスチャーを追加しているかはこの記事を参照)
kenboapplegadget.hatenablog.com
Macは毎日使うものだからこそ自分が最も使いやすいと思えるようなカスタマイズを施せるのは大切なことだと思う。
3 Macとの相性が抜群
別にマウスが悪いというわけではないのだが、Mac自体がトラックパッドの操作を前提に作られているというのもあってMacとの相性は抜群だ。
どうしてもマウスはApple純正品にしても、他社製のものでもトラックパッドで行える操作の一部ができない。(複数本の指を使ったジェスチャー、ピンチイン・ピンチアウト)その点トラックパッドはそういった制約は一切ないのでMacを操作する上ではとても相性が良い。
4 利き手に関係なく操作できる
これはTwitterのフォロワーさんの意見。考えてみれば左利きの人にとっては聞き手に関係なく操作できるトラックパッドの方が使いやすいというのには納得できる。
どうしても高価格帯のマウスは右利きように作られていることがほとんどだからだ。
トラックパッドの場合、右利きだろうが左利きだろうが使えるため多くの人にとって使いやすいものなのは間違いない。
トラックパッドの悪いところ
1 選択肢がない
現状Mac用のトラックパッドの選択肢はApple純正のMagic Trackpad2一択。
まぁそもそもマウスとは違ってMacに最適化されたトラックパッドはAppleにしか作れない...それにApple以外からトラックパッドが発売されたとしても殆どの人が信頼性のあるアップル純正品を選ぶだろう。
2 ゲーム・細かな作業には向かない
マイクラしたかったのでホイール付きマウスをつかっています。(今はマイクラをそんなにしなくなったのでトラックパッドへ移行しようか迷っていますw)
— てけみん (@tkappletk) 2020年3月3日
当たり前なのだが、トラックパッドはゲームやOffice系ソフトを触る場合などの細かな作業を必要とする場合には向かない。というかゲームなんてやりづらくて仕方がないだろう?
もし、MacでゲームがしたいのであればBoot CampかなんかでWindowsをブチ込んで大人しくゲーミングマウスを購入することをオススメしたい。もしくはWindowsマシーンを自作で組もう。あとイラストレーターさんのような絵を描くことを生業にしている人にも前述の理由からトラックパッドはオススメできない。
どちらがオススメなのか?
トラックパッドをオススメしたい
Macはトラックパッドでほとんどのことができるように設計されている。故にマウスは必要になったら購入するという感じで大丈夫だと思う。僕自身もマウスとトラックパッドを併用しているが特定の用途以外ではトラックパッドを使うことが多い。
もちろん「マウスの方が操作しやすい」と感じるなら初めからマウスを購入するのもあり。用は自分の使いやすいものを選べば良いですよという話だ。
今回の総括
まずはトラックパッドから。マウスは後でも構わない。
操作の簡単さや出来ることの多さなどから僕はトラックパッド派の人間だ。皆さんはどうだろうか?是非コメント欄やリプ欄で意見を聞かせていただければありがたい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。