昨日新型モデルが発表されたMacBook Pro。新たに16インチモデル登場しディスプレイサイズの拡大やキーボードの革新などのアップデートが行われ購入を検討している方も多いのでは?
遂に発表!Apple信者によるMacBook Pro 16インチ 新機能まとめ - ケンボウのガジェット部屋(旧Apple大好き.com)
そんな中、ひっそりと整備済み品のMacBook Pro 15インチモデル(2019)が2〜3万円も値下げされたことをご存知だろうか?
2019年モデルの最小構成モデルでいえばなんと税抜きで20万円を下回っていてとても手が出しやすくなった。(2018年モデルなら18万円代)
今回は安くなった15インチモデルと新しく発売された16インチモデルを比較して「買うならどっちがオススメなのか」について記事にまとめていこうと思う。
それでは今回持ってみよう。
MacBook Pro 15インチモデルと16インチモデルの4つの違い
1 ディスプレイサイズ
- 15インチモデル→15.4インチ
- 16インチモデル→16インチ
両モデルの大きな違いとも言えるのがディスプレイサイズ。それぞれ15.4インチと16インチのディスプレイサイズを備えている。
どちらともノートブックの中では大きなディスプレイを搭載しているので、画面の小ささに不満を感じることはないだろう。
2 キーボード
15インチモデル→第3世代のバタフライキーボード
16インチモデル→Magic Keyboard(シザーキーボード)
15インチモデルか16インチモデルのどちらが良いかはキーボードによるものだと思う。
15インチモデルではキーストロークが非常に浅い「バタフライキーボード(第3世代)」が搭載されているが、MacBookの軽量化を実現するために壊れやすかったりと問題が報告されまくっている。
一方16インチモデルは「シザーキーボード」というiMac付属のMagic Keyboardなどに採用されている、打ち心地の良さと耐久性に優れたキーボードを搭載している。
今の段階では実機がないため一概に「これが良い」とは言いにくいが、構造的に16インチモデルのキーボードの方が長く使える安心感があるのは確かだ。実際に16インチモデルはキーボードの無償修理プログラムの対象にはなっていないことからAppleの自信の程が伺える。
またキーボード上部を占領していたTouch Barも改善され物理Eccキーが復活。そして画面を見た状態での操作性向上のためにTouch IDがMacBook Airのように分離したものに変更された。
(右が16インチ、左が16インチ)
さらに左右の矢印キーの大きさも小さくなりブラインドタッチでタイピングする時の利便性が向上。特にTouch Barの仕様変更は多くのプロユーザーにとって待ち望んでいた機能のはずだ。
3 スペック(GPU・SSD・メモリ)
15インチモデルと16インチモデルではスペックの差もある。具体的にいえば
この3つの性能が向上していてCPUは2019年モデルから変化はなし。要はこの3つのスペックアップの恩恵を受けられるかどうかがキーになってくる。
僕の考える限りは動画クリエイターさんやグラフィックデザイナーさんなどがスペックアップの恩恵を受けられる人間なのではないだろうか?
そのような「パソコンをフルパワーでなおかつ長時間安定して動かす」人にとっては冷却性能も改善された16インチモデルの恩恵を受けられるはず。
4 大きさ・重量
15インチモデル
- 高さ(厚み) 1.55cm
- 幅(横幅) 43.93cm
- 奥行き(縦幅) 24.07cm
- 重量 1.83kg
16インチモデル
- 高さ(厚み) 1.62cm
- 幅(横幅) 35.79cm
- 奥行き(縦幅) 24.59cm
- 重量 2.0kg
16インチモデルは15インチモデルに比べて厚みが0.7cm、横に8.14cm、縦に0.52cmサイズが増加。さらに重さが約120g増えて2kgになっている。もう少し簡単に言えばプロユーザーでも安心して使えるように信頼性の高いマシーンになった代償としてひとまわりサイズが大きくなって、重さも増えた感じ。
恐らく多くの人にとって重さの増加よりも、キーボードの改善などの方がメリットに感じる点が多いと思うので重さなどについてはトレードオフと考るべきだ。
5 価格(どちらも最小構成モデルで比較)
15インチモデル(整備済み品)
16インチモデル
現在15インチモデルは整備済み品でしか販売されていないので、価格面では圧倒的優位を誇っているが決して16インチモデルが高いわけではない。むしろ新品で比べると15インチモデルの時よりも1万円〜1万4千円も安くなっているぐらいで「安くなった」と考えても良いぐらい。しかもキーボード周りなどが使いやすくなってストレージ容量が倍になったのにも拘らずだ。
故に価格面であれこれ言うのはナンセンスだと思う。シンプルにハイスペックなマシーンを安く手に入れたいのであれば15インチモデル買えば済む話。
僕がオススメするのはこっち
圧倒的に16インチモデル。というかこれ以外あり得ない。
確かに15インチモデル(整備済み品)の価格の安さは魅力的。しかしそれよりも大事なのは「製品自体の使いやすさ」に他ならない。そのため予算が許す限りは従来のモデルのあらゆる不満点が改善された16インチモデルをオススメしたい。
ただ逆に言えば「少しでも軽さを求める」代わりに
- バタフライキーボード
- 冷却性能
をトレードオフとして受け入れるか「コスパ第一!」という人はMacBook Pro 15インチモデルの整備済み品でも十分満足できるだろう。正直スペック的には2018年モデルから十分過ぎるほど高いものになっている。
今回の総括
新のプロユーザーは16インチモデルをポチるべし
今までAppleは一度変えてしまったことはほとんど元に戻すことがなかった。
例えば
- Touch IDからFace IDへの変革
- イヤホンジャックの廃止
- 光るリンゴのMacBookの廃止
- USB-Cへの切り替え
- バタフライキーボードの採用
ここ最近だけで見てもこれだけの仕様変更を行なっているが、Appleは殆ど前の仕様に戻すことはしなかった。たとえ前の仕様の方が支持されていたとしても。
そんなAppleが意を決して以前のようなシザーキーボードを採用したりEscキーを復活させた。余程の理由がない限りは買わない手はないだろう?実際に今回のアップデートは多くのユーザーに受け入れられている。
もしあなたが真のプロユーザーであったり、ユーザの声を聞き入れたAppleの姿勢に感銘を受けたのであれば是非MacBook Pro 16インチを手にとってみて欲しい。
今回は以上だ。ではまた次の記事で。